1.原爆の実態を初めて教わった作品。
小説などの文字だけのメディアでなくマンガというメディアでなしえる、情報伝達力であり、だからこそ、当時、小学生で有った私にも原爆の恐ろしさを十分に理解することができた、単にマンガと言えない作品である。
だからこそ、マンガであるが、小学校の図書館とかにも置かれている名作である。
作品自体は、その時代に生きたゲンの成長劇であり、原爆の恐怖が如実に書かれた部分は前半の3分の1程度で、その後は、戦後の混乱期を中心とした物語である。
その前半部分がインパクトが異常に強くどうしても後半部分地味目なのが残念な作品である。
ただし、日本人で有ったら一度は目を通して欲しい作品である。