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<ネタバレ>旅は人生の象徴・縮図とゆーか、それが非常に分り易く伝わる様な(+それでいてソコまであからさま・押しつけがまし過ぎずにアッサリともして居る様な)手堅い良作だったかと思います。人生は(否応無しに)どこかに向かって進んでゆくモノであって、旅はそれを可視化・具現化する…とでも言いますか(⇒前進・成長や挫折・焦燥、また望む望まざるに関わらぬ人との出会い&別れをも産んでゆく…と)。かなり淡々と進行してはゆくモノの、主人公がフィンランドの人で舞台はロシア、という(端的な)モノ珍しさもあり、私もワリと淡々とスンナリと観てゆけた気がしてますね。重ねて、ユニークと言うよりは⇔手堅いと言った方がしっくり来る様な作品かとは思いますが、十分に楽しめるとは思います。一点、今作は製作も(本国での)公開も2021年で、翌年からのウクライナ戦争は作中の演出には無関係だと言っても好いかとは思うのですが、それでもフィンランドとロシアの歴史的な&現状における二国間関係を鑑みても、ニュートラルに眺めるのが少~し難しくなってしまっている…というコト自体は、やはり少し残念な事象だとは思われますかね。