3.《ネタバレ》 竹宮恵子の大傑作。竹宮恵子の作品で何度もくり返し読んでいるのはこの作品。読む度についつい全巻を一気読み。ジルベールとセルジュが出会う場面の同性愛の世界についついドキドキして読みいってしまいます。しかし、私が好きなのは、セルジュの父のエピソードの部分です。セルジュの心の強さが父の生き様の反映であるという説得力のあるエピソードとなっています。ここでは、同性愛の世界がでてこないのでノーマルな感覚で読める部分です。●美輪明宏の本を最近読みましたが、同性愛、美少年、ということで共通点を感じさせられました。美輪さんのように、この竹宮作品は、タブーの世界に風穴をあけた作品であったと思います。