みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
52.人間には必ずある、欲望や憎しみ、妬みの気持ちがこの映画、前面に描かれていた。最後になるまでサリエリは暗く、卑劣で嫌な人間のようだった。 しかし、精神病院での最後の彼は、自分の運命を受け入れ明るくなって いるように見えた。そして、モーツァルトが実際こんな人間だったと知れただけで、十分この映画を観る価値はあると思います。 【ボビー】さん 9点(2004-03-15 20:10:56) 51.モーツァルトの音楽と、この映画内のモーツァルトのキャラクターがぴったりだと思いました。納得!!の1作です。 【ぴっぷ】さん 9点(2004-03-08 18:29:09) 50.何回見ても面白いです。サリエリの嫉妬は分かる!あんなすごい曲を作ったモーツァルトがあんなだったらムカつきたくもなります。自分の信じていた才能があんな奴に脅かされるのですから、たまったもんじゃありませんよね。だから私はサリエリさんを悪人とは認めません!少なくとも、認めたくはありません(笑)。 【ウィマ】さん 9点(2004-03-08 16:18:03) 49.《ネタバレ》 サリエリの人間の小ささとは逆に、モーツァルトがサリエリをいい奴だと思いながら死んでいったのがなんとも腹立たしかった。傑作ですがモーツァルトの嫁が中学生に見えたんで-1点。 【モチキチ】さん 9点(2004-03-08 08:05:57) 48.モーツアルトという圧倒的な天才を前に苦しむ音楽家サリエリ、そしてその絶対的な才能をコントロールできないモーツアルト。「才能」に苦しむ二人の音楽家の運命を濃密に描いた傑作だった。完成度の高い映像世界と高揚感みなぎる音楽、そして二人の男の生き様に圧倒される。 【鉄腕麗人】さん 9点(2004-02-11 14:15:56) 47.努力では天才に勝つことは出来ない、という当たり前といえば当たり前のことをここまでハッキリと明示した作品はそう無いのではないでしょうか(逆は掃いて捨てるほどありますが)そのへんを明確にするためにモーツァルトをあまりにも道化に描いているような気がしないでもないですが、映像、音楽、シナリオと全てが最高の出来だと思います。 ただ、サリエリ側にいる私を含めた大多数の人にとっては教訓もなにもないお話ではありますが・・・ 【るね】さん 9点(2004-01-19 02:03:52) 46.脚本を書いたピーター・シェファーは「伝記ではない」と語っているが、多くの人にとってはヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトという天才の生涯を知る最良の作品なのではないだろうか。そこにアントニオ・サリエリという音楽的才能に恵まれながらも、音楽史上最高の天才と同時代に生きなければいけなかった人間の苦しみをスパイスとして加え、映画としての楽しみも付加している。個人的には、映画の中の「凡庸」な人たちと同じようにモーツァルトの音楽は「音が多い」と思うのであまり好きではないが、分かる人には無駄のない完璧な作りだと分かるのだろう。「自分の仕事には1点の隙もない」なんて言ってみたいものである。 【グレート・ギャッツビー】さん 9点(2004-01-11 01:17:45) 45.キャスティングが非常に腑に落ちるところが良い。悪妻コンスタンツェもやり過ぎず、現実感のある悪妻になっていたと思う。モーツァルトの曲が効果的に挿入され、史実をもとにした大作然としたきどりも無く、楽しめる作品に仕上がっていると思います。 【神谷玄次郎】さん 9点(2003-12-21 16:43:00) 44.《ネタバレ》 この映画については以前から気になっている事があります。それはレクイエムの一節Lacrimosa(モーツァルト葬送のシーンで流れます)を作曲したのは誰か、ということです。実際の伝説は以下の通り。「ある日モーツァルトの元へ、レクイエムの作曲を依頼する匿名の手紙がもたらされる。オペラ作曲に多忙のため、その作曲は遅れ、結局レクイエムは未完成のまま、1871年12月5日0時55分、モーツァルトは他界した。書かれていたのはLacrimosaの最初の8小節までであった。後に弟子のジュスマイヤーが補筆完成させた(註1)」。では映画の方はどうでしょうか。レクイエムの匿名の依頼主はサリエリであり、病床に臥すモーツァルトにその作曲を迫る(註2)。サリエリの代筆により、Confutatisの作曲が進められるが、あまりにも高度なその作曲技法はサリエリの理解を超えていた。サリエリの心に激しく渦巻くルサンチマン。しかし、最後にサリエリが知ったのは、モーツァルトもまた一人の弱い人間に過ぎないということであった。翌朝。コンスタンツェが現れ、サリエリが代筆した楽譜を取り上げてしまう。力尽きたモーツァルトは息を引き取る・・・そう、映画の中ではLacrimosaの作曲は描写されない! しかし、もし上記伝説の通りであるならば、後にジュスマイヤーの手に渡った未完の楽譜には、Lacrimosaの8小節が含まれていたことになる(しかもこれらは、サリエリが「代筆」していた訳だ)。この意味するところとは?「Lacrimosa8小節を作曲したのは実はサリエリであり、モーツァルトへのアンビヴァレントな感情が生み出した、凡人サリエリの最高傑作だったのではないか。モーツァルトの間近い死を予感した彼は、持てる力を振り絞り、これを秘かにモーツァルトに贈ったのだ」。そうすると、ラストでの彼の天国的表情にも、別の意味が見い出されるわけです。真相やいかに?(註3) (註1)レクイエムの実際の作曲状況はもう少し複雑らしい。Lacrimosa以降もジュスマイヤー独力で全てを書けた筈は無いと思います。 (註2)本当の依頼主はヴァルゼック伯爵と言う人。しかし実はサリエリが裏で手を回していたという推理も成り立つ?? (註3)勿論フィクションです念のため。サリエリがモーツァルトを殺したという噂があったのは事実ですが。サリエリの曲は現在でも演奏されてるという事は、付け加えておきましょう。 【鱗歌】さん 9点(2003-12-19 23:35:00)(良:2票) 43.3回観た。巧妙なシナリオに感心した作品。サリエリに共感するなんてまだまだ早い自分。 【ロウル】さん 9点(2003-12-15 19:13:54) 42.《ネタバレ》 劇場シーンでのキャメラポジションが全く同じで、多少単調な気がしたのですが、やはり、オペラはこの映画の見せ場の一つで、小細工なしが正解ということでしょう。圧倒的でした。また、この劇場シーンでの音楽は劇場の外、次のシークエンスまでまたがって続き、例えばドアを閉める音やペンを走らせる動作など、劇場外のアクションとシンクロさせることで場面と場面をスムーズにつなぐ役割も担っています。もちろん、こうした音楽の使い方は実に映画的で、珍しくはありませんが、わざとらしさがないところはさすがです。長尺なのですが、こうした編集を多用することで物語がスピーディに運んでいます。結果的に、映画全編にわたってモーツアルトの音楽が流れているような錯覚に陥りますが、この作品において、それは本望でしょう。また、サリエリを演じたマーリー・エイブラハムの表現力も素晴らしい。話自体も分かりやすく、途中、何度か回想が切れ、年老いたサリエリが当時の心情を神父に語りますが、これがむしろ説明的に感じるほどです。ただ、このサリエリの告白をほとんど言葉を発せず、時には頭を抱えながら聞いていた神父の唖然として、驚きに満ちた表情は実に心に残りました。この神父はほとんど台詞もなく、ただサリエリの告白を聞くためだけに登場する人物で、その意味ではまさに映画の観客と同じ立場にいます。モーツアルトは天才、サリエリはそれを見抜く天才だとすれば、観客のほとんどがそのどちらでもない、神父と同じ凡庸な人間に当てはまるでしょう。そして自分自身もモーツアルトやサリエリの心情などはおそらくは理解できない、唖然とした、驚きの表情で、ほとんど言葉を発することができない凡庸な人間なのです。自分にとって、この神父が印象に残るのは、まさに押し黙るしかないこの神父に自分を投影したからにほかなりません。そしてこの困惑した神父の存在こそが、作り手の天才2人に対する敬意なのではないかと思います。 【スロウボート】さん 9点(2003-12-15 02:48:54)(良:2票) 41.あ、この映画、重厚にして長尺なのにも関わらず、親しめてしまう理由が判りました。目の前に天才が現れて、その才能に打ちのめされつつ、やがてその大嫌いだった人格に魅了されてゆく、って、マンガによくあるパターン、意外にも慣れ親しんだ設定・・・って、すいません、こんな名作をそんな言葉でしか語れなくてごめんなさい。申し訳ないです。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-11-26 10:37:05)(良:2票) 40.160分という時間を少しも飽きずに見ることが出来ました。ちょっと間違えれば、音楽との相乗効果で眠くなるのは間違いないのに、画面に引きつけるパワーを感じました。世の中に天才はいるんだなー、としみじみ感じ、天才には天才なりの苦労があるんだと知らされました。モーッアルト好きになった! 【もちもちば】さん 9点(2003-11-20 18:13:04) 39.素晴らしい。天才と秀才の格差を悲しいまでに美しく描いた一本。天才とって秀才などその他大勢の一人に過ぎないが、秀才にとって天才は大いなる嫉妬の対象と成り得る。もし本作がモーツァルトの主眼で描かれていたらサリエリなど路傍の石に過ぎず、恐ろしく平坦な物語になっていただろう。だが果たしてサリエリはモーツァルトを憎んでいたのだろうか、それとも愛していたのだろうか? 【pony-boy】さん 9点(2003-11-02 14:32:17) 38.これぞ映画、という作品。インパクトの強い導入に始まり、印象強く描かれるモーツァルトの人間像、サリエリの心理描写がまた良く表れていて、何度観ても楽しめる作品。特別にクラシックやモーツァルトに関しての予備知識がなくても楽しめる点も高く評価できる。傑作。 【えいざっく】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2003-10-30 12:05:02) 37.素晴らしい。脚本、撮影、美術、音楽、俳優、すべてが下品にならず、上品すぎず一級のエンターテインメントになっている。唯一ケチをつけるとしたらモーツァルトのキャラクター描写が少し表面的なところか。しかしこの映画の輝ける主人公はエイブラハム(『スカーフェイス』でヘリから吊された人とは思えない)演じるサリエリなのだから、これでもいいのだろう。だったら題名を『サリエリ』にしろ?ごもっとも。しかしこれも天才と凡才の悲しき違い。それじゃあヒットしなかったでしょう。後世の映画の観客動員にも影響を与えるのも天才のなせる技なのだろう。サリエリがこの状況を見たら嘆くだろうか、それとも苦笑するだろうか? 【トマシーノ】さん 9点(2003-10-28 13:36:01) 36.サリエリいいです。嫉妬や妬みが前面に出る配役なのに、あまりそれだけに捉われていなかったのは見事。サリエルが「キリストの像」を焼いたシーンは凄かった。モーツァルトの固定観念も今までと大きく違い、随分と反発も多かった映画と思われるが、それを補って余りある内容になっていた。実にいい映画を見た思いがします。セットや衣装、歴史考察の徹底的な追及をそこかしこに感じられ、大変満足しました。ただ、10点満点をつけるには私的にはうまく説明できないが「何かが」が足りなくて、惜しいと思いながらも9点とさせて頂きました。 【はむじん】さん 9点(2003-10-15 21:02:24) 35.音楽の都ウィーンを舞台にオーストリア人たちが英語でしゃべる映画。そんなことはどうでもいい。豪華なセット、華麗なる衣装、圧倒的な音楽、非の打ちどころのないシナリオ、完成された演技、こまやかな演出…。直球勝負の正拳突きで、柱どころか建物まで打ち砕いてしまいました、みたいな作品。18世紀の欧州を描いたものとしては「バリー・リンドン」という傑作もあるが、あちらがいわば絵画のような静謐を保っているのに対し、こちらはあくまで映画として脈動し、観客を突き動かそうとする。画面をぼんやりと眺めているだけでも、この映画を作るために注がれた労力のほどが感じられる。「アマデウス」のような作品を、またこの目で見られるのはいつだろうかと考えると、ただ嘆息するしかない。 【ウーフー】さん 9点(2003-10-14 12:36:53)(良:1票) 34.まさか”モーツァルト”をこれほどのエンターテイメントにできるとは。重厚な雰囲気もそこなわずサクッと見れる映画です。 【ウメキチ】さん 9点(2003-10-10 21:44:44) 33.私も高校の音楽の時間に鑑賞した経験あり。中世ヨーロッパの陰惨な雰囲気がたまらない。 【為替差損】さん 9点(2003-09-29 18:44:29)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS