みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
5.マーティン・スコセッシ監督が贈るサイコロジカル・スリラーで、見る者の心に深い余韻を残す不思議な作品。 物語は、連邦保安官テディ・ダニエルズが、失踪事件の捜査のために、孤立した島にある精神病院「アッシュクリーク」へと赴くところから始まる。 一見、普通の捜査ミステリーのように見えるのだが、次第に島の中で起こる不思議な出来事や、 テディ自身の心の中に潜む暗い秘密が次々と浮かび上がり、現実と幻の境界が曖昧になってくる。 その感覚は探偵小説の映画版という感じで物語はすすんでいく。 映画は、事件の捜査だけではなく、テディの過去や心の葛藤、そして精神状態を丹念に描く。 細かい伏線が随所に散りばめられており、 観る者も最初感じていた筋道から微妙に外れていき、主人公と同じく迷い出し引きずられていく。 これにより、観る者はまるで『メメント』を見たときのような、心に不思議な感覚と疑問を抱かされる体験がはじまる。 シーンごとにナゾがふかまっていくのだ。 レオナルド・ディカプリオが演じるテディは、強い使命感を持ちながらも、どこか影を背負った複雑な人物として描かれ、 彼の表情や小さな仕草には、調査が進むにつれて増していく内面の葛藤や苦悩がにじみ出てくる。 テディを取り巻く他の登場人物たちも、それぞれに謎めいた存在感を持っており、映画全体の雰囲気をより一層深くしていく。 単なる事件解決型のミステリーに留まらず、人間の内面や記憶、そして罪悪感といった普遍的なテーマに鋭く迫る。 ちなみに『Shutter Island』は、閉ざされた世界であることを表現し、 秘密や謎が隠されているという直接的な意味があるのは皆が感じるとこだが、 アナグラムで解くと 『Shutter Island』の文字を並べ替え「Truths and Lies(真実と嘘)」になるという説もある。 意味が深い題名だ。 これはネタバレはダメだね 【そくらてつこ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2025-03-09 13:24:55) 4.予備知識ゼロで見始めて、最後まで真相に気づきませんでした。自身の鈍さに落胆しつつ、「こういう映画は素直に騙されてナンボだろう」と言い聞かせてみたり。 それはさておき、傑作です。全編にわたる鬱々とした雰囲気もいいし、何が起きるかわからないという緊張感もいい。たびたび挿入される回想シーンも、好奇心をそそります。〝ディカプリオの穴〟は、なかなか深淵にして悲惨。同情せずにはいられません。 ただ唯一、奥さんに何があったのか、もう少し深く知りたかったかな。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 8点(2016-05-03 21:02:46) 3.この展開、どこかで見たなあと思ったけれど、keijiさんのレビューを読んで納得。「ドグラ・マグラ」でした。結構楽しめた。 【カタログ】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2011-09-14 14:28:21) 2.ラストシーン、レオナルド・ディカプリオの演技・・・。最高でした。彼はどんどん素晴らしい俳優になっていってますね。 【あるまーぬ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-27 00:49:16) 1.面白かった!!確かに冒頭のアナウンスは不要かと思いましたが、見終わって数時間たった今、「都合のいいように解釈するものです」とかいう言葉は、確かにそうかも知れない、と思うようになった。未だ私は真相がはっきりとはわからない。ただ、何分で謎解き、とか言う話ではない。 映画全般、映像も音楽も、そしてそれほど好きではないデカプリオもとてもよかった。ちょっとショッキングな映像が多いですが。映画としてとてもよい映画。でも、誰も彼もにお勧めしたい映画ではないかも。「謎解きしてやろうー」と意気込んでみないほうがよいです。 【しゃっくり】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-05-02 00:03:38)
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