1. かくしごと
《ネタバレ》 まさか久米田康治原作のギャグアニメで感動する羽目になるとは、夢にも思わなかったぜ… OPとEDの色遣いが無駄に豪華。 ナンダカンダで久米田作品って、愛されてますねぇ。 [DVD(日本アニメ)] 7点(2020-09-16 05:56:08) |
2. からくりサーカス
《ネタバレ》 燦爛とした太陽のもとで干したふっかふかの布団を、超高度な布団圧縮機にかけたような「からくりサーカス」のアニメ。 構成を作者自身がしているとは言え、この無慈悲な原作圧縮は、ちょっとつらい。 最終話まで観終えて「はぁぁ…ソコソコ面白かったけど、こりゃ及第点以上は付けられんなぁ」と思っていた。 そして、ラスト。人間、しろがね、オートマータ、キャラクター全員による満面の笑顔でのカーテンコール! そのカーテンコールに、思わず超感動。ズルイ!ズルイぞ制作陣!そんな満面の笑みはズルイよ!面白かったですぅ!(陥落) [DVD(日本アニメ)] 7点(2020-05-14 05:46:55) |
3. 風が強く吹いている
《ネタバレ》 十人十色のランナーが、見事な虹彩を放った異色の駅伝アニメ。 絶妙なバランス感覚と、丁寧な心理描写、ぜんぜん不快でない青臭さ、溌剌とした空気感、音楽、諸々、すべてが高水準。 マルチな才能が開花した喜安浩平の脚本と、ハナちゃんのデザインが何しか素晴らしい。(ランナーは!?) [DVD(日本アニメ)] 9点(2019-12-08 02:04:44) |
4. 彼方のアストラ
10点に限りなく近い漫画原作に対して、驚愕するレベルの精緻な「引き算と足し算」をした、監督と脚本の勝利でしょう。 特に、第一話と終盤のオリジナル要素は称賛に値する。 欠けてる点や足りない点、惜しい点も、決して無いわけではないんですが、私的に「彼方のアストラ」は満点の出来でした。 今作に携わったすべてのスタッフ・キャストに感謝したい。 [インターネット(日本アニメ)] 10点(2019-10-07 04:45:58) |
5. かくりよの宿飯
《ネタバレ》 脚本、演出、構成、動画、音楽、キャスト陣、すべてが凡庸。 2クールでやらざるを得なかった(と思しき)原作の尺を思えばさもありなん、なんですけど、全話に亘る平坦っぷりが残念。 第一話から最終話まで、どこにも見せ場がなかったように思える。 そして、キモでもある「かくりよに現世の料理を振舞って無双す!」というお題目の割に、料理の描写が乏しく、気合不十分。全然美味しそうに見えなかった。夜食テロアニメにもなりえる格のある題材だっただけに「なんで料理描写をテキトーに抜いてんだ」と、ちと憤慨。 同系統ともいえる、ファンタジー世界に洋食を振舞って無双す!というアニメ「異世界食堂」の料理描写は素晴らしかったぞ。見習うべき。 [DVD(日本アニメ)] 3点(2019-03-09 05:14:40) |
6. からかい上手の高木さん
《ネタバレ》 高木さんがからかい、西方くんがぐぬぬと腕立てに勤しむ「だけ」のアニメなのに、これが全然飽きないという不思議。 11話の「クリティカル」で一矢報いるも、その功績に気付かずとぼとぼ帰宅の途につく西片くんと、口角を歪ませて精一杯デレをひた隠す高木さんのプリティさに負けた。 最終話の「ハンカチに忍ばせた手紙」を見てジタジタぐるぐるしてた高木さんも、可愛いかった。 ころころ変わる高橋李依のエンディングも、可愛い。 可愛い尽くしか!ぐぬぬ! [DVD(日本アニメ)] 8点(2019-02-04 01:03:08) |
7. がっこうぐらし!
《ネタバレ》 第一話で完全に騙された、ふわふわゾンビアニメの佳作。 ヤンデレ苦手なので、この評価。 [DVD(日本アニメ)] 6点(2019-01-16 02:25:19) |
8. 刀語
《ネタバレ》 月に一度、60分のアニメをテレビで放映するという変則的なテレビアニメシリーズ。 日本各地に散らばった完成形変体刀12本を収集する主人公・鑢七花と奇策士とがめのロードムービー・アニメなんですが、12本でちょうど一年という設定と現実の折り合わせ方が秀逸。 西尾維新らしい言葉遊びやメタ演出を、元永慶太郎の手腕で上手に纏めた時代劇(イイ意味でもはやSF)アニメでした。 人間からも浮世からも離れまくっていた主人公が、徐々に人間として変容していく様が丁寧に描写されており、顛末は清々しい。ショッキングさ、落し所、伏線回収、喜怒哀楽を全て含んだが最終回が見事。 [DVD(日本アニメ)] 9点(2018-05-23 06:18:13) |
9. ガールズ&パンツァー
《ネタバレ》 ミリオタもアニオタもひっくるめて楽しませ、少年マンガ的な王道を真っ直ぐ突っ切った奇跡的なアニメ。 マニアックな考証と島田フカミネのキャラの可愛さが、これ以上ないマリアッチを魅せた。上手に纏め上げた水島努の功績でしょう。戦車ガチ勢の池上遼一や蝶野正洋まで魅了するとは、恐るべし水島努。 蛇足だが、このアニメから「緻密な考証」を引き算したアニメが、ストパンこと「ストライクウイッチーズ」である。 [DVD(日本アニメ)] 9点(2017-12-18 03:06:54) |