みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
6.《ネタバレ》 『戦争』という大きな枠組みの中で、どちらかと言えば『個人』の戦いやドラマを丁寧に描いた作品ですね。 それほど派手さはないものの、記憶に残るシーンや台詞が多いです。 いえ、むしろ多すぎたかもしれません。大事な場面や台詞が多すぎて、焦点がぼやけてしまっている印象です。結局一番言いたかったことやテーマのようなものって、なんだったんでしょうか。 それに、はじめのうちは誰が誰やらわからなくて、困ります。ジェイク、ジャック、ブラック・ジョン、ピット、ジョージ・・・。覚えられない。誰がメインかもわからない。 結局最後に残ったのはジェイクとホルト。中心人物たちの中で、もっとも中立に近い存在。ジェイクはドイツ系で、本来ならば父親と同じ北側でしょう。ホルトは元黒人奴隷なわけですから、奴隷解放を訴える北軍と戦うのは違和感を感じます。この二人は、戦争そのものを俯瞰して見ることができる、私達鑑賞者のレンズになっているような気がします。 だから、時折みせるジェイクの表情、それは猜疑心に満ちているようにも感じるし、迷っているようにも感じるし、鑑賞者の気持ちを代弁しているかのようにも感じます。 『自分達ゲリラは、結局私怨をはらすため、人によっては私欲を満たすために、戦争を利用しているだけではないのか。』と。 そこに大義はない、ということに、きっとジェイクたち劇中で気付いています。ですがそれに気付いても、最早一度上がった舞台からは誰も降りられないのが戦争なのでしょう。そう考えると、『Ride with the Devil』という原題は、見事に核心をついています。 その一方で、『楽園をください』という邦題もまた的を得ているようにも思えますけどね。 戦渦の中に身を置いた誰もが、最後にはそれぞれの楽園を望んでいたわけですから。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-05-07 01:52:59)(良:1票) 5.《ネタバレ》 奴隷制撤廃を大儀に南部の人間を虐殺する北軍と、自分たちの生活(と風習)を守るため戦う南軍ゲリラとの熾烈な戦闘。しかし結局のところやっていることは単なる殺し合いに過ぎず、武器を持たない一般市民までが多数犠牲になるという戦争の不条理。南軍に籍を置きながらも、マイノリティであるドイツ系のジェイクとアフリカ系のダニエル。親友でもある主人を殺され、「自由になった」と語るダニエルの言葉は深い。彼らの目を通して戦争の悲劇が描かれており、名匠アン・リーらしい詩情豊かな映画となっている。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-01-06 07:00:08)(良:1票) 4.《ネタバレ》 名匠アン・リーらしい叙情あふれる作品でした。面白いのは脚本で、普通だったら、さあ盛り上がるぞというところが何も起きずに通り過ぎてしまうところで(ジェイクとスー・リーの結婚、ピットと出会う場面、ラストの別れのシーンなど)、下手な監督だと多分相当な駄作になってしまうのでは。脚本を書いたJ・シェイマスはさすがアン・リーとは数々の作品でコンビを組んでいるだけあって、血なまぐさい戦争ものとは思えない味わい映画になっています。ジュエルという人は有名なシンガーだそうですが、結構良い演技していました。女優としてもっとたくさん映画に出て欲しいな。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-07 21:35:38)(良:1票) 3.良い話だったが特に盛り上がりもなく終わってしまった。トビー・マグワイアは好きなんだけど彼が演じている役はいつも似たタイプの人間に見えてしまうのは俺だけ? 【ゆきむら】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-03-30 12:56:05) 2.イマイチ時代背景の知識がなくて、最初は俳優さんをメインにみてたけど(笑)、後半は良かった。特にラスト。もう一度、違う視点でみたら点数上がりそう・・・。やっぱりトビーは、髪短いほうがいい! 【ポサ】さん 6点(2003-07-06 21:44:39) 1.正直「グリーン・デスティニー」よりは上だと思う(笑)アクションだと思って観たからか、素材(南軍中心の視点)とかがどうも違和感を感じずにはいられないし、エンターテイメントと人間ドラマの欲張りすぎだと思う。ヒロイズムも歪んでるし。ジュエルの出演は…ノーコメント(笑)劇中光ってたジェフリー・ライトとローストチキン好きの牧師(!)に+1点 【びでおや】さん 6点(2001-06-18 00:24:31)
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