1.《ネタバレ》 たまたまアニメを見てはまったので
全巻購入して(残り一巻)、ネカフェで補足して、後は月刊マガジンを見続けていました。
※元々は鉄拳チンミぐらいしか読んでいなかったですが。
最初はのだめカンタービレっぽい話なのかと思いましたが
違いましたね。
映画でもドラマでもそうなんですが
途中から物語を構築していくタイプよりも
最終回までストーリーが練られた上で、
最初から計算されて話が作られていくタイプの話が好きなんです。
特にこの作品は序盤のあの発言であったり
あの行動が説明つく当たりよく出来てるなぁって思います。
なのでラストまで読んだ上でさらに最初から読み直すと
新しい発見が見えるのが素晴らしいです。
また、登場人物が全員魅力的で
それぞれが成長を丁寧に描かれています。
物語的に記憶を残すという事がテーマになっていますが
しっかり記憶に残る作品となりました。
↓ここからがっつりネタばれ。
病院の屋上での会話で、彼女の夢が、公生に伴奏してもらう事が分かりますが、
それとラストの情報から考えてみると↓違った一面が見えるのが、モキュメンタリーの「放送禁止」ぽくて好きです。
・最初の出会い→例の嘘。
・最初のコンクールを誘った理由→公生に自分の演奏を診てもらう為。
・最初のコンクールに行くのを拒ばみそうになった公生の手を握る理由→公生に自分の演奏を診てもらう為。
・最初のコンクールについて審査員の評価よりも渡よりも椿よりも公生の評価→これを聞くことが一番の目的(渡の時は素で公生の時は笑顔)。
・渡を待っていた所で偶然会ったシーン→伴奏をしてもらう為に公生を待っていた。
・学校の屋上での号泣→言わずもなが。
・伴奏の衣装が新調→これに全てを掛けてきたので。
・演奏を中断しても再開した理由→コンクールの結果よりも、伴奏する事が目的なので。
・橋の上で待っていた相手→公生でコンクールに出てもらう為。
・1日の外出の時に待っていた相手→もちろん公生。
と、かをりちゃんの愛情が実は溢れまくってたりします。
渡とクレープ食べてる写真も実は公生を待っていたんじゃないかという予想も付く当たり、計算されてるなぁ。と思います。
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(補足)
最終巻+DVDを購入しました。DVDでは公生の初めての演奏会が映像化されてました。
演奏曲はきらきら星変奏曲だと思ったんですが、違ってました。