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小学生の頃からコミックを集めていた(どんな小学生だ)、長年のファンです。
ゴシックホラー風味の一部・二部も悪くないけど、やっぱり「スタンド」概念の登場する第三部以降が素晴らしい。今では特殊能力を扱ったコミックは珍しくないけれど、これが原点にして頂点だろう。 突然手首が吹っ飛ぶ、などのこのマンガにしかない強烈な演出があり、ホラーやサスペンスを猛勉強した著者ならではの作風が形成されている。世界中を飛び回る第三部、苛烈極まる第五部がお気に入り。究極の悪ディオ・ブランドー、殺人鬼吉良吉影など、悪役が愛情をもって造型されているのも成功の要因だろう。 画風に嫌悪感を持つ方が多いようだけど、大ファンである自分ですら「嫌いでは、ないかな」という感じなので、弁護はできない。着方のわからない服、真似したくない髪形、次元のひずみにいるとしか思えない立ち姿など、非常にあくが強いのは確かだ。ギャグマンガでパロディにされることなんかしょっちゅうだし(『ついでにとんちんかん』の頃からすでにやられていた)。でも常に人と違う表現をしようと努力する著者の姿勢は、評価されていいと思う。 【no one】さん 9点(2007-11-01 23:38:32)
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