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<ネタバレ>うーん……とりあえずまず、稀代の英雄ナポレオンの立身出世の端緒から~その最期までを(3時間弱で)描く…というある種オーソドックスな歴史・伝記ものでした。なので必然的にダイジェスト的には為ってますよね⇒好く言えばテンポ好く観易いし・悪く言えばどーしようも無く軽い…といった風情で。かつ、その手のヤツとしてもあまり「ポイントを絞る」って目的意識もごく希薄な様に思えてまして、とは言え恐らくドラマ部分に関してはナポレオンと皇后ジョゼフィーヌの愛の行方…みたいなモノをキモに据えてるってトコロかとは思えます⇒ただソレも率直に、別に深い描かれ方をしてたり・或いはユニークなアイデアを仕込めてるって訳でもなさそーに見えていて、だから最後まで観てもそんなに高度な面白みってのは感じられなかったとしか言えませんかね。あと、ダイジェスト的である中で取分け、政治的・軍事的な面での状況説明ってのは特に極めてライトになってまして、個人的にはある程度その辺の前提知識は入れておかないと十分に楽しめそうもないかな…とも感じます⇒目の前で起こってるコトが(世界史用語上で)何と呼ばれてるモノなのか、位は分かる程度に準備しておく方が好いかと。
思ったより全然ポジティブな感想が出て来ないコトになっちゃってますが、それでもまずフツーに相当な大作映画ではあるので諸々の「見てくれ」的な部分はフツーに上質だったと思います(ドラマ部分も戦争アクション部分も)。また特に、結局半分位は戦争映画的な感じでして、中でもオーラスのワーテルローの物量的なトコロは特に結構凄かったと思いました(私がIMAXの特大スクリーンで観たからかも知れませんが)。でもね~~~前述どおり、そんなトコロも含めて(あくまで個人的な感覚として)その中の一体ドレが監督の真の=第一のコンセプト(やりたいコト)だったのかな?てェのがワタシ正直分からないママ観終わってしまったのですよね(=とどのつまり、単に色々とちょっと中途半端な作品だったかな…て気もしちゃってますね)。コレも正直、こ~んな長尺の大作なのに⇒ドラマでもスペクタクルでもロマンスでもなくって、ナンかごくブラックな方のコメディにいちばん近かったかな…て気すらしてる始末でありまして……
結論、重ねて、クライマックスのワーテルローの見応えからすれば、迷うとしたらもう一点プラスするか否か…といった感じではあるのですケド、点数はいったんこの位にしておきます。一つ付け加えるなら、今作と比べるなら私は『グラディエーター』の方が僅差でちょっと上かと思いますね⇒この機に観比べてみよーかな&ほか例の『ワーテルロー』の方も観てみようかな、な~んて。。