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ザ・チャンバラさんのレビューページ
プロフィール
コメント数 32
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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1.  闇金ウシジマくん 《ネタバレ》 
登場人物は全員キャラが立っているし、複数エピソードを同時進行させるという構成をとりながらも、そのすべてのエピソードが面白いという神業的な内容となっており、このseason1を基礎として長期シリーズ化したことにも納得がいきました。 金に絡んだドロドロを題材としつつも、時に人間の良い部分を見せるという匙加減も素晴らしく、特に久美子と健介のエピソードにはかなり感動させられました。高額に膨れ上がった借金の返済ができなくなった健介は、恋人の久美子を沖縄の風俗に売るか、自分自身がロシアンマフィアに売られて漁船で死ぬまで働かされるかの選択を迫られ、久美子を売るつもりで彼女の部屋を訪れます。すると、前々から自分が欲しがっていた高額なスニーカーを誕生日プレゼントとして久美子が買ってくれていたことに気付き、自分の不義理を反省。健介は黙って漁船に乗る道を選択しました。ゲスな人間が人間性を垣間見せる一瞬の輝きほど美しく感動的なものはありません。本作は、そうしたものがちゃんと描けているので素晴らしいのです。
[テレビ(日本ドラマ)] 8点(2017-01-31 01:01:35)
2.  闇金ウシジマくん 《ネタバレ》 
開始当初よりかなり攻めていたこのシリーズも、season3ではヤバさがMAXに到達しています。働き盛りの年齢なのに、仕事をしたくないからと言って安易に生活保護を受給しようとする小瀬ちん。案の定断られると、今度は某左翼政党の運動家らしき人物を引き連れて市役所に乗り込み、「揉めると面倒くさいから支給しとくか」という理由で生活保護を勝ち取ります。さらには、一般社会で生きていけない無職を上から目線でこき使うNPO法人の代表者までを登場させ、世間一般では正義とされている人々の化けの皮を剥がしていきます。また、顔は綺麗なのだが明らかに知的障害のある希々空や、バッチリ入れ墨の入っているヤクザ・柏木など、今のテレビでは映すことをためらうようなサブキャラもどんどん投入。よくぞここまで踏み込んだものだと感心しました。 そして本シーズンの核となっている上原まゆみの洗脳エピソードですが、こちらも地上波で放送されたものとは思えないほどのエグさでした。占い師に頼りがちな心の弱さを突かれて生活をどんどん浸食されていき、結婚詐欺師に家族もろとも家を乗ってられてしまうまゆみ。ヤクザ者同士の暴力や殺人は頻繁に登場してきたこのシリーズですが、一般人がここまで明確な犯罪行為に巻き込まれるエピソードは珍しく、その衝撃度はかなりのものでした。また、結婚詐欺師役を演じる中村倫也のねちっこい演技や、アイドル出身とは思えないほど気合の入った熱演(ラスト2話はほぼ下着姿)を見せた光宗薫の努力もあって、一秒たりとも緊張感が途切れることがなかった点も高評価です。前シーズンまではAV女優を多く使っていたために演技力には目を瞑る必要があったこのシリーズですが、本シーズンに関してはそうした見る側の匙加減が不要だったことは有難かったです。 問題は、どのエピソードにもウシジマがほとんど絡んでいなかったという点であり、私は山田孝之の演じるウシジマが大好きなので、彼の活躍をもっと見たいところでした。さらには、season1では硬派だった柄崎のキャラがどんどん壊れていったことや、高田が空気同然の存在感だったこともマイナスであり、カウカウファイナンスの面々は総じてうまく動かせていません。綾野剛に至っては本編にまるで関与しておらず、彼の登場シーンはファンのための顔見せ程度だった点も残念でした。
[テレビ(日本ドラマ)] 7点(2017-01-31 01:03:09)
3.  闇金ウシジマくん 《ネタバレ》 
Season1では視点人物である片瀬那奈の存在が大きく、一般人とほぼ近い彼女の感性こそがド底辺の特殊な世界と視聴者との間の橋渡しをしていたのですが、彼女を失ったseason2以降は視聴者の感情の受け皿がなくなっています。これは痛い損失でした。また、群像劇に近かったseason1とは対照的にエピソードの数が絞られており、正攻法の努力もせずに漠然と芸能界入りの夢を見て地獄に落ちる中田のエピソードが核とされている点も、私にとってはイマイチでした。芸能界に憧れる若者という一般人とはかけ離れた個性を持つ中田よりも、サラリーマンや主婦がちょっとしたきっかけからドツボにはまっていくseason1のようなエピソードの方が闇金というテーマには合っていたかなと。 ただし、良かった点もあります。パチンコ中毒者の様子がかなり克明に描かれていたり、「You、○○しちゃいなよ」と某大手芸能事務所社長のような口ぶりで若い男をたぶらかすG10(ゴトー)というキャラクターが登場したりと、普通のテレビ番組では考えられないような危険な描写にまで踏み込んでいるのです。この作り手達の根性には恐れ入りました。
[テレビ(日本ドラマ)] 6点(2017-01-31 01:02:12)
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