1.犯罪被害者が加害者に対して復讐できる敵討ち法なる法律が存在する現代、被害者に代わって加害者を殺す執行代理人なる仕事についた叶ヒロシ、彼は普通の人と違う思考回路で今日も犯罪者を殺すって漫画。正直、主役の叶は狂ってる感じなので、意味が分かんない部分もあるんだけど、仕事中、一見、ボーッとしてて、上の空なんだけど、確実に殺すってところがなんかすごい。相手から、存在そのものを消す特技もあったりするし。視点はつねに叶視点じゃなく、時には彼の同僚だったり、時には犯罪者側だったり様々。叶以外のキャラはわりとまともな描写のでわかりやすい。でも、よくある、殺し屋の痛快アクションを描いたエンターテイナーな感じではなく、また人を描いた感動物語でもない。なんてゆーんだろう、冷めた視点で淡々と描かれる混沌とした日常、ある意味現代の空気感。どこか壊れた感じで殺伐としてるけど、先が気になり夢中で読んでしまう。とにかく、主役はつねに混沌としてます。