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タイトル名 |
翔んで埼玉 |
レビュワー |
こたさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2019-03-22 08:47:06 |
変更日時 |
2019-03-22 12:10:45 |
レビュー内容 |
埼玉県出身の妻と、千葉県に住み続ける自分が、松戸の自宅から、都内下町にある亀有の映画館で、妙に生々しい地元感を味わいながらの鑑賞。 常磐線経由で茨城に進み、そこから埼玉に入るという変なルートの違和感、それすらもしっかり落としていく、地元ネタへの踏み込み方に敬意を表したい。 明らかに土地勘ありまくりの場所が舞台なのだが、これだけdisられると、かえって快感になるから不思議だ。 リヤカーについていた「野田」ナンバーなんて、地元民には屈辱以外の何物でもないのだが、自分の車のナンバーの「野田」の文字が何故か愛おしく感じてくる。
最近の、特定地域や国に向けてのネット上での陰湿な悪口(ヘイトスピーチ)や罵り合いは、何とも不快で暗い気持ちになる。 対して、この映画のdisり合戦の根底にあるもの。おそらくそれは「愛情」だと思う。「愛」よりも「愛情」。 その「情」があるから、中途半端な遠慮やフォローの必要が無い。その潔さ、清々しさが、鑑賞後の爽快感に繋がる。 バカバカしくも、実に痛快な2時間でありました。 |
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