みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
11.《ネタバレ》 埼玉県出身の妻と、千葉県に住み続ける自分が、松戸の自宅から、都内下町にある亀有の映画館で、妙に生々しい地元感を味わいながらの鑑賞。 常磐線経由で茨城に進み、そこから埼玉に入るという変なルートの違和感、それすらもしっかり落としていく、地元ネタへの踏み込み方に敬意を表したい。 明らかに土地勘ありまくりの場所が舞台なのだが、これだけdisられると、かえって快感になるから不思議だ。 リヤカーについていた「野田」ナンバーなんて、地元民には屈辱以外の何物でもないのだが、自分の車のナンバーの「野田」の文字が何故か愛おしく感じてくる。 最近の、特定地域や国に向けてのネット上での陰湿な悪口(ヘイトスピーチ)や罵り合いは、何とも不快で暗い気持ちになる。 対して、この映画のdisり合戦の根底にあるもの。おそらくそれは「愛情」だと思う。「愛」よりも「愛情」。 その「情」があるから、中途半端な遠慮やフォローの必要が無い。その潔さ、清々しさが、鑑賞後の爽快感に繋がる。 バカバカしくも、実に痛快な2時間でありました。 【こた】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-03-22 08:47:06)(良:3票) 10.《ネタバレ》 原作は未読。面白かった。地元あるあるで笑わせようとしても、そういう小ネタの連続で2時間もたせるのはツラかろうと思っていたが、構成がうまかった。あと、こんな映画“なのに”映像がショボくなかったのも高評価。【ネタバレ注意】原作未読だけれど、およそ地元disネタというところで想定していた感じの序盤ではあった。GACKT扮する麻実麗の真剣っぷりも予想の範囲内で、代わりのないキャスティングだと思うが、それだけじゃなかった。いちいち仕掛けが本格的で、ショボさを表現する場面でも徹底していた。“全編笑いっぱなし”というほどではないが、ちょっとダレそうかなというタイミングくらいではネタが突っ込まれていて、締めくくりまで楽しめた。まあ、もう一度見ようと思うかは微妙だけれど:-) あと、二階堂ふみさん、序盤でうっかり「実は女」展開かと思ったけど原作魔夜峰央でしたね。 【mohno】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-03-19 11:45:42) 9.テンポがいいのでサクサクみれた。在関西だけど東京にちょこっと住んだこともあるので多少の土地勘があったので自分のつぼに入ることも多々。まがうことなきギャグ感満載のおバカ作なんだけど、そこにGACKTとか伊勢谷さんみたいな本格作品しかでないよ的な人たちがまじ演技してるのがいい。海老蔵が出演しててもいいようなキャスティング。埼玉いいながら他の県も巻き添え食らっているのもいい。下妻物語テイストかなあ。愉快作として高評価した。 【タッチッチ】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-03-16 15:36:05)(良:1票) 8.《ネタバレ》 原作未読なのでどのくらい再現されているかわからないが、制作側も出演者も大真面目にバカやったら(褒めてます、念のため。)面白くなるという好例。埼玉よりも身内の東京都民からディスられてフォローもされない八王子・田無・町田・狛江のほうが立場がないのが可笑しい。 あと、こんな映画・ドラマがパロディーされているよ。 バック・トゥ・ザ・フューチャー スクール☆ウォーズ スターウォーズEP4 【MASS】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-03-01 21:38:19) 7.《ネタバレ》 とにかくくだらない(笑)。そしてこれを活かすためにはこの豪華かつ耽美な方々が不可欠なのも原作を含めて再認識。GACKTはもちろん伊勢谷友介がやはり素晴らしい。蛇足ながら神奈川県民として竹中直人を見た際に嫌な予感がしたことも付け加えます(笑)。文句なしの7点に、ある場面での伊勢谷の台詞「弱い!」に心の1点を贈ります。 【まつもとしんや】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-03-01 21:04:59) 6.《ネタバレ》 原作既読。的確かつ辛辣でありながら緻密で耽美な画とセンスの良い台詞回しで嫌みを感じない原作でしたが、深夜番組の紹介から火がついたとはいえまさか映画にまでなるとは思いませんでした。BLという言葉すらない時代からアッチ方面を書き続けてきた魔夜峰央でしたが、SF、オカルト、ミステリー、時代劇、そしてギャグとオールラウンダーでセンス抜群でしたので時代が追いついたのかな、と思いますね。 主演の二人である二階堂ふみは百美そのものだったしGACKTは浮世離れした雰囲気なので独特な魔夜峰央ワールドにハマってて違和感がなかったです。原作のその先を描いていて埼玉の長年の宿敵(?)である千葉を絡め東京を中心に関東近辺をネタにしたのは正解で魔夜一家勢揃いの冒頭からしてなかなか良かったです。埼玉の人は海が欲しくて茨城の大洗から海水を引こうとトンネルを掘ったら淡水が出たとか、それを掘っている埼玉の人々が千葉の人に捕まると体中の穴という穴に落花生を詰められて九十九里浜で地引き網を引かされるというくだりは場内大ウケで私も大笑いしました。関東近県じゃない方が観るとどうなのか分かりませんが、関東第3位争いしている同士が争いつつも結託して首都東京への怒りを爆発させるなんてバカバカしくて面白かったです。ディスるという言葉がありますが、愛があるイジりだしこういうノリの映画が許される時代になったんだなと思いました。埼玉と千葉の方は寛大な心で観てやってください。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-02-27 23:01:49) 5.《ネタバレ》 原作は知りません。 ネットで漂流してる原画は何枚か見たので、少女マンガ調の絵なのは把握。 予告編の動画があまりに良い出来なので、どれ程面白いのかと期待値上げ過ぎました。本編はそれ程でもない。 面白いトコは予告編に8割使ってしまってました。その編集も素晴らしい、予告編作成担当の神センスに唖然。 もうその予告編担当者に映画製作して貰ったらどうなのか? と言いたくなるほどに、本編はダラダラしてます。 仮想の世界といいながら、地名はそのままで、ディスリまくり。ちなみにこの仮想世界の有名人もそのまま・・ Xジャパンにアルフィーに、竹野内豊に桐谷美鈴に、小倉優子に小島よしお。まんまやねん。 埼玉だけコキオロシてるわけじゃなく、千葉も群馬も茨城も被害甚大。てか、本編は実際の世の中のラジオから 聞こえる都市伝説物語であって、劇中劇になってました。ソレはソレで面白いのですが・・詰めが甘い。 花嫁の両親のあの夫婦喧嘩は、埼玉vs千葉の取っ組み合いにして貰いたかった。 お高く留まった東京都民同士でも、白金や麻布クラス、渋谷中野・世田谷、そして立川・八王子ではクラスが違い 制服も発言力も差別されている始末。出身と居住地で完全に階級制度の世界。それらをネタとして最大限に利用。 コメディとして材料は揃ってるのに、どこで調理方法を間違えたのか・・映画としては半端な感じ。 笑いは少なくないけど、笑えないシーンがダラダラし過ぎ。もっとキレまくって欲しかった。いやGACKTは 悪くないです。まさにハマり役でした。評判悪いけど、ふみチャンのキャラも馴染んでます。 あとはコントのセンスにキレがあればねえ・・ 惜しいなあ。 数年後に、新しい監督と脚本家で、リメイクして欲しい。 このままでは勿体無い。原作を超えておバカに宜しく。 【グルコサミンS】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-02-26 22:33:41) 4.《ネタバレ》 一連の堤の映画を「地方差別」だって厳しく批判してる人間が、こんなこと言ったらダブスタにもほどがあるという自覚はあるが、かなり面白かった。普通に笑えた。 とにかく、ものすごく馬鹿な絶対ありえないことを、物凄く真面目に手間暇とお金といいキャスト使って(ガクトと伊勢谷がキスするんだぞw)作ってるのがいい。原作を是非読みたくなった。 ただ、BL物の主人公二人の一人に女優使っちゃうってのはどうなんだろ、別に二階堂にそれほど不満があるわけじゃないけど、ここはジャニでもなんでもいいから、普通に美少年つかってガクトとしっかりラブコメやらせて欲しかったので2点減点 あと、何気に現在パートにも麻生とパルルというちょい好きな女優を使ってくれてるのもかなりお得感が 【rhforever】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-02-25 22:04:55) 3.関東住みではないので、埼玉県と千葉県の争いが有る事や東京へ行くのに通行手形が必要だという事を知ってびっくり!まあ、そこはフィクションだから誇張してるんだろうけども(当たり前) とにかく、全編を通して埼玉の自虐ネタと東京に対する憧れ、さらには千葉や神奈川や群馬などとの関係性がギャグ満載で描かれていて楽しめた。 二階堂ふみは凄く可愛いかったんだけど、キャラクターがちょっと薄っぺらくて相手役のGacktも年齢的に合わなく感じちゃって、そんなに入り込めなかったのが残念だったかな。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-02-25 00:13:19) 2.郷土”愛“が根底にあり、かつ実際は”そんなわけない“から成立する差別ギャグ&自虐ギャグ。当事者となった埼玉県民や千葉県民が一番楽しめるのは間違いないでしょう。かくいう私も、川口と八王子に在住経験ありで親近感もあり。地名で笑えるのは、その土地に大なり小なり愛着があるからに他なりません。他の地域でも、同じようなライバル関係はあるでしょうし。散々な言われようをした関東北部県の皆さんは楽しめたのか気になるところです。関東全部引っくるめて『首都圏』でくくっていまう田舎者(新潟県民)としては、微笑ましい兄弟喧嘩を眺めさせていただいた感じでございます。Gacktさんや、伊勢谷さんは、注文通りのキャラ設定に熱演で安定感あり。二階堂さんの男性役は、正直たまらんものがありました。もしかしたら自分、新しい世界が開けたかもしれません涙驚。(以下余談)今回錦糸町で劇場鑑賞したのですが、勝手に錦糸町って千葉県だと思い込んでおりました。だから、どうということもありませんが、警鐘を兼ねてご報告まで。そんな警鐘要りません?失礼しました。 【目隠シスト】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-02-24 21:13:45)(良:1票) 1.《ネタバレ》 ジャパンプレミアにて鑑賞。 埼玉県をdisるネタ映画、バカ映画。そういうイメージが先行してるし、実際そういうカオを持って作られてはいるんだけど、でも、意外にもちゃんとした映画なのね。映画として物語にしろテーマにしろ演技にしろ真面目にしっかりと作ってありますよ、という状態。なのでこちらも妙に真剣に見てしまったわ。 設定はもちろん、今のこの世界を舞台にしてるワケじゃなくて、フィクション、作り物、嘘で固めた世界なのだけれど、埼玉を始め、東京、神奈川、千葉、茨城の現実の地域性を反映しているのね(群馬だけは別)。なのでそこで判る判るって笑える、のは関東の人限定かなぁ。県単位だけではなくて、市町村単位でのネタが仕込まれているので、その違いが関東圏以外の人はあんまり判んないと思うのね。へえ、そういうモノなのね、って笑うコトはできるでしょうけど。 でも、それを大きな欠点、ハンデにしていない作りで。 (本来の意味での)コスチューム・プレイ映画だけれども、その意匠が見事に映画の世界観を表わしていて。二階堂ふみの優雅で華奢なシルエットも、GACKTの耽美っぷりも、伊勢谷友介のクサいまでのクールさも、徹底的に大真面目にやっているので、笑えるけれども同時に魅せられて。それはヅカの世界に似て、実際に冒頭の学園部分なんか、明らかに宝塚歌劇団と宝塚音楽学校をリスペクト(ってゆーかパロディ)してて。アタシはコレ、ヅカで見たいとか思っちゃったわよ。あの役は何組の誰で、みたいに空想したりして。二階堂ふみはまるで月組『All for One』で愛希れいかが演じたルイ14世みたいだったし。 GACKTなんか、ずーっと出てて、ずーっと演技してて、ああ、ここまでできる人なんだ、って感心しちゃったわ。 それぞれの濃いキャラが織り成す一大絵巻って風情で、一部画的にチープだったり、ユルかったりする部分がない事もないけど(ハンパに物語から消えて行方不明なキャラいっぱいだし)、でもよくぞここまでやった、って褒めたい映画ね。公開の折にはツッコミどころ満載っぷりまで含めて存分に楽しんで欲しいわ。 【あにやん🌈】さん [試写会(邦画)] 7点(2019-02-07 20:21:47)(笑:1票)
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