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ブレイキング・バッド

Breaking Bad
2008年【米】 第1シーズン[全7話]
平均点: / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス犯罪もの
[ブレイキングバッド]
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放送開始日(
放送終了日(2008-03-09)


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キャストブライアン・クランストン(男優)ウォルター・ホワイト
アーロン・ポール(男優)ジェシー・ピンクマン
ジャンカルロ・エスポジート(男優)グスタボ・”ガス”・フリング
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3.《ネタバレ》 昔、『天国に行けないパパ』という映画がありまして、自分は末期がんだと勘違いした刑事が、家族に金を残すために殉職しようとするがなかなかうまくいかず、それどころか捨身であるがゆえに多くの手柄を挙げてしまうというコメディだったのですが、本作からはそれに近い印象を受けました。
主人公は小市民で戦闘能力は限りなく低いが、死への恐怖が薄いために度胸とハッタリを武器にマジのヤクザ相手に善戦し、数々の危機を乗り切ってしまうという痛快さ。また、ハードな現場に不慣れな者が、右往左往しながら事態への対応を手探りで考えていく姿の滑稽さ。こうしたものがしっかりと描かれており、笑ってハラハラさせる上質なエンターテイメントとして仕上がっています。特に、クレイジーエイト殺害に係る一連の展開は当シリーズの本質をよく表現したもので、ウォルターとジェシーはクレイジーエイトを捕えるもののその殺害には消極的で、本来は敵である彼を殺さないで済む理由を必死に探そうとする倒錯したやりとりが笑わせました。ウォルターとクレイジーエイトは一時的に打ち解けてほのぼのとさせるものの、ヤクザの世界はそれほど甘いものではなく、最終的にはクレイジーエイトを殺さざるをえなくなるという冷酷な着地点もよく考えられており、二人が片足突っ込んだのは修羅の道であることを視聴者に対して強烈に印象付けます。本作における人の死は軽いものではなく、それは生き残った者の心に確実に傷を残していきます。こうした倫理観も本作の味となっています。
また、本作はホームドラマでもあり、アメリカの医療制度の問題点や、終末医療のあり方を考えさせる社会派な一面もあります。さらには、組織論や意思決定論といった経営学的なモチーフがそれとなく登場することもあり、製作者の知見がたっぷりと込められた見応えあるドラマとなっています。他のアメリカドラマと比較するとビックリ仰天するような急展開はなく、勢いという点では見劣りするのですが、安易な視聴者サービスを排除したゆえの堅実な作りには好感が持てます。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 7点(2016-05-24 09:06:29)
2.《ネタバレ》 Netflixで視聴。シーズン5最終話まで観た。面白い。
タイトル画面までの数分の部分がいいよね。過去だったり未来だったり。
スピンオフのドラマもあるようなので、そちらにも期待。
あずれもさん [CS・衛星(吹替)] 9点(2016-04-23 20:55:15)
1.何か面白い海外ドラマはないかという問いに、必ずあがる作品の一つで、imdbでもゲームオブスローンズに並んで9.5/10と評価が高く(8以上はたいがい面白い作品と言われている)、特に海外ドラマ通や業界関係者の評価が異常に高いドラマである。ドラマは完全な続き物で、シーズン5(シーズン5は前編と後編に分けられているが、日本では後編はファイナルシーズンになっている)で完結しており、海外ドラマにありがちなシーズン最後はグダグダで終わるとゆう事はなく、全体で一本の映画のように、最後までよく出来た脚本であると言われている。では、どんなドラマかというと、簡単に言えば、ピカレスクである。いわゆる、ワルや犯罪者が主役の、自分の生き様を見せつけるってゆう系のドラマ。ただ、このドラマが面白いのは、この主役のワルがよくいる普通のワルじゃないって所がミソ。主役のウォルターは、どこにでもよくいる50歳のなさけなーい感じのおっさんである。高校の化学の先生で、生徒には授業中なめられ、それだけでは生活がままならないので、洗車屋でオーナーにガミガミ言われながらバイトもしてる。一応、結婚しており、奥さんは妊娠中だけど、完全に奥さんの尻にひかれており、高校生の息子がいるが脳性麻痺で杖がなきゃ歩けない。温厚で真面目を絵にかいたような人物で、この男のどこをどうとっても犯罪者やワルには結びつかないのである。そんな男が、お話が進むにつれ、普通の今までのしがないおっさんの生活を続けながら、裏では警察どころか大きなギャング組織や裏社会にまで、一目おかれる伝説の怪物的ワルに変貌していくのである。表面は50の真面目で貧相なおやじ、だが裏ではとんでもないワルへと変貌、しかも多くの人がそれに気づかない。これがこのドラマの面白いポイント。では、なぜそうなれたか?彼は化学の先生である、そして普通の人より優れた化学知識があったのだ。この知識が武器になったのだ。このドラマのタイトルロールには元素記号が使われた演出があるが、それはそーゆうことである。ただし、この男、もともとワルの素質はあったのではないだろうかとも思える。それに50歳で自分が追いつめられるまで気づかなかったのだ。とにかく、そんなわけで、このドラマは一般的なわかりやすいハラハラドキドキの娯楽作品ではない。だから観る人にはよっては、噂ほど次から次と観たくなるほどハマらないかもしれない。正直、僕も、シーズン1の1話以外とシーズン2、3は面白いんだけど、別に途中で観るのをやめれるくらいの勢いであった。淡々とした生活シーンも多いし、ワルへの変貌もものすごくゆっくりなので。ただし、シーズン1の1話目はかなり面白かった。冒頭のパンツいっちょうでガスマスクのおっさんが、キャンピングカーで暴走ってシーンは見た目もインパクトあるし、なんでそんな感じになってもーてるのかすごく興味が引かれ、その後、過去に話がもどるんだけど、全然、退屈ではなかった。あと、さすがにシーズン4と5は、物語のクライマックス部分にさしかかるので、次から次へと観てしまうほどハマってしまった。脇のキャラも味がある。もう一人の主役と言えるほどの存在のピンクマン。彼はウォルターの元教え子なんだけどチャラいジャンキーである。しかし彼はドンドン過酷な体験をして彼も変貌していくのである。彼とウォルターの奇妙な関係性は、ある意味、一番ハラハラしてしまう。そしてウォルターの最大のライバルのガス。シーズン2の後半に登場するが彼の登場で物語にグッと緊張感が生まれた感じになる。冷酷で狡猾しかし見た目が温厚ってところはウォルターに重なる部分がある。あと忘れちゃならない弁護士のソウル。やっぱ大物ワルには弁護士の存在がなきゃってことで登場。一見お調子者のコミカル担当なんだけど意外に有能で道理をわきまえた奴で、彼の登場によりウォルターの世界がグッと広がった感じになる。ソウルは人気のキャラなのか、彼が主役のスピンオフのドラマもある。他にも沢山いるけどウォルターを中心に彼らの視点でも物語が進行するので、一種の群像劇っぽい所もある。とにかく、ワルなんだけど主役のウォルターに感情移入してしまえば、悪いことをしてしまってバレやしないかとゆう、ばつの悪いドキドキ感と、どんどんひどくなる主役の振るまいに、そんな主役を応援している背徳感が観てる者の精神を上げたり下げたり何とも言えない気分にさせてくれて、それでいて最後まで見ると、ウォルターの生き様に何とも言えない感慨的な気持ちにさせてくれる犯罪ドラマ、誰にでもおススメって感じではないけども、ピカレスクが嫌いではなければ観てもいいかも。僕は最後まで観てかなり良かったし、みんなが絶賛するのにも納得なので、この評価。
なにわ君さん [DVD(吹替)] 10点(2016-04-09 01:59:08)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 8.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7133.33%
800.00%
9133.33%
10133.33%

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