みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
5.映画鑑賞後、マイカー(軽四自動車)で帰路についた。 アクセルを踏み込む足、ハンドルを回す手、バックミラーを見る目、何ともない自動車の運転において、心なしか“メカを操っている”という気分で高揚していることに気付く。 詰まるところ、「アイアンマン」とは、そういう映画だ。 「3」なのでもちろんシリーズ3作目なのだが、今作の場合、普通のアメコミヒーロー映画のシリーズ3作目の立ち位置とは大いに異なる。 ご存知、一年前の一大フェスティバル「アベンジャーズ」を挟んで初めての続編だからだ。 幸いにも“フェスティバル”は大成功に終わったが、その後の各ヒーローの単体シリーズに課されたハードルは、高いというよりも、非常に困難なものになった筈。 「アベンジャーズ」で、宇宙規模いや神話規模の強敵と両雄入り乱れる死闘をNYで繰り広げた後に、ヒーロー単体で一体どんな「敵」と戦えばいいんだ?という話である。 しかし、結果としてこの作品の製作陣は、見事な結果を導き出してみせたと思う。 何よりも「脚本」が素晴らしかったと思う。 “祭りのあと”の心労を主人公に与え、独善的にまで自信家だった彼に、心に植え付けられた明確な恐怖を感じさせ、同時に旗艦である自宅、そして身に纏うアーマーまでもが敵によって破壊されてしまう。 結果、彼は内も外も文字通りに“丸裸”にされてしまうわけだ。 すなわちこの作品は、これまで自慢の鋼鉄アーマーを纏うことによってはじめて“アイアンマン”と成っていたトニー・スタークが、一度総てを脱ぎ捨て、自ら破壊し、彼自身が“アイアンマン”そのものであるということを見出していく物語に仕上がっている。 そういう物語の意向を踏まえると、妄信的に開発し続けてきたパワードスーツが尽く破壊され、絶体絶命に陥ったトニー・スタークが既に手に入れていたものこそが、“ペッパー”という彼にとっての最強のアーマーだったというクライマックスの顛末も、とても感動的だ。 さて、どうやら今作を皮切りに、“フェスティバル”の第2弾への助走が始まったと言っていいらしい。 もはやこちらとしてはノせられる気満々なので、せいぜい金をかけてマイルストーンを置いていってほしいものだ。 そして、すべてを脱ぎ去ったトニー・スタークが、満を持して“フェスティバル”に帰ってくる様を心待ちにしていよう。 (2018.5.11再鑑賞) 「I am Iron Man.」と、“社長”が締め、このシリーズ最終作(一応)は終幕する。 この台詞は、第一作「アイアンマン」で、同様にトニー・スタークが放つ台詞だが、イントネーションを変えることで、同じ台詞が持つ「意味」を変えて表現しているところが上手い。 このシリーズ最終作(一応)で、あらゆるものを失ったかのように見えるトニー・スタークだが、彼は“スーツ”をはじめとする総てを失ったことで、初めて自分自身の本当の価値を見出す。 即ち、鋼鉄の最強スーツを身に纏ったスーパーヒーローが“アイアンマン”なのではなく、それを絶体絶命の中から生み出し、叩かれ、倒れてもなお、再び創造することが出来る「私」こそが、“アイアンマン”なのだということに、他の誰でもなく自分自身が認められたことで、彼の「闘い」は一つの区切りを得たのだ。 ロバート・ダウニー・Jrを“社長”に配した映画史上においても指折りのベストキャスティングに端を発したこのヒーロー映画シリーズの「着地点」として、見事な最終作(一応)だったと思う。 まあ、(一応)を連呼した通り、MCUの連なりの中では、この先も“社長”はバンバン登場するわけで、この映画のラストシーンに溢れている筈のヒーローが去った寂しさみたいなものは、今となっては全く感じることは出来ないのだけれど。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-06-01 16:40:04) 4.前2作も良くできてましたが、今作は更によくできてますね。観客を楽しませるためのエンターテインメントとしてのシナリオ作りが非常に上手く最初っから最後まで存分に楽しめた。残念な点はアイアンマン単体として十分すぎるほどの出来なのにアベンジャーズの余計な要素を無理に入れてることが今作もこれからも足かせになりそうなとこですかね。それと終盤の全員集合的なシーンは面白いけどそれなりの複線は欲しかった。 【映画大好きっ子】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-10-19 15:29:40) 3.《ネタバレ》 3作の中で1番面白い。スーツ装着の戦闘シーンはもちろん、スーツ未装着のアクションシーンもなかなか。それとコメディタッチな部分が今までの作品と比べて多かったのも非常に良いです。最後のアイアンマンズのシーンは色々個性があって面白かった! 【とむ】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-05-06 23:02:42) 2.《ネタバレ》 ロボコップ3同様、ラストバトルが『ロボットが一般人ボコってる図』になってるのが残念ではあったけど、かなり楽しめました。新作スーツの特性を利用した戦法もさすがです。着せて自爆させるより溺死させた方が確実な気はしますが…。それにしてもエンドロール途中で帰る人達は関連シリーズを見たことがないのでしょうか?それともシリーズ全て途中で帰るから知らないのでしょうかね?そんな他人のことより自分が心配な状況に陥ってます。鑑賞直後からコメントを書いている今に至るまで手からビームが出てほしくてしょうがない。 【SIN】さん [映画館(吹替)] 9点(2013-04-29 17:33:27) 1.《ネタバレ》 待ちに待った第3作目。予告編からエキサイティングして驚かされたが本編では更にド肝を抜かされ、とにかくこの作品は意外性で攻めてくる。スーツの性能の進化が目覚ましく、トニーの脳波で自由自在!それが上手くストーリーに活かされているのがいいね。スーツなしで敵地に乗り込んだり、スーツを着替えながらのボス戦とかアクション満載でエキサイティング間違いなし! 【みぢこ】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-04-26 18:48:34)
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