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<ネタバレ>ソレこそ『ジョーズ』と構造的には大体同じというシンプルなアニマルパニック映画であって、だとしたら本来(=技術的制約が何も無いのなら)この「ライオン」がいちばん最初にその役割を担っていても好かったハズ…と思うのは確かですよね(何しろ百獣の王なのですから)。CG技術の進歩によってようやくソレが可能になったのが本作、というコトだと思いますが+映画としては全然フツーにそこそこ面白く観れたのも確かですが、正直(たぶん)相当に苦労した+カネも掛けたワリには⇒ソコまでメチャクチャ面白くもなってなかった…とゆーのが本音であります(=コレならフツーにサメ映画でも好いかな…とゆーか)。しかし寧ろソレは、ジョーズ=サメとゆーのが如何にアニマルパニック映画の主役として優秀な存在なのか…というコトの逆説的な証左だとも(個人的には)思われましたですね。
一つ目は、サメだろーがライオンだろーがキョウビ人間サマが本気を出したら勝負にならない…というコトなのであって、で具体的にはライオン相手だったら銃をチャンと用意しておけば別にたぶん怖くない…というコトなのですよね(何なら近くで銃声を鳴らすダケでも逃げるでしょ?と)。逆に、海に遊びに行くのに(サメが怖いから)銃を持っていく人は恐らく居ない…という一方で、今作ではライオンの生息地に行くのにあまりチャンと武装して行ってない(からこーいうコトになってる)とゆーのがまずは違和感・疑問として感じられてしまいますよね。あと何より、サメってのは近づいて来るのが見えなくて急に襲って来るから怖い…のであって(+水の中だとソレはごく自然なコトとして表現できるのであって)翻って陸の王者たるライオンはどーしたってそーはいかない…つーのがまたウィークポイントではありますよね。もう一つ、連中は我々を「喰い」に来てるのであって、んでその「喰ってる」シーンを直接的に映すのは流石に好くない・無理だとゆーのも重々承知なのですケド、コレもサメは水の底に引き摺り込んでから喰うから(映さなくても)好いとしても、やっぱ陸でライオンが喰ってる=襲ってるシーンそのものが今作ではほぼ映らない…てのは(流石に)ちょっと「見せ惜しみ過ぎ」という様にも感じられてしまいましたですね。
ソコら辺、思ったよりずっと「工夫・調整」が必要=改善の余地が大いに在る、という様に感じられました。個人的には、もう少しライオン側の行動にユニークなアイデアを積むコトは出来なかったでしょーかね?と(生態的な面とかから)。しかしいずれまた、同系統の作品とゆーのは是非観てみたいトコロではあります。期待。