みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
18.《ネタバレ》 またしてもトム・クルーズが突拍子もないことやったか、なんて思ったし一般市民が経験する一夜のナイトメアを派手に見せるだけかと想像したけど違ってました。助演でオスカーですか?ここでの主演はジェイミー・フォックスでしょう。そしてマイケル・マンの描く男の世界、男同士の駆け引きは魅力的です。セリフがいい、音楽もいい。特にタクシー内での会話のシーンは洗練されていて素晴らしい。冒頭のマックスとアニーの会話のシーンでコレはハズレじゃないと期待しました。ヴィンセントとマックスの人物描写、キャラクターもしっかり描かれている。しかしトムは器用というかなんというか、想像以上のキレのよさ、常に緊張感が漂う役作りには感心いたしました。あのクラブでの銃撃シーンではチョウ・ユンファの「リプレイスメント・キラー」を思い出したけど(笑) プロの殺し屋ヴィンセントの仕事へのこだわり、美学とド素人のマックスがなんとか逃れようと必死の抵抗を試みる様。そのマックスの「必死の抵抗」が可笑しい、しかし可笑しいだけではないのね。目の前の苦難から逃れることしかしようとしないマックスの姿ね。そして自分の仕事、人生に能動的か受動的か、これがこの映画のテーマだと思う。仕事の依頼人であるボスの前に出た時にヴィンセントの真似事とも感じるけれど初めて見せるマックスの意思と能動的な行動、けれど最後の標的がアニーと知った時完全に自分の意思で行動するマックス。プロには予想できないド素人の切羽詰った捨て身の行動。プロのヴィンセントのたったひとつの誤算はパートナーにマックスを選んだことなのでしょう。マイケル・マンの作品に出てくる男はみんなカッコイイ。無駄なシーン、無駄な人物が出てこないしラストまで寄り道しない一貫性を感じる作品でした。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-31 12:30:57)(良:1票) 17.《ネタバレ》 プロの殺し屋らしくないという事で評価が低くなっているようですが、この映画の見所は「仕事へのプライド」これに尽きます。色々と失敗が多いが仕事にはプライドを持っている殺し屋、そして今の仕事をいつか抜け出そうとしている仕事にプライドを持っていなかったタクシードライバーとの出会い。 似ているが対照的な二人がお互いを刺激しあって変化が起こっていく。 最後の撃ち合いでなぜタクシードライバーが勝てるのか?下で【花守湖】さんが言ったように私もあれは自殺なんだと思いました。仕事に失敗した今、彼は命を絶ちたかった。 彼の「仕事」とは死んでも成し遂げなくてはいけない事だったから。。 この後、生き残ったタクシードライバーのその後などを想像してしまいます。 【名探偵コナン・ザ・グレート】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-03-25 13:55:51) 16.「10ミニッツオールダー」を見た後だったので、冒頭だけで「一編の映画だ…」と感心ました。最後にああ繋がって来るとは。黒人なのにジャズに全然興味の無い主人公の造形も面白い。淡々としつつ語り口の旨さで最後まで心地よく鑑賞できました。 ただ「隣人が死んでも気付かれない街(LA)は嫌い」と「地球上の砂粒が一つ二つ消えても問題ない」という考え方に整合性はあるのだろうか?とも思いましたが。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-28 23:46:22) 15.これぞまさに「夜の映画」、よってこれをうなぎパイ映画と呼ぶことにいたしましょう。息を呑む美しさ、そして不気味さに溢れた夜景。その片隅で深海魚のようにうごめく二人。対極的立場にいるが故に奇妙な相似形を見せる、その彼ら二人のやりとりには、独特の映像とも相俟って、どこか現実感が希薄であります。しかし、いささかまとまりに欠ける(ロードムービーすら思わせる)と思われたその展開が、クライマックスに意外な収束を見せる、その見事さ。結局、この二人のキャラクターは、やはり社会の片隅で生きている我々一人一人が抱えている、二面性を象徴してるのかもしれない・・・なんちゃってな、うひょひょ。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-09 23:48:15)(良:2票) 14.とくにストーリーの破錠や穴を感じることなく鑑賞できました。タクシーを使うのは最後にタクシードライバーを殺し、全ての犯行現場に立ち寄ったタクシードライバーを犯人に仕立て上げる為だし、組織のアジト前でタクシーが包囲されなかったのも、現場の指揮が殺しの犯人を追う警察ではなく、組織をマークしていたFBIだからだし、アタッシュケースのすり替えだって、組織の人間ではなく、ヴィンセントの雇った第三者を通してと考えるのが妥当だろうし、、、まあ、完璧に穴が無いとは言いませんが、、。第一の殺しがマックスに見られるというのはヴィンセントのミスではなく、ヴィンセントが「人としての何かが根本的に欠けている」ことを象徴しているシーンだと思います。地球上に住む人間の中のたかだか一つや二つの命を消す、人を殺すことを重く受け止めていないからこそ平然と、隠すことを全く考えずに人を殺す。見られて都合が悪ければ殺しちゃえばいい。ターゲットを殺すのが仕事であるが、ターゲット以外を殺しちゃいけないなんて感情の余地が付け入る隙は全く無いということ。 それにしてもこの作品はコヨーテのシーンがあるのと無いのとでずいぶん印象が変わります。都会的であわただしい映像がその一瞬だけ神秘的な時間の空白を見せてくれます。ここで繰り広げられる殺し屋とタクシードライバーのドラマ自体さえもちっぽけに見えるほどのドラマを背負っているかのようにコヨーテがただ歩いてゆく。このシーンが出てきた瞬間、この映画を好きになりました。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-25 14:23:30)(良:5票) 13.意外に楽しめた。全体的にみてもそんなに悪い作品じゃないと思う。 【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-10 18:13:02) 12.初めて見たよ、置き引きされる殺し屋!情けねー。しかしながらこの映画の見所は二人の男が一瞬だけ交差した熱く乾いた夜(変な意味じゃなくて)の二人の生き様をじっくりと見せてくれるので、ストーリーの粗は個人的に気にさわる事はありませんでした。時折り見せるゴージャスな空撮と巧みなビンセントのガン捌き、孤軍奮闘のマックス。果たして本当に巻き込まれた(コラテラル)のは誰だったのか?そこに注目して見て下さい。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-20 00:32:05) 11.この映画はサスペンス要素はそんなになく、驚かせてくれるような場面もなく、さらっとした展開で進んで終わっちゃうのだが、この映画なんか雰囲気がなんとも言えなくていいです。また印象に残るセリフもいくつか。トムの悪役も個人的には良いと思いました。ちょっとジェイミーのほうが目立った感はあったけど・・・ 【rainbow】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-05-24 01:11:22) 10.常に緊張感が緩まず、最後まで突っ走るスリルの良さは認めます。主演2人の(特にジェイミー・フォックス)演技も非常に良かった。マイケル・マン監督が描くロサンゼルスの夜の描写も秀逸。随所に散りばめた伏線の使い方もとても巧かった。誉めるべきところはそれなりに多かったんですが、そうでないところも。まずトム・クルーズ演じるヴィンセントが「本当にプロの殺し屋なのか?」と小1時間問い詰めたいぐらい軽率な行動ばかり。路地でチンピラ撃ち殺すところも銃にサイレンサーも付けずに普通にバンバン撃ったり、殺し方がターミネーター並に目立ちすぎるやり方ばかり(特にクラブでの大銃撃戦)終盤で自分が投げたイスでズッコケる等、多少間抜け(?)な面も含めて「あんたはいっつもこんなやり方でやってきたのか?」とまた小1時間問い詰m(略)マックスも最後の標的が分かったとたん一気に正義の味方に早代わりで(そりゃ標的が標的だからだと思うが)ヴィンセントと徹底交戦には少し違和感が。おとり捜査までしてた警察も劇中では殆ど役立たず。マイナス要素も多少ありますが俺を最後まで楽しませてくれたことは紛れも無く事実であり8点にします。 【エージェント スミス】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-04-04 09:49:23) 9.期待以上に、良作! 脚本、演出がイイですね~ しっかり人生哲学みたいなものも語ってるし..なかなかリアルでシブイ作品です... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-03-28 12:28:10) 8.まず、映画の雰囲気が好き。突っ込みたくなる場面はいくつかあるが、それを差し引いても良かった。最初の女性検司とのやり取りは特に好きなシーン。ジェイミー・フォックスは今作とRAYで評価されたが、納得する演技だった。トム・クルーズも頑張っていたが、どうしてもイメージがあるので・・・。 【ポンクー】さん 8点(2005-03-21 01:59:19) 7.《ネタバレ》 DVDの日本語吹替版で観ました。昔は絶対字幕派だったのですが、最近は吹替が好きです。さて、コラテラルですが、すごいおもしろかったです。殺し屋とタクシー運転手の会話も、その殺し屋の哲学というか自分なりのルールがわかって興味深いし、映画の最後のほうでは両者に感情移入してしまって運転手を応援しつつも、殺し屋が死んだ時には寂しい気持ちになりました。トムクルーズの映画で一番おもしろかったですよ。完全に娯楽映画ですが、そういう方が僕は好きです。 【ぽじっこ】さん 8点(2005-03-12 10:03:51) 6.あまり評判よくないですね。ビンセントが殺し屋として隙がありすぎるというのは確かにそうですが、僕は犯罪アクションというより、マックスに訪れた人生のターニングポイントの一夜の物語として観ました。夢を見ながらも踏み出せずになんとなく自分を誤魔化しながら生きている、マックス。俺もそうだよと思いながら・・・ 【ロイ・ニアリー】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-03-03 14:09:16) 5.「とある国の」「とある都市」に走るタクシーの、客とドライバーの一夜の物語… この必ずしも大きいとは言えないスケールをここまでの作品に仕上げたのはさすが!! ただ二つほど気になる点が。『ヒート』で完璧にキマッていた、音楽と映像美のマッチングが今回は感じられなかった。もちろんフィーバーのシーンで使われた「Ready Steady Go」(さすがオーキー!最高です!)と銃撃シーンのマッチングなんか最高だったが、頻度では「ヒート」には及ばない。 もう一つはラスト。マックスはヴィンセントに対してもう少し理解があっていいと思う。確かにヴィンセントは殺し屋で、冷酷無比だが、自分がタクシードライバーとして働いている都市が、必要としている人間であり、またその都市が「そういう」人間をも抱えてゆく事で成り立っているのである。 その大都市からすれば、都市の動脈とも言える「道路」を深夜に徘徊し続けるタクシードライバーと、同じく静脈とも言っていい「地下鉄」をよそ者の殺し屋の死体が誰にも発見される事なく周り続ける、この類似性と対比を使った大都市が持つ孤独感の演出はマイケル・マンしかできないと思う。 【ナイトホークス】さん 8点(2004-12-07 11:56:18) 4.結構評価が低い・・・。私としてはマイケル・マン監督独特のクールでスタイリッシュな映像は評価できると思う。確かに話の展開はちょっと無理があったような気はするけど。ただ、私の知っている限りでは、トム・クルーズは今までで一番良かったと思うけどなぁ。 【Andy17】さん 8点(2004-11-13 15:26:40) 3.つまり映画の主役はトム・クルーズだけど、物語の主人公は運ちゃん(ジェイミー・フォックス)ってこと。マイケル・マンは感情の作り方が上手い。われわれが人間を見るように、映画を観てるってことだね。タイトルも迷彩が効いてて良。真意はthere is no collateral. 【伯抄】さん 8点(2004-11-02 00:02:23) 2.《ネタバレ》 スクリーンに照らし出されるロスの夜景が、まるでヴィンセントの心の闇を映し出しているかのようで印象的。どちらかと言うとトム・クルーズよりもタクシー運転手ジェイミー・フォックスの映画になっているけど、殺し屋扮するトム・クルーズが銃を発砲する時の迫力といったら堪らない。銃弾の一発一発に熱気がこもっている。ここまで男気溢れる骨太なドラマを撮れるのは、今ではもうハリウッドではスパイク・リーとマイケル・マンくらいしかいないんじゃないでしょうか。ラスト、ヴィンセントの死を持って夜が明けるロサンゼルスの街並みに、これからマックスが自分の現実とどう向き合っていくのかが気になります。たった一夜の物語とは思えない、重厚なクライム<犯罪>・アクションの佳作。 【かんたーた】さん 8点(2004-11-01 13:07:52) 1.なんとなく期待できずに、それでも友人と映画館に足を運んだ映画。物語が始まってみればテンポ良く話が進んでいく。LAのハイウェイと夜中のダウンタウンの冷たい道路が妙に印象的だった。そして主人公2人の演技。Last Samuraiのイメージが未だに消えないトムクルーズがクールな暗殺者を見事に演じ、タクシー運転手の黒人がユーモアたっぷりに物語を飾る。いい意味で予想を裏切ってくれた良作だと個人的には思った。主人公の2人は来年度アカデミー賞にノミネートされるのではと今から密かに期待している。 【珈琲時間】さん 8点(2004-08-20 13:16:27)
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