みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
90.普通の人々とは何か、きっと「普通」というものは現実的ではない。 映画の中で人物が丁寧に描かれていて、若い時はこの物語が退屈に思えたが、今観るとなかなか心に響くし、最後の場面に考えさせられる。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-11-23 19:43:52) 89.《ネタバレ》 経済的には豊かな家族だけれど、ある事件がきっかけの心の問題を丁寧且つ冷徹に描いたヒューマンドラマです。 長男の事故死から心を封印した母親と自責の念にかられ自殺未遂までした次男。そしてその間で揺れる父親。そんな家族を季節感のあるみずみずしい映像で綴っていきますが、表面からはなかなか見えない心の奥までを克明に描写しているところに私の心もしびれました。 数々の試練を乗り越え自分を取り戻しつつある次男と心のモヤモヤを取り払った父親。しかし最後まで心の封印を解けなかった母親に決別を言い渡す父親の決断で皮肉なラストを迎えてしまいます。 でも、これは家族の再生のための最後の試練だという風に私は解釈させていただきます。 ところで【普通の人々】というタイトルですが、大なり小なり誰もが心に闇を抱えており、このひとたちが特別という事ではない「普通」の人達なんだと解釈させていただきましたが如何でしょうか。 とにかく久しぶりにいい映画を見させていただきました。 【仁】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-11-23 00:26:54) 88.アメリカが夢想する中流家庭が、たった一つの瑕瑾により崩壊の危険性を内包している様が淡々と描かれている。主人公だけでなく家族それぞれが内側に暗い思いを抱えており、家庭がギクシャクしているのだが、映画を見ている我々にはそれが理解できるだけに余計切ない。映画のジャンルとしてあまり好きではないが、映像の美しさ、登場人物の描写の丁寧さなど、この映画の評価の高さは十分伝わってくる。好み20/50、演出13/15、脚本12/15、演技9/10、技術8/10、合計62/100→6/10点 【chachabone】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-04-26 23:34:47) 87.《ネタバレ》 なかなか面白い映画でした。 母親と次男の葛藤がこの映画の中心だと思いますが、 この「支配的」で「完璧主義」な母親については、いろいろ考えさせられました。 完璧を求めるが故のもろさというのか。 息子が食べないフレンチトーストを捨てるシーンや、水泳部を退部したときの口論。 夫が葬式での違和感を告白したときの異様なまでのとりみだしぶり。 よくよく考えると、この母親がほかの誰よりも、些細なことで動揺していた気がします。 コントロールしたがる人間の宿命なのか。 世間体のためにその場を取り繕うことに必死で、本当の平穏にたどり着けない。 しかも、自分は十分努力していると考えているから、他人の意見にも耳を貸せない。 最後まで見て、でもこういう人って案外身近にいるよなぁ、なんて思ってしまいました。 【スー・ミー,スー・ユー・ブルース】さん [インターネット(字幕)] 8点(2015-12-03 20:22:58) 86.ある家族の日常を繊細に描いた、非常に深い内容の作品だと思います。タイトルも良くできており、普通ってそもそも何なのか、考えさせられますね。 【川本知佳】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-22 01:19:19) 85.《ネタバレ》 観終わってからなんとか頭の中を整理しようとしてもなかなかまとまらない。人の心の脆さ、人の関係の危うさがみごとに描かれていて、最後まで引き込まれて観てしまうのだけど、母親にもなんらかの言い分があるのでは…とずっと見ていたので、もやもやしたものが残ってしまった。けれどみんなのコメントを読んでいてやっと納得できた。母親をはじいてしまうことによって終わるのですね。こういう最後しかないですね、やっぱり。 【柚】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-06-15 19:18:23) 84.異性同士の親子関係(父と娘、母と息子)は難しいが乗り越えなくてもなんとかなるが、同性同士の親子関係(父と息子、母と娘)は乗り越えないと先に進めないんだな…ということを考えさせてくれた。 メインとなっている、父と息子の関係は男性ではないと感情移入できないかも。 【Sugarbetter】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-07 18:52:59) 83.《ネタバレ》 ロバート・レッドフォードが描く、一見普通だけど大きなトラウマを抱えた家族の物語。いきなりの「フレンチトースト」でわかる母親の異常性。だがしかし、大切な子どもを失った苦しみは、きっと彼女の中では処理しきれず、あのようなカタチになってしまったのかもしれません。思っていた方向とは違うラストだったが、家族再生の道がみえる希望のあるラストだと解釈致しました。 なかなか深い内容でゴザイマシタ 【Kaname】さん [レーザーディスク(字幕)] 6点(2013-01-16 18:56:53) 82.ドラマチックな展開はいっさいなし。どこの家庭でも起こりうる、 中流家庭の家族間の問題を小細工なしで描いた作品。息子役の役者さんは、 繊細で神経質な役柄にピッタリ。それ以上によかったのは父親役のドナルド・サザーランドで、 終始落ち着いた演技が印象に残っている。サブでの出演数が多いのも納得できるというもの。 映像はあまりきれいじゃないけど、ゆったりとした季節の移り変わりはよく表現されている。 鑑賞後にタイトルの意味を噛み締めれば、より深みを与えてくれる良作。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-04 03:11:22) 81.《ネタバレ》 とても心打たれる映画でした。 『普通の人々』とは言うものの、一見普通に見えて普通じゃないことの方が実は多いんじゃないでしょうか・・・ 他人であれば、どれほど楽なんだろうと思える程、夫婦間と親子関係の微妙な描写が良く描かれており、家族とは何かと改めて考えさせられました。 終盤、息子から歩み寄って母親に抱擁し、それを見守る父親・・・時既に遅かったかもだけど、新たに道が開けるように思えました。 それにしても、こんな映画を監督しちゃうロバート・レッドフォードにアッパレ!! 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-14 22:23:14) 80.ラストの母親と息子の抱擁からの父親の告白や、母親が出て行ったあとの父親と息子の会話が、まとめを急いだ感じでちょっと違和感あり。でも似たようなテーマの映画が多い中、これは良作。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-21 02:15:04) 79.私の家庭内でいろいろなことがいっぺんにおこり、心も体もぼろぼろの状態だった時、ふと映画というものに興味がわき、この映画に出会い、日々のつらい出来事にも耐えられる、今の僕がいると思う。本当にこの映画は僕の人生での運命の一本だと思う。家族や人間関係、心の問題など、悩める人々にはもってこいの最高の作品だと感じる。とにかく様々な人々に観てほしいと思う。タイトルも素晴らしいの一言です。 【バトルコサック】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-02-24 05:06:31) 78.母親のべス、自殺してしまった病友・カレンが典型的な「自分ではまともと思う」、危険なラインなのでしょうか。割れた皿が戻ると思ったり、自分で治せる!と思ったり、、、ほんのちょっとしたボタンの掛け違いが大きな岐路に人を立たせるのですね、深い映画です。みて本当によかったと思える1本でした。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-01-10 15:34:37) 77.んー確かに普通の家族。重いっちゃ重いんだけど何かが足りない。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-02-27 02:24:18) 76.人物関係、日常の描き方がとても丁寧です。 【akila】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-02-19 23:22:31) 75.《ネタバレ》 ごく普通の家庭人の繊細な心の交流を描いたホームドラマですが始終暗い雰囲気で退屈してしまいました。主題歌な美しい名曲ですね。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-10-17 14:54:01) 74. 小学生の頃、テレビで放送されているのを観て、何となく大人になったような気分でいました。 今観賞しなおしてみると、あの頃全く理解していなかった自分に気付きます。 講和とかスピリチュアルセミナーに行くと、人は誰でも苦しんでいるなんて話ばかりを耳にしますが、世の中には特に悩みもなく充実した人生を送る人もいるはずです。 少なくとも登場人物に感情移入するには、それなりの人生経験において立ち上がれないほどの挫折が必要かもしれません。 空気のように身近にいた存在。その親近感はいなくなって初めてわかるものです。 私も神経質な性格なので、主役の青年のように辛い出来事を正面から受け止めてしまいます。 本作を観賞して、ちょっとだけ解決策が見えてきたように思えました。 吹き替えは途中で原音に変わらないからストレスを感じません。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 9点(2009-09-24 08:31:42) 73.何と言ってもお母さんのキッチュぶりが燦然と輝く異色の作品です。この家族にとって離婚は悲劇ではなく、大いなる解放への出発点です。そこへたどりつくまでの人間の苦悩を描き、レッドフォードの監督第一作として、忘れることのできない映画となりました。 【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-17 06:21:40) 72.問題が色々とあるのに、日常といえば日常だった。それだけ共感できる部分も多いんじゃないかと。 【デフォルトモード】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-23 19:41:17) 71.《ネタバレ》 「カノン」で始まり、「カノン」で終わる。ホントにいい曲ですね、この曲。晩秋~初冬の物語の風景に絶妙にマッチしている。 学生の頃初めて観て、今回約10年ぶりに再鑑賞しましたが、前回鑑賞で抱いた印象とまるで違っていました。子供を持ったからでしょうか、親の視点・感情がすごいよく伝わりました。長男を事故で失ったことで崩れだした家族の絆を最初から最後までフラットに描く脚本が見事。家族に面と向かって「I LOVE YOU」って言える欧米の家族的風土がうらやましいなと思ったり。自分はオヤジに「愛してる」なんて照れくさくて死んでも言えません(;´∀`) 家族とはいえ一個人同士。家族でも心の内面をすべて把握できないなかでバランスをとって支え合って生きていく。そのバランスがアクシデントで壊れた時崩壊が始まる。次男が、家族ではない赤の他人であるセラピストによって自己の激しい葛藤から立ち直ることができた、しかし立ち直ったところで実は母親も心が病んでるからうまくいかない。ってところにこの家族の問題性を浮き彫りにし、そしてその状況は実は当時のアメリカ社会ではごく普通のことである(どの家庭でもありえるありふれたこと)、ってことをレッドフォードは言いたかったのかなと思いました。とにかく家族について考えさせられる映画です。 【瓦斯コイン】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-14 15:14:12)
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