1.《ネタバレ》 地元局で放送していたので、久しぶりに通して見ました。序盤はこうしたヒーローものの作劇術が確立していないためか、いまいちのところもあるのですが、中盤以降面白くなってきます。コメディとシリアス、科学性とファンタジーなど、バラエティに富んだ作品が並んでいて楽しめます。それと、改めて感心したのは特撮。これだけのクオリティのものを毎週放送するというのは、今見ても無茶としか言えません。手塚治虫は、『鉄腕アトム』放送にあたってリミテッド・アニメで妥協したわけですが、円谷英二は一切妥協なし。それでもピアノ線が見えているところがあったりして、苦労がしのばれます。しかし『アトム』同様、これが放送できたので後進の方々はさらに苦労する羽目に陥るわけですが……。