1. 聖闘士星矢
《ネタバレ》 オブジェ形態からアーマーに変形して装着できる聖衣、女神を守る戦士たちなどの設定や世界観のアイデアはとてもよく、後の作品に大きな影響を与えた偉大な作品だと思う。主人公側が正義か悪か問われる形で聖域に殴り込みをかける十二宮編までが一番おもしろかった。その後は守るべきものを奪われては取り返しに行くというパターン化が顕著になり、一部のキャラを神聖化する傾向もあいまって「スケールは大きくなっているはずなのにおもしろくない」作品になってしまった感がぬぐえないのが残念。兄弟姉妹コンプレックス、師弟コンプレックスは連発しすぎで微妙に食傷気味。 恋愛描写はうまくないのにあえてその要素を入れたのはがんばった方?(シャイナさん、ジュネさん、ジュリアンあたり。邪武は思慕か恋かよくわからない…)。 女性キャラを出すと恋愛を描かなきゃいけないような傾向は少女漫画に限らず少年漫画でもあるわけですが「主従関係」や「仮面」でコントロールしたのはよかったかな、と。 8点(2009-01-30 23:01:37) |