みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
67.現在43歳、自分が1歳の時に公開された映画史上においてあまりにも有名で、世界中から愛されるSF映画を、初めて鑑賞することになった。 年末年始、地方のスクリーン事情では、あまり目ぼしい劇場公開作品が無くて、特別上映されていた本作が2025年最初の劇場鑑賞作品にもなった。 何よりも、この映画の“初鑑賞”を劇場で、しかもIMAXで体験できたことは、個人的な映画ライフのトピックスになり、とても幸福なことだったと思える。 多感な少年が、迷い込んだ異星人と出逢い、友情を育み、大人たちの干渉から逃れ、自転車で宙を駆け、感動的な別れに至る──そんな物語。 “初鑑賞”とはいえ、真っ当な映画ファンのはしくれとして、本作がどういう作品なのかという「情報」は、ほぼ熟知してしまっていたと言っていい。 おおよそその“知識”通りに映画は展開され、様々な場面で何度も目にしたことがある有名な数々のシーンを、映画鑑賞として初めて観た。 分かりきった展開、見覚えのあるシーンの連続であるにも関わらず、映画そのものへの愛おしさに溢れる世界観と、クライマックスの高揚と感動に対して涙が滲んだ。 CG以前のクリエイティブによる異星人の造形は、文字通りに“魂”を吹き込んでいる。 決して生命を表現する物体としてリアリティがあるわけではないし、精巧なわけでもない。 それでも、少年と出逢い、心を通じ合わせる“E.T.”には、キャラクターとしての息吹があり、この映画のテーマをちゃんと成立させている。 今や、実際は存在しないものを映像世界の中で息づかせ、“登場人物”として成り立たせることはあたり前のことであり、“人間”の造形すらCGやAIに取って代わろうかという時代だけれど、その映画史的な文脈の発端には、この映画が確実に存在するのだろう。 スティーヴン・スピルバーグの映画の中でも、特にファンタジー性に溢れ、どちらかというとウェットな映画世界に見える。子どもから大人まで楽しめるファミリームービーであることは間違いない。 けれど、少し俯瞰して作品を振り返ると、やはりそこにはスピルバーグ監督ならではの少しドライな“視点”も含まれていたように感じる。 特に印象的だったのは、作中での“大人”の描かれ方だ。 本作では、終盤に至るまで、主人公の母親以外の“大人”は「表情」が映し出されない。迷い込んだ異星人の足跡を追う者たちや、学校の教師など、確実に意図的にその顔を映すこと無く描かれている。 それは、子どもたちの視点から見た大人たちに対する不穏さや、ある種の恐ろしさを表現すると同時に、子どもたちも、大人や社会に対して理解せず、狭い世界観の中で生きているということを表していたように思える。 表情を隠された大人たちの言動は、一方的で横暴なように映っていた。しかし、終盤に入り、彼らの表情が見えてくると、当然ながら彼らもそれぞれの理念や信念を持って対応しているということが伝わってくる。 主人公をはじめとする子どもたちは、異星人との交流と同時に、大人たちの「表情」から伝わる葛藤や苦悩にも触れ、成長をしていく。それは本当の意味で、“未知なる世界”へと視界が広がったことへの証明だったのだろう。 子どもたちと大人たちの関係性を一方的で類型的な描写に留めず、客観的な視点によって描き出した様が、とても印象的だった。 それはまさに、先日鑑賞したばかりの「フェイブルマンズ」で描かれた、スピルバーグ本人が自身の家庭環境を俯瞰して捉える様に通じていたと思える。 ストーリー展開的には全体的に大雑把で、なぜそういう展開になったのかと疑問符が生じる場面も多々あったことは否めない。 ただそういう粗削りな側面も含めて、大巨匠が映画史における新たな時代を作り出そうとする黎明期の作品であることを感じさせた。 あ、あと主人公の妹役のドリュー・バリモアが天才少女すぎた。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2025-01-27 17:37:23) 66.子供の頃、映画館で立ち見で見て以来2度目の鑑賞かな。 そういえば、当時ガチャガチャでE.Tの頭の部分の、出来の悪いフィギュアが出たので、自分の部屋に飾ってました。 小学校では友達同士で「人差し指」と「人差し指」を合わせて、「ET」「ET」と言い合うポーズが流行ってました。 さて、映画の内容は、記憶の中の物とは少し違っている部分も有りましたが、この作品の素晴らしさを感じられました。 最後のほうは強引なシナリオではあるものの、スピード感もあり、心温まる良作でした。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 8点(2020-12-26 02:46:11)(良:1票) 65.この映画は子供向けなのか?大人向けなのか?子供の頃劇場で見て、学生の頃にTVで見て、大人になって衛星で(アニバーサリー版)見て、この度17年ぶりに再見。子供や学生時代は正直面白いとか感動した印象はあまりない。こんなの子供向けの幼稚な映画じゃん!という大人ぶったイキがった気持ちがあったのかもしれない。 大人になって見ると、子供目線と大人目線の両方で見る事が出来て、大人への不信感を理解できる大人という見方が出来るようになる。子供の純粋性というのは子供には理解できないし、純粋性を失った大人になって初めて理解できるものなのかもしれない。(ちなみに、子供の残酷性は残酷性を持った大人になって理解できるのかもしれない) そして更に年を取って見ると、大人目線の比重がより高くなる。大人と言っても多種多様で、子供に銃を向けてもいいと思う大人も居れば、子供は常に守るべき存在であると思う大人も居れば、子供の心を持ち続けている大人も居いるという事がわかってくる。たぶんスピルバーグもこの辺の逡巡があって、アニバーサリー版を製作したのだろう。他方、冷めた見方をすればストーリーはたいしたことないし、映像と音楽の一体化したパワーで引っ張っているだけとも言えなくもないが、映画を総合芸術と位置づけるのであれば、それはそれでいいのかもしれない。 今後さらに年を取って見る事があるのかもしれない。その時はどういう印象を持つのだろうか?映画は見る年齢や時代状況によって見方や解釈は変わる。子供の頃にこの映画に出会って、自身の成長と共に解釈を変えつつ一本の映画を見続ける事ができるというのはたぶん幸せな事なんだろう。だから「ここ何年間で最高の作品」とか「1年で一番の映画」といった評価は難しいように思える。そういう意味では稀有な作品であると言えるのかもしれない。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-31 01:43:12)(良:1票) 64.BSプレミアムでやっていたので、本当に久しぶりに見ました。 初めて見たのは、初公開から数年後のリバイバルで映画館での鑑賞です。 子どもと一緒に、家族そろって楽しめるSFファンタジーの名作だと思います。 徹底的に子ども目線なのがいい。あんなに簡単に当局の追跡をかわせるものではありませんが、それでいい。 自転車が宙に浮かび上がり空を飛ぶシーンの爽快感。その時の子どもたちの目の輝き。ジョン・ウィリアムスの心が躍るような音楽。 今、お金をかけてリメイクすれば凄いものが出来上がるだろうけど E.T.に関してはこのままで大切に置いておきたい、何故かそんな気がする映画です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-12-31 12:13:36) 63.これはもっと子供の時に観たかった。でも名作には違いないです。自転車のシーンやラストシーンには不覚にもうるっときてしまいました。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-30 03:21:37) 62.もう名作ですからね。 【longsleeper21】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-11-11 09:47:32) 61.友情に涙。絶対に外さない作品です。 【zack】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-03 12:08:22) 60.子供の頃に見ていたらもっと感動できたのかもしれませんが、この年で初めて見てもこの作品が名作たりえる理由というのは存分に感じられました。話の規模が大きいわけではないのに、壮大に感じられる世界観。音楽がいいんでしょうね。そして友情とか、兄弟・家族とか、子供に大切にして欲しいテーマが随所から伝わってきます。最近はこういうファンタジーってアニメ映画の特権みたいになってますが、これほどの作品はやはり生の人間の演技でしか作れないでしょう。まさしくファンタジーの金字塔。 【QUIZ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-26 22:43:58) 59.当時、大学生でした。お恥ずかしい話ですがたくさん涙が流れました。量的には恐らく過去最多で、その記録はまだ破られていません。4ヶ所くらいあるけど、どこで泣いたかも覚えています。今思うと、泣けたシーンは必ず音楽の盛り上がるシーンと重なっています。しっかり計算されたお涙演出だったってことですね。最高点を付けてもおかしくない映画ですが、何故か何度も観たいと思わないんですね。それで、この点数にしてあります。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-20 00:51:36) 58.最後は涙が出ました。良い作品です。 【十人】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-14 18:26:56) 57.子供騙しと呼ばれようと商業主義の映画と言われようと、ラストの別れのシーンでE.Tが少年に「一緒に行こうよ」と言う台詞に涙がこみ上げてきた私は、この作品は心温まる名作だと評価してあげたいです。毎年観る映画ではないけど、笑いあり、ハラハラドキドキあり、涙ありのヒューマンドラマだと思います。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-03 16:20:10) 56.仕事中にどこからか聞いたことのある曲が。そう、それはE.T.のテーマ曲だった。懐かしさとともに鳥肌がたった。空を走る自転車、あのアメリカの風景、そしてE.T.のあの奇妙なキャラクター。ああ、もう一度観たい。今度の休日はホームシアターでE.T.だ! 【珈琲時間】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-22 21:57:34) 55.「 草むしり 取り残された 宇宙人 ホームシックは チャリをも飛ばす 」 詠み人 素来夢無人・朝@映画館で5回は観た 【スライムナイトのアーサー】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-11 08:54:57) 54.すばらしい。感動作です。 【ペンギン王】さん 8点(2005-02-21 15:27:08) 53.この作品でドリュー・バリモアのファンになった俺って…。いや、もちろん、公開時に劇場で観たんですけど。自転車が浮かぶシーンは何度観てもゾクゾクします。これぞファンタジー、これぞスピルバーグ。 【金子淳】さん 8点(2004-07-15 02:07:37) 52.言わずと知れた大人気有名映画であり、自転車で空を飛ぶシーンは超有名。主役のE.T.は見た目が気持ち悪いのにストーリーが進むにつれて次第にかわいく見えてくる。流石名監督と言えるような面白い作品になっているとともに、作品で何を言いたいのかというのも良く伝わってくる。彼の作品は激突、ジョーズやジュラシックパークなど恐ろしい作品やシンドラーのリストなどの戦争モノの作品もあるが、それら全く別のジャンルの作品を上手く作り分ける事が出来るのは、スピルバーグのすばらしい才能だと思う。大抵の監督はどれも同じような作品になっちゃうからね。 【くうふく】さん 8点(2004-07-06 07:14:42) 51.云わずと知れたスピルバーグの異星人と人間の少年との心の交流を描いた名作。 82年当時、日本でも大ヒットしたようです。 夢いっぱいです。ファンタジーです。子供の頃に見て夢中になりますわそりゃ。 それまでのSF映画界では異星人というと、人間の存在を脅かす恐ろしい存在 として描かれ続けてきたわけですが、これができてからというもの映画界では 忌むべきものとして描かれてきたいろんなものが人間(の子供)と友達になりましたね。 宇宙人はもちろんロボットやらお化けやら何やかんや・・・。 それをここまで感動的にファンタジックに仕立て上げてしまうスピルバーグはやっぱりすごいです。 一級のエンターテイナーです。 子供たちが追っ手から逃れるためにE.T.を乗せて自転車をこいでいると、E.Tの超能力で 自転車が空を飛んでそのシルエットが画面いっぱいの満月に重なるシーンは今見ても感動します。 思わず自分もエリオット少年よろしく「飛んでるー!ET!僕、空を飛んでるよー!」と舞い上がって 「飛んじゃってるのはお前の脳みそだよ。」と突っ込まれてお終いですが、 それだけあのシーンには高揚感があります。AMBLINのロゴにも使われていることから監督本人もお気に入りなのでしょうか? あと、この映画でまた素晴らしいのがジョン・ウィリアムズの音楽です。 先述の空を飛ぶシーンの音楽がまた良いです。煽ります。あのフレーズを聴くともう 思い出すんですよ。映画の場面を。 さすが総合芸術と言われるだけあって、映画にはいろんな楽しみ方があります。 いやー映画って、本当に素晴らしいものですよね。(水野晴郎風) 【Higi and Dry】さん 8点(2004-06-17 20:23:05) 50.少なくとも今現在の私は、醜く愚鈍で弱々しい異星人とは交流できない。子供の頃なら、まだしも…であるのが、この作品の経絡なのかもね。もう、自転車では空に飛べない世代になってしまっている自分に気付く。そんな事思い出してみても寂しくも悲しくも無いが、当時この作品を楽しく見ていた頃の純粋な自分も、確かにいたのだ。そういう思い出になり得る、上等のファンタジー。子供には、見せときたいなぁ。 【aksweet】さん 8点(2004-06-09 22:55:29) 49.何回も観たなぁ・・・小学生くらいの時、ETに会いたかったなぁ。UFOを木の板で作ろうとしたもん。 【ゲソ】さん 8点(2004-06-02 00:58:48) 48.子供の素直な気持ちが伝わってきて感動してしまいました。E・Tと一緒に自転車で空を飛ぶ名シーンなんて最高です。いつも涙してしまいます。この作品を見るたびに子供の頃はよかっなーなんて感じちゃいます。音楽も最高ですよね。 【ゆきむら】さん 8点(2004-03-17 02:45:00)
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