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プロフィール
コメント数 24
性別 男性
年齢 36歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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1.  HUNTER×HUNTER
これが載っていなきゃジャンプは読まなかった。もはやこれは「天才だから描ける」というより「天才にしか描けない」漫画だと思う。『DEATH NOTE』が「天才対決」ならこちらは「天才たちの世界」とでも言ったところ。どう考えても勝てないような敵相手に気迫だけで打ち勝つ、というバトル漫画が多い中、実力の及ばない相手には策を練って勝利するという納得のいくスタンスが出来上がっている。また、これまでは「修行をきちんと描いているバトル漫画」といえば『ドラゴンボール』だったが、これからは『HUNTER×HUNTER』で決まりだろうと思えるぐらい修行を説得力があり、充実したエピソードとして描いている。さらに、ストーリーの巧妙さに次いで魅力なのは冨樫のキャラの引き出しの広さ。キメラアント編に入っても魅力的なキャラクターが続々登場するし、実際モラウはシリーズ全体で一番のお気に入りのキャラ。G・I編やキメラアント編は一見テーマからかけ離れてるように思わせるが、ゴンとキルアの成長と言う意味ではいずれも重要な役割を果たしている。また、キャラの扱いが酷いという意見も散見されるが、『ワンピース』が悪役に至るまで無意味に不死身を誇るのと比べれば緊張感を高める意味でも十分認められる演出だと思う(実際、仲間の誰が死ぬかわからない)。度重なる休載に作者のモチベーション不足が問われる作品でもあるが、これだけ巧妙な漫画でありながら高いクオリティを維持していられるからこそ読者がついていけるのだと思う(作画もコミックスでは修正されているし)。  追記:アニメも見てみたが、アクションシーンにおけるセリフの処理がなんともお粗末だった。冨樫の文章の構成とセンスは漫画として十分完成されたものであることを再確認させられた。
10点(2008-01-04 17:21:48)
2.  レベルE
『幽☆遊☆白書』でジャンプ編集部と対立した冨樫のガス抜き的作品。「天才的な悪人」ではなく「天才的な意地悪」を主役にしてしまったところが素晴らしい(笑)。読者の予想を見事に裏切る展開や、無駄なシーンが無くテンポよく進んでいく展開はいかにも富樫らしい。食人鬼編の切ないラストでありながらベタベタのお涙頂戴演出を行わずにサラッとどこか哲学的にまとめるあたりも藤子・F・不二雄を髣髴とさせる。しかし、本作や『HUNTER×HUNTER』を読む限り冨樫はとことん「少年漫画的」な展開を嫌う漫画家であることが伺える。だからこそ「少年漫画の範疇でありながら大人向け」な作品を描くことが出来る、今のジャンプ(と読者)にとっては貴重な存在なのだと思う。
9点(2008-01-05 18:11:36)
3.  幽☆遊☆白書 《ネタバレ》 
連載が長引くことで話がマンネリ化し、凡作と化してしまう作品は数多くあるが、連載後期の話のスケールアップによって逆に傑作と成り得た作品は珍しいのではないだろうか。仙水編以降のダークな展開と連載初期からは想像も付かなかった「魔界と人間界の融和」というラストはそれまでの少年漫画にありがちな善悪二元論を否定し、善悪の境を曖昧にして見せた点でも新鮮だった。特に戸愚呂弟と仙水の最後のセリフは絶対悪にはない器の大きさを感じられ凄く印象に残っている。また、飛影と時雨の対決はこれまで見た真剣勝負の中でもベストに挙げたい名勝負。
9点(2008-01-04 19:35:17)(良:1票)
4.  GTO 《ネタバレ》 
結構好きな漫画です。特に神崎と鬼塚のデートから最終話にかけての展開がかなり好きです。でも他の方の感想見たら「後半が酷い」って意見が多くてビックリしました(まぁ確かに余計なキャラやエピソードも多かったとは思いますが)。色々書きたいことはあるのですが、自分のあまりのマイナーぶりがショックでこれが精一杯です。
7点(2008-09-20 22:57:06)
5.  バガボンド
井上雄彦の水墨画調の作画と精神世界は宮本武蔵の範疇を超えて独自の世界を作り上げている。ただ、この手の哲学ものにはありがちなのだが、やや語るに落ちすぎてストーリーを見失いがちなところがある。小次郎編以降はその傾向が顕著で原作付きだけにこの展開の遅さは雰囲気以前の問題だろう。井上雄彦は青年誌に移ってからは娯楽要素を捨てたようにも思える(娯楽に徹するのはドラマを描く以上に難しい)。ただその分、『ベルセルク』と違って続きの気になる作品ではないのが待たされる側としては救いともいえる。
7点(2008-05-21 21:22:02)
6.  NARUTO -ナルト-
第一部は王道的な少年漫画としてそれなりに面白いストーリーだった。しかし、他の連載陣同様、この作品も超長期連載には向かなかったとみえて最近は姑息な引き伸ばし展開やご都合主義がとにかく目立つ。なにより最大の問題点は主人公の当初の目的がストーリーに一向に絡んでこない点である。ただでさえ少年漫画は締めに失敗することが多いが、本作は結末への過程すら曖昧なことがさらにオチを作りにくくしている原因だろう。
5点(2008-03-23 07:37:30)
7.  名探偵コナン
正直、いつまで続けるんだって感じです。ジャンプの打ち切りには批判が多いですが、サンデーの大御所至上主義ももっと批判されてしかるべきでしょう。内容に関しては低年齢層向けのトリッキーな事件が多いですが、その分突っ込みどころも多いです。なにしろ第一話からいきなり実現不可能なトリックを披露しましたからね。そもそも、黒の組織の話も全て纏め切れるのかかなり怪しいです。
4点(2008-08-07 20:03:24)
8.  ONE PIECE
長所:ドラマパートはよく作りこまれている・大掛かりな伏線・キャラの個性が際立っている・テンションを保つのが上手い・作画は細部までしっかり描き込まれている 短所:バトル漫画としては水準以下の出来。『ドラゴンボール』ではイベントを起爆剤にした変身や修行をパワーアップの根拠にしていたが、本作ではそれにも該当するものもない・無意味にキャラを増やしすぎ。それぞれのキャラの見せ場を作ろうとして話を複雑にしてしまっている・緊迫感がまるで無い。キャラが死なない(致命傷を負ってもすぐ全快する)という設定にもかかわらず、キャラを痛めつけることで苦境を作り出そうとしている時点で全く話にならない・作画の構成がいい加減。ゴチャゴチャして何に注目していいか判らない(まるで素人) 自分にとっては欠点ばかり目に付いた作品です。とにかく、空島編以降は読んでいません。「HUNTER×HUNTER」の再開をきっかけに本誌掲載分はまた読み始めましたが・・・
4点(2008-01-04 19:54:35)
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