みんなのコミックレビュー Menu

夕凪の街 桜の国

連載開始2004年
連載終了2004年
コミック数1冊
連載終了
平均点:8.78 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
ドラマ戦争もの
[ユウナギノマチサクラノクニ]
新規登録(2007-11-06)【.】さん

Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
作者こうの史代
掲載誌漫画アクション
出版社双葉社
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)



【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
9.ナチュラルな広島弁が気持ちよい。傑作とまでは思わないものの、できる限り広く読まれるべき作品ではあると思う。私は読み終わった漫画はすぐに売ったり捨てたりするが、この作品はとっておこうと思う。
すらりんさん 7点 [全巻 読破](2017-12-06 13:53:20)
8.《ネタバレ》 原爆の体験を静かに、淡々と描いた力作。
画力はある。物語にも引き込まれる。
本当なら8点つけてもいい出来なのだけれど、個人的にまったく納得がいかないのがこの漫画の『値段』。なんでこの薄さでこの値段になるんでしょう。面白いし、もっと売れてもいい本なのにいまいちマイナーになってしまっているのはこのコストパフォーマンスの悪さが原因じゃないかと思います。作者の責任ではないけれど、売り方を間違えている本だと思う。
さん 7点 [全巻 読破](2009-03-11 17:24:18)
7.しっかりゆっくり読まないと、話のつながりが読めない。コミックという表現が活きているとも思うが、十分、使いこなせていない残念さもある。原爆モノという読み方はしないほうが、よいと思う。
みんな嫌いさん 6点 [全巻 読破](2008-08-01 11:33:05)
6.漫画に限らずこれまで数々の原爆にまつわる作品を読みましたが、これほど衝撃的な作品は初めてでした。頁数は100頁にも満たないし、このテの作品によくある残酷描写もないし、声高に反戦・反核を叫んでいるわけでもない。それなのに後から後からこみ上げてくる、悲しさと希望と感動の入り交じったこの不思議な感覚は……ちょっとうまく説明できないです。言葉による説明を極力配し、「画」の力強さと絶妙のテンポで語り切ってしまう作者の「演出力」にはただただ脱帽するばかり(なぜ映画版はその逆をやってしまうかなぁ?)。
とかげ12号さん 10点 [全巻 読破](2008-05-13 20:59:23)
5.《ネタバレ》 「広島のある、日本のある、世界を愛する全ての人へ・・・」と帯に書いてありましたが、本当にその通りの作品です。世界中の人に読んで欲しい!このお話はとっても短いです。全3話入れても、普通のコミックスの半分くらいの薄さだったりする。でも中身は本当に濃い。とくに「夕凪の街」が好きです。生活感のあふれる、導入部。主人公のセリフや動作、一つ一つが本当に魅力的。お客さん(想い人)が来ても家の中に通せずにお外でお茶を出す。でもちゃんと野草のお漬物(野菜と勘違いする男性に「この辺の特産品じゃ」(雑草だよ)と正直にいう)を出す。途中で起きる嬉しいことと、それを
受け入れられない悩み。そしてその後の・・・・。最後の白紙のページは、漫画史上に
伝説として残りそうな、本当に一言一言が胸に突き刺さるセリフが、言葉少なく
語られます。本当に終わらない物語です。最後のコマのハンカチ・・(涙)
戦争の虚しさを戦争を直接的に描くことなく、誰かを悪者に仕立て上げること無く、
こんなに見事に書いた作品を初めて見ました。子供が大きくなったら読ませたい
ですね。

やわらか戦車さん 10点 [全巻 読破](2007-12-20 14:44:43)
4.《ネタバレ》 最初読んだとき、「夕凪の街」と「桜の国」は別のお話かと思ってた。
細かな、さりげない伏線を通じて徐々に両者が繋がり、三世代に渡る原爆被害者の壮大な物語が見えてくる。
(ラスト近くで河原でお父さんと長々と話しこむ農家の老人は打越さん?やっぱり禿げましたねw)
ともかくも「反日プロパガンダ」とは全く無縁の原爆マンガは初めて読んだ気がする。
控え目すぎて痛々しいくらいですが、きちんと「(原爆を)落とした人」に対するメッセージとなっています。
(ちなみに、原爆について日本を批判する筋違いな意見をたまに見かけます。そう主張する人は、例えばイラク戦争でアメリカがイラクの市街地に原爆を落としたとしても、それを批判する事ができない。核廃絶に何の寄与もしていないようで聞いてて虚しくなります。)
あと作者の何気なくも神経の行き届いた表現力が素晴しい。実に人間観察が巧みですね。   …ところで、東子ちゃんの「言えなかった夢」は「七波ちゃんのような 男 の 子 のお嫁さんになれますように」かしら …野暮ですみません。
番茶さん 10点 [全巻 読破](2007-12-08 20:56:05)
3.《ネタバレ》 作者の作品は『ぴっぴら帳』しか知らなかったので、最初に読んだ時の衝撃はなんとも言えないものでした。あのほのぼのとした絵から描かれる『夕凪の街』の静かなる悲劇、ラストの白コマの連続の中にある何とも形容し難い深い感情のうねり。打ちのめされつつ、そこから続く『桜の国(1)』の変わり様に戸惑い、『桜の国(2)』に至って現在へと続く大きなドラマを見る事になる・・・。読めば読んだ回数分だけ新しい発見があって、コマの端っこに小さく描かれた何気ない物、何気ない事柄が無数の伏線になっていて、非常に高度な作品でもあります。そして、読んだ回数分だけ、最初に読んだ時よりも更に深く沁みてきます。「『やった!またひとり殺せた』とちゃんと思うてくれとる?」から「このふたりを選んで生まれてこようと決めたのだ」までの流れの中に一体どれだけの説得力ある物語が必要でしょう? それをほんの数十ページで描いてみせた力量には感服します。日本人としてこの国に生まれたことをじっくり考えさせてくれる必読の名作です。
あにやんさん 10点 [全巻 読破](2007-11-20 22:46:45)
2.この作品に関しては、上手く語る言葉を持たない。不用意に「感動した」なんていったら申し訳ない気がする。

原爆で亡くなった女性と、後遺症を受け継いだ世代の物語を、何のてらいも交えずに、ただ静かに描く。イデオロギーとも戦後教育とも距離をおいて、あの時代に生きた人とその血を継ぐ人々をごく普通の人間として、ありのままに語る。

やや話が飛ぶようだけど、たとえば誰かから相談ごとを受けているときや重い打ち明け話をされているとき、自分は単純に励ましたり、通り一遍の言葉で応答しないようにしている。それどころか相槌も満足に打てず、黙って話を聞くことしかできないことが多い。このマンガを読んでいるときの気持ちはそんなときに似ていた。

戦争を扱った作品に接するとき、とくに日本人であれば「反戦」や「平和」といった言葉を使わずに感想を語ることは少ないだろう。もちろんそれが間違っているとは思わない。

けれどもこの作品から感じ取れるのは思想という形をとる前の体験であり、普通の生活を送る人としての感情だ。そうしたものを受け取ってしまうと、実感したこともない決まり文句で感想を述べるのは、難しい。まずは黙って話を聞いて、その気持ちを少しでも共有しようとする、素朴な聞き手でいたいと思う。

肉体的に残酷な描写がないだけに、精神的な痛みが染み入るように伝わってくる。それでいて後味は優しく、朗らかだ。折に触れて読み返したい。読み返さなければならない気持ちがする。それでなにが変わるでもないとしても、彼女達のことを知らなければならないような気がしてくる。そんな作品だ。
no oneさん 9点 [全巻 読破](2007-11-18 00:50:20)
1.この作品を読んだ後に、「漫画の持つメッセージの力」について改めて驚かされる。

日本人全員が読めばいいのに!と、思う作品は数あれど、世界中の人間が読めばいいのに!と思わせる作品は、なかなか無い。そして、まさしく、この作品が、それ。

10点では足りない。個人的な点数でいうなら800点位の点数をこの作品に贈りたい。
aksweetさん 10点 [全巻 読破](2007-11-14 01:42:58)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

点数分布 [全巻未読] [全巻読破]
Review人数 9人
平均点数 8.78点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6111.11%
7222.22%
800.00%
9111.11%
10555.56%

Copyright(C) 1997-2017 JTNEWS