1.《ネタバレ》 旦那さんを超える素質の持ち主、息子さんのキャラの強さが半端じゃなくて、他人事じゃなければ笑えない。大笑いしたけど。
一番笑ったのは旦那さんのオムツを替えたあとの行動。アルコール中毒に継ぐアルコール中毒。下手な飲食店より厳密(笑)。
ラストは予想外にぐっときた。さんざん育児に奮闘するようすを読まされてきたせいか、子どもが胎内にいたときの記憶を語るだけなのに、不思議なほど胸に迫る。なんというか、それは今まで経験したことのない種類の感動で、まるで著者の母親としての幸せが伝わってくるかのようだった。
楽しく読める一方で大切なことがさりげなく描かれている。そうしたところは前作と変わず、上手いと思う。