みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
3.法廷劇の白眉。この時期のポール・ニューマンは自らがアルコール依存症に苦しんでいたようで、演技には思えないほどの迫真性が伝わってきました。宿敵コンキャノン演じるジェイムス・メイスン以下の競演陣も秀逸。医療過誤事件。病院を経営する教会側からの和解(案)をはねつけ、「絶対的真実の追求と正義の死守」に目覚めた弁護士、信念に基づく陪審員の評決、これらは裁判制度のあるべき姿を実に雄弁に物語っています。ボストンの寂しい冬景色や、各登場人物の微妙な心の動きなども見事に表現されていて、全く共感できました。 【チャターBOX】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-07-01 17:44:28)(良:1票) 2.本作はまさにルメットの最も得意とする分野で、[十二人の怒・・]と並び最高傑作でしょう。 雪降るボストン 実に実に静かに映画はスタートする、その静かな風景をバックに次第にGalvinが再びその魂に火をともすのである。それは無力な市民に対しても法律は平等であるという信念の再燃に他ならない。。。。。。最終弁論は陪審員に向けられているが、我々にそしてGalvin自信にも語られていく。。。。。。。ポール・ニューマンの一世一代の名演技!!彼の演じる人間臭さ、もがき苦しみ、はい上がろうとする姿を 背中一つで見事に表現していまう。.....最後LauraはGalvinに電話をかけ続ける・・・・が。。。Galvinは受話器を取ろうとはしない。心を通じ合わせる二人だが。。。。大好きなシーン。本作は 作品賞、助演男優賞(James Mason)、監督賞、脚色賞、主演男優賞がアカデミー賞にノミネートされたが対抗馬“ガンジー”によって一つも受賞はされなかった、しかし 全く個人的な意見ではあるが「伝記もの」に常に不満をもつ私としては本作の方が格が上のような気がしてならない。それにしてもどうでもいいような作品が次々とDVDとして再登場しているにもかかわらず、本作がDVDとして発売されないのは 理解に苦しむばかりである。この作品を深く埋もれさせる事など考えたくは無い。。。。 久しぶりに映画を見直しました。 中年男の再起物語として評価されているのかもしれないが しかしながら この映画の本質は 全く別のところにあるように思えるようになった。 個人の あるいは私の意識を超えて 世の中が存在し あたかも 私個人を規定して いるかのような感覚とは いったいなんなのだろうか? それは 私が自由を放棄している事にほかならない。 では 何故 自らの自由を 放棄するに至ったのか? 端的に恐ろしいからである。 だけど 「それは」 いつでも私に問いかける だって 判例や法律に または道徳に 従う それを守るかどうかは、 いつも私に任されているのだから ・・・・・・・・ では どう行動し どう生きるか??? 【Moviegoers】さん [DVD(字幕)] 10点(2002-11-10 02:43:10)(良:1票) 1.《ネタバレ》 これは好きな作品です。この物語の中心的役割を担っている教会、医者そして弁護士という職業は、人々の苦痛をある意味商売にしている。肉体的や精神的な苦痛を取り除き、和らげてくれることで、頼りにされ尊敬を集めるような立派な人は当然多いんでしょうが、中には、強い立場を利用して、お金や名誉に気持ちが偏ってしまっている連中がいるのも事実。彼らを頼らざるを得ない弱い立場の人が被害を被る場合もあり、この現実を、ルメットが旨く突いています。酔っ払いの落ちぶれた役は、ニューマンの得意とするところ。時々見せる、正義に対する期待と信頼の表情が泣かせます。最終弁論のセリフは胸に迫ります。そして、S・ランブリングが、影のある妖しい魅力で花を添えます。余韻を引きずるラストも、二人の立場と気持ちを対比させ、無難なハッピーエンドにしていないのが、また良い感じです。 【パセリセージ】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-12-11 17:49:26)
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