1.《ネタバレ》 ネットフリックスのアベンジャー型のマーベルヒーローもので、一応マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)との世界観は共有しているけど、映画アベンジャーズとかのつながりはほとんどないドラマ。4人のヒーロー(デアデビル、ジェシカジョーンズ、ルークケイジ、アイアンフィスト)が巨大な悪の組織と戦うって物語。いきなり結論を書くけど、面白かったっす。まず、1話目を観てものの5分でワクワク感が止まんない。これが3話目まで続き、3話目と4話目で、とうとう、それまでにたまったワクワク感と共に脳内ドーパミンが一気に噴き出すほどのテンション上昇。お、おもしれーーー。そこがピークとなり、後は、最終話までその快感で突き進み、最後はちょっぴり涙。ただし、この面白さには理由があります。僕はそれまでに4人のヒーローそれぞれの単体ドラマを時系列順に観ており、それにより生まれた効果なんです。正直、このドラマだけで、ストーリーだけを追うと、そんなに面白いわけじゃない。敵の組織ヤミノテもなんかよーわからん。直接悪いことをしてる描写があんまないので、ワル感があんまない。ヒーローたちのゴタゴタもウンザリするし、結局、みんなでボカスカやるだけかいって感じ。でも、そんなマイナス面なんて軽く吹き飛ばすほど、各シリーズを観ておいた効果が面白さを生み出しちゃってる。いきなり4人を集合させない所もいい。序盤はほんま徐々に進む。普通ならテンポが悪いいつもの感じなんだけど、今回に関しては、それが逆にいい。まず、各ドラマのサブキャラ達が色々出会ったりする。☓☓のドラマに出てた〇〇が、△△のドラマの□□と出会っちゃたでー、このクロスオーバー感、ちょっとずつつ各ドラマが統合される感がたまんない。とにかくワクワクする。そして、各ヒーロー達の出会いもニアミスしたり、そこで出会わんのかーい!とゆうじれったさにさらにワクワクさせられる。そして3話、最高のタイミングで最高にかっちょいい感じで。4人が出会う。うひょーーー!って感じ。正直、5話目以降はそんなにテンションはあがんないモタモタ感なんだけど、出会った時の快感に引きずられ、最後まで一挙に観れた。最終話はさすがに盛り返し、各ヒーローの活躍とサブキャラ達の言動になんかジーンとできた。とにかく、各ドラマに出てきたサブキャラ達がものすごくいいスパイスになっている。各ヒーローのそれぞれの設定をひきずったままのクロストークもいい。デアデビルの苦悩型ヒーロー感、ジェシカのやるきなさげ感、ルークの頼もしさ感、アイアンフィストの子供感、各ドラマを観てきたからこそ、各キャラの造形も理解できる。シーズン2はどーなっちゃうのか、それよりも各ヒーロー達の次のシーズンがどーなっちゃうのかそっちの方が気になります。さらにはパニッシャーも単体ドラマになるみたいだし、ますます混沌としちゃうなー。