みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
29.《ネタバレ》 夜の森、兎、水辺で襲われる弱肉強食…を演じる子供たちの演劇。大人たちは笑うが、子供たちは子供たちなりに必死で夢を描く。 その演技も含め、さりげない場面の数々が後に伏線となって効いてくる面白さ。 ケチャップで血の海、大小様々な動物肉食・草食、あらゆる動物が跋扈する世界。 演奏、服装、宇宙服、兎の家族、コスチュームプレイ、憧れ、夢、スキップ、恐喝。 押されれば蹴りで、ひっかく、頬の傷、掴み取っていたもの、自己犠牲。他者のためなら進んで自らを捧げてしまうのだろう。 訓練所で落ちて、落ちて、落ちて、ぶっ飛ばされ、それでも諦めずに跳んで、飛んで、跳び蹴りを喰らわせ小さな体で巨大な相手を薙ぎ倒す成長。 それぞれの動物のサイズに合わせた扉、別れの抱擁、窓の外、電車、旅立ち。 自然の中に拡がるコンクリート・ジャングル、駱駝の疾走、砂漠、雪山、密林、歓迎、一人暮らし、隣人の声、壁の絵、忘れ物。 野獣野郎どもが競い合う警察、椅子によじ登る、拳を突きあう挨拶、任務、警ら、違反キップを跳ねるように貼りまくる。 鼻のアイス、拳銃の様に腰に据えるスプレー、アイスクリーム屋、掲げるアイス、胸の勲章、見せつけられる現実…商魂たくましいこと。 最高の出会いから最低な真実を目の当たりにし、それを乗り越え近づき、また離れ、再会を繰り返し深まる絆。 電話で繋がる故郷、帽子を投げ出し、水を得た魚のようにビルからビルへ跳ね、跳ね、跳ねまくる追跡! ドーナツで捕縛、受け入れる依頼、瓶で拡大、突き付けるボイスレコーダー、動物本来の姿で跋扈する環境。 主人公だって幼き日にあられのない姿を晒していた…それが最終局面のアイデアにも繋がったかも知れない。追跡の時にしても、自分よりもっと体が小さい生命が力強く生きている…それが彼女の肉体ででっかく燃え上がり光り輝く“魂”を育てたのかも知れない。 バックスバニー「自然体が一番だね」 仕事熱心なナマケモノ(マイペース)、投げた先、侵入、手掛かり、扉を開けた先、「ゴッドファーザー」ネズ公、蓋を開けた先に拡がる絶望、思わぬ再会、口づけ。 吊り橋、暴走、蔦でターザン、救援。 人を騙すようになってしまった理由と過去、口にハメられ心に刻まれた傷、監視カメラが見たもの、ジェスチャー、ハウリング、逆らえない「性」。 侵入口、レディ・ファースト、収容所、記録、電話、脱出、雑コラ、誘い、新聞とニュースが駆け巡るメディア、記者会見、口枷が蘇らせるトラウマ、絆を引き裂く群衆の壁。 “病い”によって生まれる差別意識、作られた英雄、置かれる勲章。 里帰り、花、投げ渡す鍵、持っていてくれたものが蘇らせる関係。 ドライブ、友人の協力(脅迫)、地下鉄、研究所、狙撃、扉の外に叩き出し、砕いて閉めて開けて跳んで蹴っ飛ばしてぶっ飛ばす!! 託すもの、穴、噛み砕かれるもの、壁に追い詰められても肉体ごと捧げてしまう行動、記録、“弾”、駆けつけていたもの、戻って来たもの、認められたもの、帽子を投げまくる歓迎、与えられた新車が語るもの。 歌で結ばれる動物…いやズートピアを支えるすべての生命たち。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-12-15 04:21:29) 28.《ネタバレ》 偏見や差別というテーマを子ども向けのアニメでこうも見事に盛り込んでくるとは、ディズニー恐るべし。本来のターゲットてある子どもにはそんなテーマはわからないかもしれないけど、動物達の個性をみてるだけでも充分面白いし、一緒に観に行った大人も楽しめる。やっぱりディズニーってスゴい。 【けんじマン】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-12-13 20:54:01) 27.《ネタバレ》 とてもよくできたアニメ映画。素晴らしい。 だが7点をつけた。 では、あらすじを。 小柄な体で憧れの警察官になったウサギ(女性)が、相棒のキツネ(男)と艱難辛苦をのりこえ、大きな事件を解決して認められた。 イジメや差別のある世界で、理想を目指し努力する、前向きな主人公は美しい。 主人公の性別が女性なので、女性の観客は自己投影する人が多い気がする。 特に新しい学校や職場で挑戦している女性は。 現実で理想を追い求めても、上手くことは運ばない。 だから映画の中だけでも上手く運んで欲しいものだし、運ぶことが多い。 そうしないと客は喜ばないし、創り手は映画を「客が喜ぶように作る」ものだ。 何が言いたいかというと、キャラクターがストーリーのコマにしか見えかなった。 だから7点をつけた。とてもよくできた脚本なんだけど。 ところで、主人公はずっと防犯スプレーを持ち歩く。 あのベルトは皮ではない(メイキング本にそう書いてあった)。 だが現実なら皮だろう。 この映画の世界観では、動物の皮が使えないのである。 また肉食動物たちは、ふだん何を食べているのだろう。ドーナツ? そんなわけがない。 それもあって7点。キレイごとは嫌いだから。 肉食はなんのメタファーだろう。 食卓にならぶ肉や魚、野菜も、ほぼ全部が命である。 「生きるためじゃなく、食べる快楽のため、動物殺して何が悪い」が人間の本音。この映画のスタッフの毎日、観客の毎日だと思うんだが(私を含めて)。だから映画の根本に違和感がある。キレイ事は嫌いだ。「偏見の目で見ないで」と訴える人だって、いろんな偏見で世の中を見てるし、他者を差別してるものだから(責めるつもりは全くない)。 人参ペンが三度出る。小道具の使い方が上手い。 ラセターは、デザインした人に特別ボーナスを出したかもしれない(妄想)。 とてもよくできた映画だが、好きなキャラが一人もいない。だから7点。 【変更】7点から8点に変更する。主人公の二人が、イイ奴だから。 【激辛カレーライス】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-11-20 23:47:51) 26.主題歌はとても楽しいけれど、それ以外はあまり楽しくない。 ここに描かれているのはアメリカ社会の人種問題・宗教問題と、すぐに気付いてしまうから。 そうすると、なんだか人間が着ぐるみをかぶっている映画を見ているような違和感を持ってしまう。 そうすると、今度はお話の単純さ、安直さに疑問を持ってしまう。 アニメだから夢と希望だけ見せろっていうわけじゃないけど、こういった問題を正面から扱うなら、それなりの覚悟や真摯さを見せてくれないと困る。 【まかだ】さん [DVD(吹替)] 5点(2016-10-11 00:25:57) 25.《ネタバレ》 なかなか、面白い、良く出来てる。よーく練られた脚本・構成はさすがのディズニー。とっても高レベルでスキが無いけど、若干優等生的雰囲気がこれまたディズニーらしい。でも素直に良いものは良いね! 吹き替えの声優さんたちもグッジョブでした。 【Kaname】さん [DVD(吹替)] 8点(2016-10-08 06:59:45) 24.《ネタバレ》 かわいいうさぎが夢を叶え警察になって、苦手なきつねとけんかしながら事件解決!! あの、うさぎの目が、アナに見えたのは私だけだろうか。 「Mr.ビッグ」がねずみで、でかいシロクマを手下にしているあたりが面白かった。 でも、ズートピアの世界でも、ウールの絨毯なんて。。。羊ってある意味かわいそう。 だから、悪役で納得なんですが。 最後に猛スピードでとばす車の運転者が、怠け者ってのが一番面白かった。 あっ、フタコブラクダが妊婦さんになると、3こぶになるんだってさ。 【新しい生物】さん [DVD(吹替)] 9点(2016-09-26 02:02:44) 23.《ネタバレ》 おもしろかった。ジュディが「警察」という職業を通し、色んなことに首を突っ込もうとして挑戦・失敗するさまは、今回の映画の一つのテーマでもある"I try everything even though I could fail."を身をもって具現化している。ジュディとニックの関係は、絵に描いたような「出会い→慣れ親しみ→衝突→リスタート」だったが、今回のイシューである「肉食動物の野蛮な本能」にうまく絡んで自然。副市長が黒幕というのも読めず、後半のストーリーに見事な緩急をもたらしてくれた。話のテンポが良く、キャラがそれぞれ個性があって際立っていて見てて飽きない。チーフ・ボゴが個人的には一番好きなキャラクターになった。 【カジノ愛】さん [インターネット(字幕)] 8点(2016-09-21 00:55:20) 22.安定のディズニーアニメ。良かった!! 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 9点(2016-09-18 04:22:56) 21.《ネタバレ》 人種差別問題を表立って取り上げている挑戦的なアニメーションだとは思いますが、 アニメだからこそ、逆に冷めた目で見てしまう自分がいました。(なんだか気恥ずかしくなるというか…) ヨガの辺りはシュールすぎるし、後半の「肉食動物」の連呼に、あぁ・・・とため息出てしまします。 黒幕も、やっぱり感もありながら、そこまでしなくても、と思ってしまいました。(アナと雪の女王もそうでしたよね。) CGで表現される動物は、動きも毛並みもすごいけど、正直もう見慣れた感はあります。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-09-13 23:54:51) 20.《ネタバレ》 主題歌が大好きでマラソンの時にいつも聞いてました。あまりにも軽快で心地いい楽曲なので映画も是非観たいと思い観ました。この主題歌に勝るとも劣らない素晴らしい映画でした。 ジュディがズートピアに向かう時、iPodでトライ・エヴリシングを聞きながら向かうシーンがとても好きです。ジュディが心を躍らせて希望に満ちた未来に向けて旅たつ印象的なシーンですがズートピアでは数々の試練が待っているというメッセージも感じました。 もしこれが人間社会で描いたら結構過激でシュールな映画になっていたように感じますが、動物社会での物語りにしたことで軽減されていいますね。 様々な現代社会が抱えている問題を提唱し、共存共栄の時代になったというメッセージを感じました。自分が少年時代だった時は競争社会でした。強いもの、金を持っているものが勝つそんな社会でしたが、今は共存共栄の道を選ばなければ銀行すら倒産してしまうような時代です。これは何かの宇宙意思が転換したのか分からないが正に今の時代に必要なテーマであり生き方だと思う。 気に入らないものを排撃したり、弱いものを虐げたりするような生き方は現代には合わないと思う。どうか現代の国家間、企業、人種などそれに気付いて欲しいと願います。 自分だけ抜け駆けしたり得しようとすると共滅のミチを辿ると思う。競争原理から共存原理へ転換したということを実感させられます。 動物たちの個性も面白く生かしてますね。ウサギの兄妹が多いのはそのウサギの性質から来ている。そうバニーガールのキャルクターになったのもその特性ゆえになったものだが何故兄妹が多いのか分かる方には分かるだろう。 ニックは裏社会に精通しているが故に犯罪心理をよく心得ており、事件解決に重要な位置におりますがそのニックを上手く利用したのはジュディの知恵でありさすが成績一番で警察学校を卒業した逸材だけあります。 田舎から出てきたジュディが都会で擦れているニックと触り合うことで垢抜けて行く、そしてニックは純粋なジュディと触れ合い段々純粋さを取り戻して行くすごくいい関わり合いをしている所もこぎ見良く物語りをいいものにしています。 またディズニー映画はなんとなく先の読める映画が多い印象ですがこちらの作品はなかなか作り込まれておりディズニーにしては面白い展開をしておりました。 図らずも楽曲に惹かれて観た映画でしたが数あるディズニー映画の中でベスト入りするいいものでした。 【レスポーラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2016-09-03 22:09:52) 19.ずいぶん評判がいいようなので観に行ってみた。 動物の姿を借りて人間社会を描いているのはその通りなんだろうなと思いつつ、そこまで刺さらなかったです。 なにが原因かわからないけど、テーマとしては決して新しいものじゃないしね。 ここ最近のピクサー作品では一番好きかな。べいまっくすみてないけど 【おとばん】さん [映画館(吹替)] 7点(2016-07-04 22:48:58) 18.《ネタバレ》 影の支配者である副市長は草食のひつじ(草食の票で当選できた肉食のライオン) 警察の署長は草食の水牛(危険な潜入捜査は肉食のトラ(それも草食のマスクを被って)) 警察の象徴であるワッペンには草食のサイ(受付は肉食のチーター) 裏社会のトップは草食のネズミ(使用人は肉食の白クマ) 金融界を支配する銀行員は草食のハムスター(海賊版DVDを売る肉食のイタチ) スーパースターの草食のガゼル(バックダンサーは肉食のトラ) 博物館では武器を持つ草食の羊の展示(と草食獣に狩られる肉食のトラの展示) 主役は草食のうさぎ(準主役が肉食のキツネ) 肉食動物と草食動物が共存するズートピアと言いながら、完全に草食動物に支配されている街。 でも、ストーリー上はそのことにほぼ触れず視聴者をミスリードするつくり。 本当の社会的弱者は肉食動物か草食動物か。 我々の住む世界もしっかり目を凝らしてみてみないと本当の問題は解決しないと暗にメッセージを送るディズニー。 とても面白い映画。 【aimihcimuim】さん [映画館(吹替)] 9点(2016-07-03 00:52:55) 17.今まで観たCGアニメ系の映画の中では一番面白かった。数々の伏線もお見事。 【虎王】さん [映画館(吹替)] 10点(2016-06-17 23:24:45) 16.《ネタバレ》 映画のテーマはすごくいいと思いました。最初はただの男女差別や力の弱い者への偏見だけだと思ってましたが、もっと大きく重いテーマが隠れていました。それに気が付いた時には、「やられた!」と思いました。すごいぞディズニーって思いました。でも1本の映画の出来としては、テーマに関係ないアドベンチャーの部分に不満が残ります。もっとワクワクするような冒険がほしかったです。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-06-10 23:04:42) 15.《ネタバレ》 面白かった。CGの動物たちが愛らしい。人間の描画で感じられる何とも言えない「気持ち悪さ」が動物にはないなあ。 子供時代のジュディがスキップでピョンピョンスキップする様など可愛くてずっと見ていたいぐらい。 そのように、画面に映っている全ての生き物の表情仕草に徹底的にこだわり、それでいて自然に見せていることに驚異。 うさぎ村からジュディが旅立ち、人口が一人減るところがどんどん増えていってるなど細かなネタも随所にあり、もう一度観たいと思わせる。 肉食動物が他の動物を捕食せずにすむようになったことによりズートピアが誕生した、という前提があるのだと思うがそれについての説明はなく、釈然としない部分はある。キツネのニックがブルーベリーを食べるシーンに暗示されているのかも。 テーマとかメッセージとか謎解きとかより、伏線の置き方回収が秀逸だったり全編に感じるサービス精神が、娯楽映画はこうでなかったらと唸らされる。日本人には作れないだろうなあとも。 ニンジンレコーダーのくだりはちょっと多過ぎかな。ラストの効果が弱まった感。 【banz】さん [映画館(吹替)] 8点(2016-05-28 13:59:57) 14.《ネタバレ》 ディズニー大好きですがこれは残念、合いませんでした。珍しいことです。 修身の教科書!ズートピアという題名であの絵柄であの歌で、説教っぽいし冒頭から学芸会の劇が面倒でした。 肉食は悪いのか、ということです。 〇か×か。不明者捜索〇で駐車違反取り締まり×。警察署の受付〇で書類整理は×。警官の仕事〇でニンジン販売×。〇か×かで苦悩し失敗する人間社会を深く掘り下げるなら子供向け絵はどうかと。 ディズニー作品には制作者の伝えたい思いがありますが、幼い子供に伝わる訳ではありません。でも楽しいシーンがあり、笑ったりドキドキしたりして楽しむ。その思い出を頼りに、大人になってまた見て、大きなテーマに感動したりします。可哀そうなのは隣に座っていた幼稚園児の姉妹とお母さんです。辛い二時間でしたね。絵につられてきてしまいました。幼児や小学生向けではない、という宣伝をして欲しかったです。最後のライブシーンも、東京ドームみたいなアニメのライブは面白くないし、手抜き感がありました。 【LOIS】さん [映画館(吹替)] 3点(2016-05-25 22:19:42) 13.思ってた以上に社会派でした。(人種)差別や偏見、風刺に彩られてはいますが明らかに舞台はアメリカそのものですね。ディズニーにしては随分トライした作品だなあと感心しました。日本アニメ界は大丈夫なんでしょうか?萌えとか猫とかそんな予告編ばかりで心配になりました。 【Kの紅茶】さん [映画館(吹替)] 7点(2016-05-22 22:28:43) 12.すばらしい伏線。退屈に見える前半にも意味があります。 【Yu】さん [映画館(吹替)] 7点(2016-05-19 23:45:56) 11.《ネタバレ》 ★のっけから子供時代のジュディ(ほか)が「大人な」劇を演じ、そのあとは露骨ないじめシーンと、およそ子供の食いつきを無視した演出脚本に唸った。その後も出自や種の違いをネタにした差別的シーンが満載で、ディズニーも思いきった映画を作ったものだ。 ★もちろん、子供向け映画としては、という意味であって、普通の大人向けのポリスストーリー、バディムービーとしてなら、まあ甘いとしか言えない。でも、楽しむのはそこじゃなくて、ほんとに細部がよくできてるんですよね。★電車や街の作り、種に応じた住環境(ゾーン)の設定、その舞台に応じたアクションその他諸々・・・ベイマックスの時もそうだけど、ほんとに舞台に手抜きなくて仕掛け多いからそれだけで楽しめる ★あと中盤でジュディが捜査に訪ねたヌ◯デ◯ス◯ビ◯チみたいなとこ。笑うとこだろうけど、当の子供たちは笑えるのかなあ。 ★そう、子供たちといえば、擬人化された動物たちが、例えばジュディやニックや小さな動物たちは可愛いんだけど、比較的リアルな頭身のガゼルやキリンや象とかみんな可愛く思えるのだろうか。それと非常にディズニーっぽい主張、「肉食動物と草食動物、仲良くすることが進化だし正義!」ってのがこの映画ではストレートで、大人からすると「うん、そうだね、それがほんとに良い事かは何とも言えないけど・・・」と言葉を濁すしかなくて。そもそも「肉食動物」って劇中でも連呼してるけど、市長やニックは何を食べてるの?食事シーンあったっけ?肉食べるのやめたのか?それとも預かり知らんとこで犠牲になってる食用動物がいるのか?突き詰めたらちょっとブラックな映画になったろうけど。 ★自分の近くでは吹き替えしかなかったのがやっぱりマイナス。声優は下手ではなかったけど、原語+字幕のほうが、言葉のあやとかギャグとか意味の通るとこもあったように思う。DVD出たら買うか借りるか字幕で見てみたい。★まあ、あと冒頭から書いてるとおり、いまいちターゲットがはっきりしない作り方とか細かいマイナスはあるものの、全体としてはいい出来だと思う。字幕だったら8点だけど、選択肢がなかったので7点。 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-05-19 00:42:40) 10.《ネタバレ》 ディズニーにしてはかなり踏み込んだ内容で、夢を叶えるための厳しさ、頑張っても報われるとは限らない残酷さ、人間以上の体格差と第一印象で形作られた偏見と差別が、オブラートに包まれながらもエグみを効かせている。それでも、現実世界そのもののズートピアを変えていこうとする主人公の信念が、嫌な奴だった詐欺師や署長の心境を変化させていく。黒幕の正体ないしその填末について、終盤で分かってしまったが、自分自身の身の丈をよく知り、己を信じることが出来なければダークサイドに堕ちてしまう危うさが現実世界以上というのはあまりに皮肉だ。社会を変えていくのは我々そのもので、その手段が正しいか間違っているかの違いに過ぎない。ウサギとキツネの凸凹コンビの掛け合いが、シビアな世界観において清涼剤になっていた。 【Cinecdocke】さん [映画館(吹替)] 8点(2016-05-16 20:36:51)
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