1.《ネタバレ》 愛犬マッハ号の死を悼んで悲しみ続けるわずかちゃん、わずかちゃんが心配で天国から戻ってきたマッハ号、わずかちゃんが好きなのに意地悪してしまう太一君、しゃべるウォンバットのマッハ号Ⅱ号。すこしずつ大人になるわずかと太一を見守る変な動物2匹のストーリーがとてもすがすがしく、そしてちょっぴりほろりでした。
「危険がウォーキング」にあった訳のわからないパワフルさはあまりありません(星里先生も「主人公は暗い」と書いてる(^_^;))が、少年少女の成長を無理なく丁寧に書いた良作です。こののち青年誌に活躍の場を移す星里先生の作風の転換がかいま見える作品でもあり、わたしの中ではこの評価に値する傑作です。