みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
9.ハリウッドにしては珍しく 日本軍に対して割とニュートラル・もしくは親日的な視点で描かれていたが、中国人は見事に野蛮な鬼畜だな~。。しかしクリスチャン・ベール若い!伊武雅刀も若い!ジョンマルコビッチも若い!けど、やっぱり当時からハゲてたのですね! 【くまさん】さん [インターネット(字幕)] 9点(2010-09-16 01:10:39) 8.《ネタバレ》 JGバラードのかなり難解な自叙伝的作品をうまくスピルバーグの映画として作り上げている。(ハロウィーンパーティのシーンにJGバラード本人が写っている。) スピルバーグの飛行機に対する愛情、思い入れが主人公ジムの目を通してひしひしと感じられる。 イギリスを知らない上海生まれのイギリス人少年が太平洋戦争の勃発で日本軍の捕虜となって蘇州の収容所で終戦までをすごす。 一人の無垢な少年が受けた過酷な体験を少年の目線で叙情的に描いている。 非日常である収容所生活が楽しく感じられたり、大好きな飛行機に触れた時の幻想的なシーンも当の少年の気持ちで見たとすれば十分納得できる。 上海のシーンは実際に上海でロケされたが撮影年を考えるとこれはすごいことだ。 でも逆に当時だから出来たのかも知れない、今は開放が進んで気軽に訪れることは出来るが町並みがすっかり変ってしまって映画の撮影が出来るような状況ではない。 何年も両親とはなれてきわめて異常な状況の中で暮らしたために両親の顔を思い出せなくなるジェイミー。 後半のその告白のシーンは心に強く響く。 そしてラスト、戦争が終わって収容所からでたジェイミーを探しに来た両親との再会。 ジェイミーは心に傷を負って感情の無い顔でボーっとしている。 父親は目の前を通るがお互い気がつかない。 しかし母親がジェイミーを見つけ近づく。 だがジェイミーは反応しない。 が、ついに母親の唇に触れ覚えていた口紅を確認、さらに髪の毛の色を確認。 ようやく母親を認識したジェイミーは母親に手を差し伸べ抱きあう。 ジェイミーのうつろな瞳は母に抱かれようやく安息を得られた安堵に変っていく。 大変に感動的な演出だった。 大好きな作品のひとつ、でも満点にしないのは日本、日本軍の考証がなっていないから。 白装束の兵士(?)がわらわら登場したり、海軍と陸軍がごっちゃになっていたり。 【称えよ鉄兜】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2007-10-30 13:24:12) 7. SF作家バラードの同名の自伝を映画化したスピルバーグの最高傑作。お決まりの英雄物や、同盟軍の蛮行を糾弾する反戦物とは全く次元の異なる作品。子供の目を通した戦争そのものを描いていて、映像はみずみずしく、印象的なシーンが多い。戦闘機マニアの主人公が、出撃する特攻隊の勇姿にみとれて「海行かば」に合わせて母国の子守唄を熱唱したり、同じ大空に夢を描く者として、少年特攻隊の一人と心を通わせたり、絶望のどん底で目撃する暁の空の虹色の閃光(少年は動けなくなった老婆の昇天する光と勘違いする)など、少年視点の独創的なシーンには心打たれる。 子役のベールの演技も素晴らしく、はじめは無邪気なおぼっちゃんが、ラストでは、両親の顔もなかなか思い出せないほど、疲労と苦悩を湛えた瞳の持ち主に変わっている。 この作品が日本帝国を美化しているという、不当な意見で低い評価を与えられているのだとしたらとても残念なことだ。 【lafish】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-15 17:10:47)(良:3票) 6.《ネタバレ》 戦争は最大の「大人の事情」ってヤツで、子供は「大人の考える事に口出しするんじゃない!」と有無を言わさず頭を抑え付けられてます。どんな希望も夢も「大人の事情」が簡単に踏みにじり、残るのはただ生に対する欲求。生きてゆくためには心の中の子供な部分を削り取ってゆくしかなくなって・・・。両親に再会するラストシーンは、一見ハッピーエンド、だけど、少年のその顔は、もうあどけなさを取り戻せない、童心の代わりに虚無を刻み込まれたような表情。失われてしまった両親への愛に、再会にも感情を動かさずただ目を閉じる・・・深く悲しみが伝わってくる映画でした。少年期との別離から絶望的な現実へ至る、実は『E.T.』と『シンドラーのリスト』を繋ぐ、スピルバーグを語る上でも重要な一編なのかもしれません。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-12-10 20:44:13) 5. 少しややこしい映画だけれども、戦争の中で生きていく、たくましい男の子が、とてもよかったです。 個人的に歌が良かったので1点UP 【マック】さん 9点(2003-11-30 18:56:51) 4.《ネタバレ》 映画館で1回ビデオで1回みて、このたびDVD買ったの。大人に考えさせるテーマみたいなのはあまり感じないんだけど、あの聖歌隊のボーイソプラノとか、夕暮れの中火花の散る整備場で敬礼するシルエットとか、収容所の建物をかすめてとぶムスタングとか、いろんなきれいなものに惹かれるの。マルコビッチ演ずるこすからいアメリカ人から生きてゆくための要領を学びながら、それでもピュアな部分はずっと持ちつづけてる、ほんとに「少年」て感じがよいのでした。でてくる日本兵たちも、敵とはいいながらあえて悪人として描いていなくて、どこかのどかな、どこか純朴な感じがするの。先入観のない公平で純粋な少年の目でみてるからかも。個人的に、澄んだきれいなシーンに泣ける一作なの。 【ごりなの】さん 9点(2003-07-13 18:27:38) 3.やっぱり戦争はいけないんだと思いました。戦争を美化していない作風も好きです。最後の方で少年が母親に再会できたシーンは泣けました。 【ジェイムズ】さん 9点(2003-06-26 08:29:41) 2.良かった! けどながい! 【ビッケ】さん 9点(2002-07-25 22:00:16) 1.戦争のむごさ、悲惨さを、少年の表情の変化の中に見事に描いている。秀作です。少年の敬礼に、3人の日本兵が威儀を正して、敬礼で応える場面は印象的です。上流家庭に育ったイギリス人少年と武士道の最後の華を体現した特攻兵。彼は特攻兵の中に何かを見たに違いありません。そして、日本兵は少年の中にまぎれなき敬意を見た。「武士道とはgentlemanのことだ」という言葉を想い起こします。イギリス人少年でなくては、このシチュエーションは成立しません。これがアメリカ映画であることに驚きを禁じ得ません。 【向日葵】さん 9点(2001-08-31 08:31:27)
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