1.人々は蜂の巣に見立てた城壁のような建造物に住み、昆虫との合いの子の様な人間が居たり、レトロなロボットが徘徊していたり・・・最初は荒唐無稽なファンタジーですが、段々とこの世界の科学的な必然性が明らかになり、最後にはハードSFの様相を呈してくる・・・近未来SF漫画は数あれど(ネタは伏せますが)こういった世界観は他に無いのでは。故三山のぼる氏の隠れた名作。惜しむらくは、後半のストーリーが世界観の説明そのものになっている事。個人的には謎は謎のまま放置しておく方が好みですが、この話でそれも難しいかも。この辺のバランスって難しいな…と思いました。