1.《ネタバレ》 爽やかで優良な青春学園スポーツドラマである。
弱小水泳部、若い教師、ダメダメ部員、変わり者コーチ。ベタな筋書きだが、市原隼人、中尾明慶(good!)ら出演者が、ドラマの中で男子シンクロを実際に習得していくのは見どころだ。最終発表会の5段やぐらは、筋書きないドラマだったのだろう。石原さとみらが祈るように見守るシーンや、演技終了後、感極まって肩で息をしながら号泣し顔面管理が不能となった市原らの様子は心を打つ。それが本当か演出か、は関係ない。ただシンクロ演技の途中に、他のキャストの話が挿入され演技シーンが中断されるのはよろしくない。視聴者をイラつかせるのはngだ。また最終話、出演者全員の顔のおさらいシーンもいかがなものか。(当時の学園ものは、この手のおさらいが多い)
陰湿なイジメや奇をてらった学園ものも多いが、こんな爽やかドラマがあっていいだろう。福山雅治の「虹」がドラマに華を添えている。