1.播磨拳児の決まり文句「砕けろ! 俺!!」はもう自分でも口グセだからなあ。巻を重ねる毎にイタい奴になって行くけど、けっこうハマるキャラです。
天満も八雲もいいけど、一巻に一度は必ずある沢近のドツボっぷりが毎度の楽しみ。これがなきゃスクランじゃないね。水着相撲トリオも10巻目以降はいい味DASUて来た。本来、軸になってしかるべき烏丸がイマイチなのが…ま、出すぎると『究極超人あ~る』と区別つかなくなりますが。
毒にも薬にもならない内容にありったけのパワーを込める、そういうバカが大好きなオイラとしては、学園モノの中ではアニメ『トラブルチョコレート』と並んで外せない逸品です。
●2009/8/15 追記:
このタイミングにしてやっと全巻読み終わった(レビューしたのは16巻までの段階)。
ラスト数巻のほとんど末期ドストエフスキー(つーかカラマーゾフ)な展開に打ちのめされました。こいつらホント活きてるわ…キャラをないがしろにせず進めてきたからこそやれたクライマックスだったと思います。
実はずーっと、伊織が死ぬ事でラストを迎える(そして八雲の超能力は消え、塚本家は平凡な日常に戻る)と予想していたので、かなり、大きく、裏切られました。
最終3巻は幾度となく涙流したもんなあ…。