みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
72.《ネタバレ》 2回目。15年前、中学生の頃に見たきりでしたが、大人になって、自分の夢と能力の限界が見えてきたこの頃、どちらかといえばサリエリ側の私にとって、ぐっとくるものがありました。どうして努力と献身が報われないのだろう。どうしてこんなやつが・・・って、凡人の心理よーくわっかります。その一方、モーツァルトの才能を愛し嫉み憎むという複雑な感情もよーくわかります。よーくわかるように出来ているんですね。分かりやすいけど人間の気持ちの奥深さが失われていない。うそくさくない。ばりばりアメリカ英語がちょっとナンだけれどほんとによくできた映画だと思います。 【のりもちあつあつ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-02 00:47:14) 71.小学生の時にNHKで放映されたのを観てどっぷりはまった。すごい衝撃! それから20年・・何度観ても楽しいし飽きない、すごい作品だ。 【のりぱぱ】さん [地上波(字幕)] 9点(2006-05-02 00:07:57) 70.《ネタバレ》 20年ぶりに再見。 当時はかったるい映画だなぁと思ってたんだけど、今見たらもの凄い名作ですねぇ。 ヤバイな(笑) サリエリは最後自らを凡才の象徴というけれど、それは謙遜。 彼は十分に天才なわけで。 その天才が超天才(あるいは神)と出会ってしまったことによる苦悩。 そりゃあ嫉妬もする。 そして自分に地位も権力もあるのなら、それを利用して超天才を陥れたくもなるよなぁ。 けれど、サリエリはモーツァルトを妬み嫉みながらも、その才能を誰よりも深く理解し愛していた。 これ、想像を絶する苦しみだろうねぇ。 ストーリー的には、鎮魂曲を二人で仕上ていくところが圧巻。 超天才モーツァルトの才能は言わずもがなだけど、天才サリエリだからこそ そのサポートができたのだと思う。 友情、策謀、憐憫、悔恨、畏怖、そして「神の声」に直接触れているという歓喜。。。サリエリの中には物凄い感情があふれていただろうな。 しかし、アレですね。 学校で教えられる「史上最高の作曲家」があんなに享楽的だとは思わなかった。 はからずも、「音楽」と言いながら「音学」を詰め込む学校教育が腹立たしくなったりして(笑) その感情は劇中で出てくる「宮廷オペラ」と「大衆オペラ」の対比からも強くなる。 大衆オペラの方が圧倒的に素敵なんだよねー。 「音楽」は「音を楽しむ」もの。 なのに、教室で教え込まれるクラシックは、なぜにああも堅苦しいのか。 音楽においてのみ超天才であっただけの「(言ってしまえば、ただのジャンキー)作曲家(笑)」を、高尚な偉人に祭り上げるのはいかがなものかと。 サリエリもさ、童貞を守るなんて言わずに、エッチなことヤリまくってたら超天才になれたんじゃないの? いや真面目にです。 異性と交わるという、最も自然で最も崇高で最も下世話な行為によって得られる「人間としての厚み」が、サリエリの音楽の幅をもっと広げたのではないかと。 快楽や充足感だけでなく嫉妬心や猜疑心や絶望感、痴情なんかも含めてね。 もっと言えば、「愛する人と結ばれる」という「最上の快感」を知らない「表現者」に、「最上の快感たる楽曲」を生み出すことなぞ できようはずもないだろうと。 そんなことを考えながら観ていました(笑) 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-24 02:01:45)(良:1票) 69.サリエリさんの気持ちは十分に伝わりました。と現代の皆が申していますので、天国では安らかにお過ごしくださいませ。 【BOW】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-22 15:06:48) 68.モーツァルト、サリエリ、二人を介して進む物語からは本当にいろんなことが学べますね。 ただモーツァルトを天才としてかたずけてしまっているのにはちょっと不満です。「天才は100%のひらめきと100%の努力」、凡人が持っていないもの+壮絶なる努力の上に成り立っているというのが自論でありますので、、、 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-08 03:21:44) 67.美術と音楽に脱帽。サリエリの表現に合わせ、既存のモーツァルトの楽曲が映画を盛り上げているところがすばらしい。もともとのモーツァルトの楽曲がすばらしすぎるのはもちろんですが、効果的に使いこなせているのは監督の手腕ですね。また、それだけサリエリがそのすばらしさを表現できたというのは、それだけ彼の音楽を理解していたというわけで… 【まにまに】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-02 02:57:14) 66.モーツァルトとサリエリ、方や天才、そして、もう一人は努力家、この二人の音楽家の苦悩を素晴らしい音楽と力強くスケール感たっぷりに描いた傑作!天才に対し、嫉妬するサリエリ、二人の人間性、人間関係はどこか神と人の様なものを感じせずにはいられない。この映画最大の功績はその見事なまでの構成にあるのではないでしょうか! 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-01 21:54:42) 65.《ネタバレ》 マンガ『のだめカンタービレ』を思い出しました。笑えて泣けて、娯楽作でありながら深みもある。 どちらの作品も音楽を題材とし、努力型の人間とエキセントリックな天才肌の人間が出会うことによって起こるドラマを描いているんですが、違うのは『アマデウス』の二人の才能には圧倒的なレベルの差があること。マンガの主人公たちはお互いを高めあって成長していくのに、サリエリは嫉妬心ゆえにモーツァルトを憎まずにはいられない。 ただし共通点もあって、それはサリエリがモーツァルトの最大の理解者だったということ。サリエリはモーツァルトを誰よりも憎んでいたのに、それと同時に誰よりもモーツァルトの音楽を、才能を愛していた。それがこの映画の切ないところで、クライマックスのやりとりで初めて、二人の間にどんな確執があったにせよ、実は二人が最高の親友に成り得たはずだったと気づくのです。 音楽に身を投じたばかりに衝突した二人の心が、最後の最後に、その音楽によって結びつく。死の直前になって、サリエリの憎しみは和らぎ、モーツァルトの孤独は癒される。 僕は天才だとか凡人だとかということよりも、彼らの哀しい友情に胸を打たれました。 【no one】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-03-07 16:55:21)(良:6票) 64.私が普通の人間だから楽しんで見ることができたのかな。 【キュウリと蜂蜜】さん 9点(2004-08-19 23:20:05) 63.モーツアルトのヘロヘロ遊び人キャラにも意外で驚いたけど、サリエリという人が、あんなに多くの曲を作っているのにほとんど無名ということも意外で不思議に思えた(自分ももちろん知らなかった。)劇中に出てきた彼のピアノの曲、何となく硬くて規則正しくて、ピアノを始めて最初に習うバイエルの曲みたいだと思ったけど、それもそれで悪くないと思えるが、モーツアルトの曲と比べてしまうとどうしても打ちのめされた気分になるのかな。努力を積み重ねて真面目に生きてきた人間が凡人で、ひょっこり現れてきてたいした努力も苦労もしていないように見える人が天才というのは複雑だな~。サリエリの嫉妬や虚しさは自分も分かる気がする。生まれる環境や与えられる才能など、運命はみな平等なんかじゃないし、神様は不公平だと思うことってある(^^;その嫉妬から相手を陥れてしまう人間の愚かさ、哀しさは見ていて痛々しかった…。手塚治虫「火の鳥 鳳凰編」の我王と茜丸の二人の仏師の話も思い出します。 【kiku☆taro】さん 9点(2004-08-01 01:07:55) 62.《ネタバレ》 一度小さい頃に見たことがあったがその頃はあまり理解できなかった。今はモーツァルトの音楽、サリエリの感情、すべてに共感でき、感動した。この映画を見て、クラッシックのすばらしさを感じることができました。 【もりまりも】さん 9点(2004-07-07 00:56:04) 61.《ネタバレ》 この映画のDVDを買ったので、何気にDVDを観始めました。始まった瞬間、まず音楽で惹き付けられ、サリエリの謝罪ですっかりはまってしまい、その時何かをしようとしていたのですが、そのこともなおざりにして食い入るように観ていました。映像も素晴らしくて、うまいタイミングで音楽も使われていて、映画とはこういうものなのだな、と思い知らされました。ストーリーもサリエリの自分の才能が(モーツアルトに出会ったために)枯渇してしまったような気持ちになるのが、痛いほど伝わってきてなんとも切なかった。それに相反するような無邪気なモーツアルトがサリエリの手によって、徐々に衰弱していくのが恐ろしかった。人間とは──ということを考えさせられた。ディレクターズカットの方を観るまでは、10点でしたが、あちらでカットされた場面を観て、少し疑問だったコンスタンツァがサリエリを嫌っているところも納得できたので、そちらを10点にします。 【チャコ】さん 9点(2004-06-30 20:42:26) 60.そっかー。こうゆう見方もあるんやネ。ただ、モーツアルトの曲からは、あの笑い声は想像できましぇーん‥。けど出来としては最高やネ。 【小星】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-06-28 12:37:49) 59.他の作品とは何から何まで違っており、 この作品がまるで一つの世界であるかのように感じられました。 【しまうまん】さん 9点(2004-06-11 23:51:45) 58.《ネタバレ》 父の束縛と己の才能から来る傲慢さにより孤独を抱えたモーツァルト。彼の才能を認めるがゆえに憎悪せざるをえないサリエリ。二人の孤独と嫉妬は重なり合いそうで重なり合わない。そして、天才は先に逝ってしまう。残されたサリエリは晩年狂う。精神病院の患者による告白という設定は物語のフィクション性を上手く演出している。 【はざま職人】さん 9点(2004-06-11 14:20:34) 57.怪しげなDVDのジャケット、しかもモーツアルト?、だめだこりゃと思ったが、アカデミー賞受賞、それなら...。結果;これまで観たことのない美しい宮廷映像と音楽、天才と奇才、称賛と嫉妬、観ているうちに妙に引き込まれた映画でした。クラッシク嫌いのあなたにもおすすめ。 【杜子春】さん 9点(2004-06-10 16:22:41) 56.学校の授業で観たんだけど、楽しかったなぁ~!モーツァルトってあんなんだったんだ~ 【ゲソ】さん 9点(2004-06-02 00:35:00) 55.《ネタバレ》 コンスタンツェという女性が「悪妻」で知られることで有名ですが、この作品ひとつに絞れば、周囲の「悪妻」扱いには疑問の念が生じます。彼女はお金が底を尽き始めてからというもの、モーツァルトの仕事内容に言及する場面が度々ありましたが、それは決して闇雲なものではありません。娯楽性を重んじ、芸術性を軽んじる大衆オペラへの彼の奔走を、金銭的側面からでなく、あくまでも音楽的側面から批判したのです。むしろお金に対する執着で見境を失っていたのはモーツァルトの方、一升瓶片手に、曲作りばかりに専念し、それ以外を全て犠牲にしておきながら、彼女は涙を流しながら彼の身を案じてました。それは、彼の有り余る才能を認知していたからであり、唯一の彼の理解者だからこそ成せたことだと思うんですが・・・。夫の浮気癖に何度も頭を悩ませ、四六時中聞き飽きたユーモアに付き合い、それでも彼を愛し、おまけにおっぱいまで馬鹿でかいとくれば、こんな彼女のど!こ!を!非難しませう!! 【ノマド】さん 9点(2004-05-06 01:07:58)(良:2票) (笑:3票) 54.天才と変人は紙一重。 【刹那主義】さん 9点(2004-04-13 22:38:02) 53.《ネタバレ》 すごかった~!一部分だけ見るとカストラートにも似てるかも(^^;アマデウスってモーツァルトのことだったんだでまず関心(^^;モーツァルトはかなりの変人だ。でも、それをカバーするだけの才能と可愛らしさがある。宮廷音楽家同士の妬みを受け、非常に可愛そうな人生だったのだろうと思う。主人公(?語り手)のサリエリは自分にはたいした才能が無いことに気づいたからこそ、モーツァルトを妬み、最後は逆にずっと思ってあげたのだろう。このサリエリは最後に、廊下で苦しむ人たちに手を差し伸べ連れてゆかれるシーンがあるが、途中で出てきた神様(キリスト)を象徴しているように思う。年を取り、モーツァルトの死を通して彼は自分の人生を悟ったのだろう。全てを見定めることのできた彼は、自分の死を目前に神になったのかもしれない。 【ラブコメ大好き!】さん 9点(2004-03-31 17:41:50)
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