1.《ネタバレ》 とある島の村が舞台のドラマ。村の人たちは誰もが、それぞれ抱える事情があって、そんな中、村の教会の神父さんが病気とかでいなくなり、新たな若い神父がやってきて、すると、猫が大量に死んだり、歩けない子が歩けたりと、奇跡や異変が起き始めるってお話。最初、このドラマいったい何を描いてて、何のジャンルか全くわからず、ボーッと見てました。
<ここからネタバレ>、
すると何やら、怪しい生き物的な存在がいたりして、これってやっぱホラーかなって、でも人々の罪とか許しとか、癒しのお話もあったりして、教会の集会のシーンも結構、細かいし。しかし3話の後半に決定的なことがわかります。このドラマは、吸血鬼のドラマでした。それもありふれたモノでなく、イエス様は実は吸血鬼かもしれんかったとか、聖書の中の文言には、吸血鬼的な解釈ができる部分があるってこととか、吸血鬼とキリスト教のツナガリがとても斬新に表現されて面白い。さらに、最後の方では人の死生観について描かれているんだけど、これがまた、なんてゆーか感動。死ぬのが怖い人がいたら、こーゆう考え方もあるんだよってのを教えてくれるみたいな。しかし、ドラマの冒頭からは、予想だにしていない結末で、なかなか楽しめました。