1.やくざ対殺し屋、そんな悪対悪の構図はなんだか男の子をワクワクさせる要素があり、そーゆう設定の漫画は数多くあるが、この漫画はそこをもう一ひねりして、殺し屋の設定を猟奇殺人の変態にした所がさらにおもしろい。つまり悪対変態なのである。まー、誰かが思いつきそうなのだが、この漫画のように、やくざをしっかりバイオレンスに描き、変態をよりキモク、また猟奇殺人をより残酷にしっかり描いた漫画はあまりない。変態殺人鬼が一人一人殺していく展開はスラッシャー映画に通じるものがあるが、やられるのが凶悪なヤクザとゆう誰もが観たいとゆう設定がミソ。しかも殺し屋の設定を強力な殺人マシーンといじめられっ子の若者の二重人格にすることにより、凶悪なやくざをどのように殺すのか、見つかった場合はどーなるのか、など先の展開をドキドキさせてくれる。後半にはさらに凶暴な兄弟、実はかなりヘンテコな必殺技をもつやくざのボスなど、最後までひきつけてくれる変態暴力漫画。