2.子供の頃図書館で読んだ作品。
あまりの面白さに一度読みだしたらもう止まらない。
とにかく鉄平の勝ちに対する執念が半端なく、体格が小さいというハンデを補う為、対戦相手の癖などを予めリサーチしてメモに書き記し、試合中だろうと構わずメモを見ながら戦うというのが斬新で面白かった。
時にワザと遅れて焦らしたり、悪口を言って相手を怒らせたりという悪どい戦法もあったが、小さい体で大きい相手をなぎ倒していく様は実に爽快だった。
毎回、今度はどういう戦法で戦うのかなとワクワクさせられた。
最後の方で、剣道を辞めて急に宝探しに行くぞ!ってなって部員とかも皆付いて行っちゃう展開にはびっくりした。
しかも、洞窟で天井が崩落して生き埋めになるという展開が怖くて、コウモリを食べて飢えを凌いだというのが子供ながらに衝撃を受け、凄く記憶に残っている。
久しぶりに読んでみたくなった。