1.《ネタバレ》 人間全員が石になり3700年後に目覚めて、全ての文明がなくなり、原始時代となった時代で生きていく物語ですが、最初、僕は、科学の知識をいかして色々生み出していくだけの話だと思い、あまり気のりしないで観てました。霊長類最強の高校生とか登場して、非現実的だし、主役の千空のめちゃくちゃ天才でイケイケ系のキャラも、あんま共感できません。でも、途中の科学王国編になって、当初の僕の予想は大きく外れ、この物語がなぜみんなにウケているのか理解しました。実は、この時代には千空達、石から蘇った現代人の他に原住民がいたのです。彼らは言葉も話し、原始的な道具で生活してるのですが、現代の科学の知識はありません。千空はそんな彼らと出会い、過ごすことになるのですが、そこで、ラーメンとか、ガラスなんかの現代では当たり前のモノを色々生み出します。すると彼らは当然のごとくメチャクチャ驚きます。そんなものは想像したことすらないから当たり前なのですが。でも、ここにこの物語の面白さと感動がありました。つまり、いつのまにか、僕は、主役でなく、その時代の原住民の方に共感してしまってるのです。特に、初めて電球を作り、明かりがつくクダリ、あれはヤバい。電球なんてみたこともない人々の夜に、初めて光が生まれる、これは、生まれて初めて触れる現代文明の素晴らしさみたいなモノの忘れていた感動なんかを呼び起こします。原住民たちの感動が、ジカに観てる僕の心に伝わり、なんか泣いてしまいました。そりゃ、みんなハマるわ。この感動はヤバいわ。そして後半の電話とレコードから流れる音楽の感動はそれ以上でした。各キャラ達の魅力や展開自体の驚きとかドンドン加速していき、気がつきゃ、Dr.STONE最高やんってなってました。当然、マイクラなんかで、何かと何かを組わせて作る楽しさを知ってる今の時代の子供もドハマりしますよねー。