みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
59.本作はまさにルメットの最も得意とする分野で、[十二人の怒・・]と並び最高傑作でしょう。 雪降るボストン 実に実に静かに映画はスタートする、その静かな風景をバックに次第にGalvinが再びその魂に火をともすのである。それは無力な市民に対しても法律は平等であるという信念の再燃に他ならない。。。。。。最終弁論は陪審員に向けられているが、我々にそしてGalvin自信にも語られていく。。。。。。。ポール・ニューマンの一世一代の名演技!!彼の演じる人間臭さ、もがき苦しみ、はい上がろうとする姿を 背中一つで見事に表現していまう。.....最後LauraはGalvinに電話をかけ続ける・・・・が。。。Galvinは受話器を取ろうとはしない。心を通じ合わせる二人だが。。。。大好きなシーン。本作は 作品賞、助演男優賞(James Mason)、監督賞、脚色賞、主演男優賞がアカデミー賞にノミネートされたが対抗馬“ガンジー”によって一つも受賞はされなかった、しかし 全く個人的な意見ではあるが「伝記もの」に常に不満をもつ私としては本作の方が格が上のような気がしてならない。それにしてもどうでもいいような作品が次々とDVDとして再登場しているにもかかわらず、本作がDVDとして発売されないのは 理解に苦しむばかりである。この作品を深く埋もれさせる事など考えたくは無い。。。。 久しぶりに映画を見直しました。 中年男の再起物語として評価されているのかもしれないが しかしながら この映画の本質は 全く別のところにあるように思えるようになった。 個人の あるいは私の意識を超えて 世の中が存在し あたかも 私個人を規定して いるかのような感覚とは いったいなんなのだろうか? それは 私が自由を放棄している事にほかならない。 では 何故 自らの自由を 放棄するに至ったのか? 端的に恐ろしいからである。 だけど 「それは」 いつでも私に問いかける だって 判例や法律に または道徳に 従う それを守るかどうかは、 いつも私に任されているのだから ・・・・・・・・ では どう行動し どう生きるか??? 【Moviegoers】さん [DVD(字幕)] 10点(2002-11-10 02:43:10)(良:1票) 58.《ネタバレ》 ラストシーンの秀逸さゆえ、他の凡百の法廷映画とは一線を画す作品になっていますね。欲を言えば、敵役J・メイスンとガップリ四つに組んだ丁々発止的攻防が、法廷内でもっと大掛かりに繰り広げられるのかと思いきや、意外にあっさり片が付いてしまったのが少々惜しまれる。メイスン自身、彼らしい演技のしどころがなく困っているようなもったいない役どころ。うーん・・・、でも「ハスラー2」なんかより、こっちでアカデミー賞獲得した方が、ニューマン自身も絶対嬉しかっただろうに・・・。「熱いトタン屋根」「ハスラー」「暴力脱獄」あたりの、ギラついてた若かりし頃はともかく、銀髪のオッサンになってもこんなカッコいいオーラを放ってたスターって、なかなかいるもんじゃない。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-08-13 21:41:06) 57.大好きなポールニューマンの佳作。酔いどれ弁護士の挫折と再生の物語。このテーマ好き。ニューマンが、ジョッキに生玉子とビールを入れて飲むシーンが好き。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-28 05:40:29) 56.「評決」というタイトルであれば評決に至るまでの過程が重要だと思われるが、陪審員による協議内容は全く出てこない。あえて触れてないのだと思うが、私はここがポイントだと思う。陪審員らは本当に受付嬢ケイトリンさんの証言を考慮にいれないであのような評決に達したのだろうか。裁判長が証拠ととして採用されないとか無視するようにと言っても、あれほどの証言は鮮烈に耳に残るはずだし、傍聴人として映画を見てる側にも真実は明らか。映画としてはこれで良いと思うが、現実だったらどうだろう。裁判のルールや法令に基づかない評決に危うさを感じるのは私だけだろうか。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-01-02 20:44:36) 55.《ネタバレ》 シブい映画。医療事故ってのは古今東西あるもんなんですね。ポールが裏切った女をグーパンチでド突いたところにしびれた。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 6点(2016-01-02 22:30:14) 54.《ネタバレ》 法廷ものとしては並で全体的な人間ドラマのパワー不足は否めない感じだった。 酒浸りの弁護士が再起をして立ち向かう姿は勇敢だけど材料的に敗訴濃厚な中、視聴者にこれだ!と迫力シーンないまま勝訴。 フィクションならではの運頼り。女には同情しない。一度裏切った奴は何度も裏切る! 【mighty guard】さん [地上波(字幕)] 6点(2015-12-27 20:24:01) 53.面白かったです。が、全編通して抑揚なく淡々と進むので、若干退屈な感あり。眠い時には見ない方が良いかと思います。終始しっとりだった中で、最後のニューマンの上から回りこんでくるようなカメラワークには、おお!となりました。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-12-23 17:57:05) 52.《ネタバレ》 ストーリーは王道、すべてアウェイのなかで、アル中のエリートコースを外れた初老の弁護士が挑む。ポール・ニューマンの演技があってこの映画があるね、陪審員に熱くもないが、言いたいことを言ったのが象徴的。 【min】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-10 21:04:46) 51.《ネタバレ》 とりあえず法廷ものとしては面白かったんだけども、逆転の一手はひねりが少なかったかな。82年製作となると、製作側の伝えたかったことが、法廷の現実なのか、ニューマンの哀愁なのかあいまい。あの正体不明の美女の扱いが謎。ラストの沈黙も。余韻ということなのかな。元看護士ケイトリンの吐露の場面が迫力が有った。ニューマンに免じて、いや敬意を表して7点。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-01 19:11:14) 50.《ネタバレ》 今回30年ぶりに鑑賞。ニューマンの醸し出す雰囲気が素晴らしい。 ローラは、途中までマジでスパイ。黒人医師の情報を流してた様だが、 看護士情報は流さなかった。コンキャノンからお金貰った後で改心。 コンちゃん、なぜ裁判途中でローラに振り込んだ?。勝訴を確信したか?。 その後、原告に有利な看護士の証言とコピーは、証拠として却下。 改ざんの可能性があるのにオリジナル優先なんて、実際にあるだろうか?。 なんだかんだあっても評決は原告勝利。その過程は、1秒も描かれない。 長時間かけて原告不利ですよと描きつつ、最後に正義は勝つ…良かったね?。 う~む。当時は、その脚本でも良かったのかも知れないが…。 証拠不十分でも「評決」で撃ち殺してしまえって乱暴さがアメリカ的に思える。 例えば、内通者だったローラが「やっぱり、あの人たちの不正を許せない!」と味方に付く、 立場を告白しギャルビンとも和解、彼女の活躍もあって受付の看護士が見付かる、 看護士の証言で劣勢がひっくり返り勝訴!…の方が素直で良かったんじゃないか?。 ブルースW(当時28歳)が出演と書いてあったので、再確認。 KC証言の際、ドア際に立ってる裁判所職員が似ているんだが…。 【じょるる】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-23 19:10:46) 49.《ネタバレ》 面白い。ポール・ニューマンがアル中弁護士というのも何故かよく似合ってる。まさにベテランの味か。J・メイソン、J・ウォーレンなど脇を固める役者もシブい。が、ちょっと考えれば・・・コピーの資料が却下された時点で普通に考えれば(裁判長にはちと腹がたつが)あの判決はあり得ない。そもそも、依頼人に確認もせず示談を蹴って、勝手に法廷に進めたことは重大な契約違反に思えますね。それに「敵事務所」から送りこまれたシャーロット・ランプリング演じる女の役割もいまいち意味不明気味。しかし、人間の弱み・利害や名誉やその他モロモロが交差する人間模様を得意とするルメット監督の本領発揮は、いわば目に見えない良心を描く内容であったかと。それはもろくも危うい陪審員制度をも表す深い結果を伴い、我々に何かを訴えたかったのか・・・。なかなか考えさせられる内容でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-02 22:05:06) 48.正義を行なうチャンスとしての陪審制。たとえ汚れても正義に至る道は確実に用意されているはずだ、といういい意味での楽天主義。アメリカはどんなに自己否定しても、最後に「民主主義の国だぞ」という誇りだけは残る。気分によっては鼻持ちならないが、おおむね、拍手してやりたいぐらいいいと思う。あくまで植物人間にされてしまった人間の代理として闘い始めるわけ。組織に対して、こちらは手作りの味で勝負していく。でもラストはちょいと無茶だったか。コピーを無視するようにという裁判長の指示のくどさが裏目に出たってことでもあるんだろうが、ちょっと間違うと心証による判断ともなりかねず、詰めの甘さを感じた。この人、女性が絡むと弱くなるんだ。シャーロット・ランプリングは、いらなかったんじゃないか。『ネットワーク』のとき、フェイ・ダナウェイがいなけりゃなあ、と思ったのと同じで。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-10-25 09:48:40) 47.裁判劇でありながら、主人公の人生の再起を図った人間ドラマでもある本作は、 双方ともあくまでオーソドックスなお話の流れで、特別斬新さや驚きは感じられないです。 そういった意味では、記憶に残る映画ではないかもしれないけれど、 鑑賞後は大方の人はまあ納得のできる内容に仕上がっているのではないかと思う。 ちょっとお歳の召されたポール・ニューマンは、この役柄にはハマってました。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-01-15 20:53:29) 46.《ネタバレ》 アル中の弁護士が人生最後の賭けにでる裁判ストーリー。同じように苦しんでいるシャーロット・ランプリング演じるヒロインも新たなる人生の賭けに出ていたようだが、そのやり方が違い、交差するところが面白い。 ヒロインが「お酒は?」と聞かれると「ええ」と当たり前のように応えるところが、彼女もアル中なんだなと笑わせてくれる。 でも、この裁判で結局、証拠物件のコピーも立証人も取り扱われず、何故陪審員は被告側に有罪判決を下したのか?、ポール・ニューマン演じる弁護士の最終弁論だけでは、ちょっと甘すぎるのではないかと思った。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-01-09 02:14:28) 45.《ネタバレ》 躊躇なく裏切った女を殴ったところと最後に電話に出なかったラストシーンがよかった。それにしてもポール・ニューマンはウィスキーが似合うなあ。 【Mazelo Nostra】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-08 10:32:46) 44.《ネタバレ》 法廷の記録を消せても人間の記憶は消せない。 【akila】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-27 16:15:11) 43.《ネタバレ》 全体的に静かな雰囲気で進行していくので、人物の感情の起伏や心理の変化の演技が映えて見ごたえがありました。ダメ弁護士だったギャルビンの誇りと執念(一線を越えた行動もありましたが)で正義を勝ち取ったのは感動しましたし、ニューマンの落ち着いた演技がギャルビンを魅力あるものにしたと思います。 しかしコンキャノンは嫌な弁護士でした。ケイトリンコステロが責め立てられ真実を吐露したシーンには感情が高ぶりました。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-05 09:59:27) 42.強気な弁護士じゃなく、人間らしく弱気にになったりする。そういうところが共感できた。 【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 9点(2010-12-19 06:55:53) 41.《ネタバレ》 ポールニューマンのいわゆる抑えた演技が渋く、作品全体と調和している。後味が悪い、というよりは哀愁を漂わせるラストであった。全体としてはメリハリがなく、法廷シーンも大逆転劇とは言えないようなものだったので(そもそも証言自体無効になってる)、カタルシスが無かった。演出も派手ではないだけに、どこかにアクセントが欲しかった。唯一アクセントらしきローラに深みがないのが致命的。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-10-24 18:15:35) 40.ポール・ニューマンのピンボールをするシーンが何度か出てくるが、そのときの心境を同じピンボールをする仕草ひとつで上手く表現しているところが印象的。ストーリー的にもよく練られている。 【円軌道の幅】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-06 23:32:48)
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