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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(9点検索)】
4.《ネタバレ》 大好きな一本。今まで何度も見直していますが、年を取るとともに、見方がどんどん変わっていく作品です。20代の頃は、ウィリアム・ハートの優柔不断さにいらいらし、ジーナ・デイビスがエキセントリックな変な女に見えて、ラストには本当に不満が残りました。30代前半の頃には、キャスリン・ターナーとの、よりが戻るかと思ったらすぐに口げんかになるシーンが気になり、ああ、どこの夫婦も同じなのね、何とかここをうまく乗り切れなかったのかしら、とメーコンとサラの夫婦のあり方に注目してしまったり。30代も半ばを過ぎた今、ついさっきスカパーで再びこの映画を観たのですが、ふと、メーコンにはミュリエルでなければ、と思える自分がいる事に気づきました。メーコンは息子を事件で亡くした事で深く深く傷ついているのに、その息子の母親で、自分の妻であるサラにさえも、その辛さを素直に出せず、殻に閉じこもるしかなかった。その彼が出会って数日で、自ら殻を自然に破って心情を吐露できたのが、ミュリエルだったんですよね。それまで派手な化粧と服装だった彼女が、化粧っ気の無い顔でただただメーコンを抱きしめる姿は、どこか聖母の様に見えて、ジワンジワンきてしまいました。だけどメーコンがその事実に気づくのには時間がかかってしまい、ついつい18年も夫婦でいたサラとよりを戻そうとする。その優柔不断さが人間くさくて、そのリアルさに感情移入してしまいました。20代の頃はあんなに嫌いな部分だったのに、どうした私!ああ、年をとるってこういう事なのね…、こういう映画がわかるようになるなら、年とるのもいいかな、なんて思わせてくれる一本です。また、人生を旅行になぞらえて、シーンのところどころに入るガイドブックの一節も的を得ていてよかったです。こういう地味だけど、人間の機微を細かくとらえた映画が、またこれからも出てきてくれると嬉しいですね。 【ろこもこ・らいす】さん 9点(2005-02-28 14:18:58)
3.この、微妙なヘンさが大好きです。 (ビデオ) 【zero828】さん 9点(2004-02-25 22:23:55)
2.《ネタバレ》 とても面白いと思います。この作品の主人公は、息子の死や妻との離別によって生きる意味を見失いながら、もう一度人を愛する気持ちを取り戻すことで、生きてゆく活路を見出していきます。「自分を愛するように人を愛することはできない」と言ったのは、かのドストエフスキーさんですが、それは、ある意味で恋愛に対するナイーブさの顕れ。この映画のように恋の妖精はそう簡単に向こうから現れないもの。心のままに生きるといっても、なかなかねぇ。 【onomichi】さん 9点(2003-09-06 23:56:55)
1.思いっきりのハッピーエンドではないにしろ、観客の思い通りのエンデイングで良かったのではないでしょうか。今ほどマッチョでないジーナデイビスの助演賞は納得です。 【sokrates】さん 9点(2002-04-11 13:40:20)
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【点数情報】
Review人数 |
26人 |
平均点数 |
6.35点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 3.85% |
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4 | 3 | 11.54% |
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5 | 7 | 26.92% |
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6 | 3 | 11.54% |
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7 | 3 | 11.54% |
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8 | 5 | 19.23% |
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9 | 4 | 15.38% |
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10 | 0 | 0.00% |
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