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レポゼッション・メン

REPO MEN
2010年【米・カナダ】 上映時間:111分
サスペンスSF小説の映画化
[レポゼッションメン]
新規登録(2010-05-06)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2011-01-06)【マーク・ハント】さん
公開開始日(2010-07-02)


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キャストジュード・ロウ(男優)レミー
フォレスト・ウィテカー(男優)ジェイク
リーヴ・シュレイバー(男優)フランク
アリシー・ブラガ(女優)ベス
カリス・ファン・ハウテン(女優)キャロル
RZA(男優)T-ボーン
ジョン・レグイザモ(男優)Asbury(ノンクレジット)
音楽マルコ・ベルトラミ
編曲ピート・アンソニー
撮影エンリケ・シャディアック
製作総指揮アンドリュー・Z・デイヴィス
配給東宝東和
特撮デニス・ベラルディ(視覚効果プロデューサー)
編集リチャード・フランシス=ブルース
その他ピート・アンソニー
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【クチコミ・感想(7点検索)】

別のページへ(7点検索)
1


11.《ネタバレ》 「それだけ、ばったばったと切り倒してピンクドアに辿り着いても、
更に殺人罪で追われるだけなのでは?」
「借金滞納データ抹消のために大量殺人って、なんじゃそりゃ…」と思っていたら、
あらま、そういう事なのね。ラスト、全く予想出来ませんでした。
そう言えば、息子が自分の味方になってくれてママを撃っちゃうし、
ボスを殴れたし、相棒が刺しちゃうし、彼女とも上手く行くし…。
いろいろと彼の願望が叶えられ過ぎなのは、そういう訳なんですね。
でも、幻想の中とは言え「回収偽装の後で爆破」なら「最初から爆破」で良いのでは?。
まあ、あの美しいシーン(男女で切り合う)を撮りたいんだろうけども…。
挿入する歌の選曲が上手いなあ。冒頭の「Sway」が特に素晴らしい。
「ダークシティ」で惚れた曲だった。こういう映画に不思議と合いますね。 じょるるさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-02 09:59:30)

10.《ネタバレ》 近い将来、人工臓器が当たり前という風になってもおかしくないだろう。そういう観念があるから余計に怖く感じた。
車や家のローンと「人の命」が同等だなんて流石に行き過ぎでこれは映画ならではでしょう。また、お金さえあれば助かる、生にしがみつく人間の欲深さも垣間見えるが、主人公レミーが逆の立場になってからの行動心理には頷けるし、何より必死で一人の女性を救おうとするあたりには泣けてくる。
最後は、南国のビーチでのんびりバカンス、ハッピーエンドでよかったなんて思ったら、何とも哀しい結末にまたしても泣き。あの新開発の商品が伏線としていきてたのね。
あ、あと余談ですが、イケメン俳優ジュード・ロウさん、新作を観るごとに頭が薄くなってきてるよ…可哀相に。 シネマブルクさん [映画館(字幕)] 7点(2011-09-27 21:47:26)

9.《ネタバレ》 あらゆる人工臓器が存在する未来の舞台で、頭ん中もいじれる設定となると、主人公の脳がどんなことになっちゃうか自然と危険を感じるので、ラストのオチは「やっぱり」でした。けれど、ハッピー・エンドと思わせて、いきなり地に落とす感じは、僕にとっては『惑星ソラリス』以来で結構刺激的でした。と、言いつつ・・・あのラストは結局のところ「ハッピー・エンド」か「バッド・エンド」か、後になってジワジワと考えさせられました。観客の目から見ればバッドだけど、主人公本人の意識はきっと「ハッピー」なんですよね。「人の幸せっていったいなんなんだ?」と考えてしまいました。「死んでしまいたい」と思うほどのバッドな体験記憶を引きずっている人でも、脳が別の体験にすり替えてくれるなら、その人は不幸から解放される。「毎日、好きな場所で好きな事して暮らしていることにしてもらえるテクノロジーあったらいいな~」と思ったりして、でも、直後に「そういう救いが本当に必要な人に、その技術を買える金はきっとないんだろうな」「結局、リアルでもバーチャルでも、いい思いするのはお金持ちだけか」と溜め息。テクノロジーの力を借りなくても、あまりにヒドイことがあると脳ミソが勝手に別世界の扉を開くケースもあるわけだけど、「正常じゃない」と精神科に連れて行き元に戻そうとするのが良いのか、そのまま別世界に居させてあげるべきなのか・・・そんなことも考えました。この映画は『命』そのものが『金』次第の世界を表していたけど、よくよく考えれば突然失業してホームレスになった人なんかも衣食住なしに命を保持していくのは難しいわけで、憲法では『最低限度の生活』が保証されていても、金も地位も失ったら途端にメチャ不利な人生ゲーム。つめた~い社会では「働いて金支払っていかないあんたが悪いんじゃん! 自業自得」で片付けるんだろうね。そういう論理で人の命も扱われる時代はもう始まっているんだなーって、ちょっと怖い。そういや、ちょっと前に観たムーアの『シッコ』でも保険と医療の問題が恐ろしい印象を残した。今回観た『REPO MEN』は『金』につきまとっている「義務」だの「責任」だのの問題にグイッと踏み込んで「そんなこと言ったって、あーた、この状況からどうやって真っ当な生活に戻れんのよ?!」みたいなところを掘り下げてくれたら、かなり社会派なSFに昇華したのでは? と思ったり・・・。 だみおさん [DVD(吹替)] 7点(2011-05-13 04:28:13)

8.《ネタバレ》 ストーリーがストーリーなので仕方ないですけど、内臓やら血の描写が多いのでグロ耐性が無い人には少々キツイ映画ですね。この「回収屋」に少し変なジュードロウがベストマッチ。相棒の黒人さんもいい味だしてました。途中の音楽の使い方などジュードのアクションにもかなりキレがあったので見て聞いて面白かったです。所々になんか夢の中に入れますCMがあったので絶対使うシーンがあるのだろうと思ってたら、ラストの忘れた頃にあんな持っていき方をするなんて。思わずえ~っ!!と声をあげていました。納得のバッドエンドです。 とむさん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-10 00:24:07)

7.なかなか良かったです。なるほど、よくよく考えればあそこでこうなっていた方が自然ですね。物語としては極めてまっとうなSFの展開をしていると思います。私は最後まで楽しめました。緊迫感があり、近未来ですがあまり未来未来しておらず現実的な手堅い作品に思います。もっと評価されていいと思いますが・・・。 たかちゃんさん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-08 15:13:04)

6.《ネタバレ》 やはり「命」というものに人が踏み込むとよくないということがこの映画からよくわかりました。自然災害や寿命などによって命を落とすことはまだ受け入れられることが出来ます。が、人の手によってそれが無くなったり奪われたりするのはやっぱり違うと思いました。どこかに人の手が入れば、必ずこの映画のように人同士の争いが生まれます。人が人を憎み、人が人から奪い、人が人をコントロールするような事態になります。「命」に人が関わることによる問題というのはまさにそこなのではないでしょうか。
現代には医者という職業があり、それは社会的に認められ高い水準で認知されています。しかしそれでも上記のような人と人とのしがらみは存在します。それを突き詰めに突き詰めきったのがこの『レポゼッション・マン』なのではないでしょうか。現代にもしこのような人工臓器があって、それを扱う会社があったとして、全く100%この映画のようになるとは言いませんが、やはり「命」をめぐって人と人とが争うことにはなるのでしょう。ある種核心をズバッと言い当てている、良い映画だと思いました。勉強になりました。

ラストの終わり方も、『サロゲート』や『マトリックス』などに代表される近未来映画によく見られる、テクノロジーの過ぎた進歩による近い将来への警鐘とも取れます。くわばらくわばら。 TANTOさん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-06 22:52:09)

5.《ネタバレ》 回収、グロいなあ・・・と思いながら見続けるうちに、これってそれ程秀作とは言えないんじゃないか?と思えてきて、更にクライマックスにもなると、目が離せない流れながらも「ダイレクトにピンクドアかよ」とか「いやいや、そんな事したら激痛で気絶するはず」等と突っ込みたくなる部分が増えてくる。しかし、それらの不満がラストの作りで「ああ、なるほど、そういう事だったのね」と解消されたので、最終的評価はプラス1点で、7点にします。それにしてもこの映画、初デートで観に行ったら想定外のグロさに、彼女から嫌われるかも。 へろへろさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2010-11-17 17:52:01)

4.《ネタバレ》 「レポゼッション・メン」=“回収人”というタイトルの意味を聞いただけでも、このSF映画の大体のストーリーは想像できるだろう。
“人工臓器”の販売が一般化している近未来。高額商品のため、購入者は当然の如くローン支払いとなる。支払いが滞った“滞納者”の前には、“回収人”が現れ、問答無用に臓器を回収していく。当然、臓器の回収はそのまま「死」を意味する。
一流の回収人として活躍していた主人公だったが、ある事故により一転、自分自身が人工臓器の利用者となり、回収人に追われる立場となってしまう……。

まあよくあるプロットだと思う。定石通りに、追われる立場となった主人公は、かつて勤めていた大企業に対峙し、反撃を始めるわけだ。
追っ手や企業の社員たちを次々に殺していく主人公の様は、よくあるヒーロー像に見える。

臓器を巡る独特のグロテスクさと、軽快なアクションシーンが絶妙に融合し、痛快なSFアクション映画だなと好感触を覚え始めた頃、致命的な違和感に気づく。

それは、この主人公の行動には、「正義」が伴っていないということだ。

大企業が展開する人工臓器販売はれっきとしたビジネスであり、その“回収方法”には非人道的な要素が含まれているものの、映画世界の中では、“滞納者”に対するあくまで合法的な“取り立て行為”である。
そして、主人公が置かれた危機的な立場も、あくまで“滞納者”である故の必然的な状況であり、それに真っ向から反発して企業関係者を抹殺していく様には、実は道理が無い。

その不道理を通したまま、映画は結末を迎える……。
「ああ…これは駄作だな」と諦めかけた次の瞬間、このSF映画は「真意」を見せる。

成る程。終盤にかけての強引な展開や、整合性の無さ、ジュード・ロウのおよそ彼らしくない妙に大味な演技や、フォレスト・ウィッテカーをキャスティングしている理由までが、途端に鮮明になる。

まさにSF映画らしい「転回」であり、その真相の領域がいったい何処までを含んでいるのかなどということを考えると、より一層ストーリーに深みが増してくる。

あまり過剰な先入観を持たずに、最後までシンプルな思考で観ることが出来たなら、存分に楽しめる映画だと思う。 鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 7点(2010-09-23 19:37:45)

3.《ネタバレ》 音楽の使い方がなかなかよろしい。グロいシーンや悲しいシーンに能天気な音楽が多用されているのが逆説的に心に沁みる効果を出している。ラスト間近の「ピンクドア」を目指して切り込むシーンのアクションも、音楽の効果でかなりのカタルシスを感じるし、レミーとベスが死を覚悟しながら互いの体を切り開いて臓器を「回収」する様も、音楽の効果で悲しくもエロチックなベッドシーンのように感じる。ストーリーは「第九地区」や「ブラジル」的な展開で先が読めるが、実はラストシーンでレミーが救出されているシーンだけが現実で、ジェイクの裏切りや夫婦生活の機微など、それ以前の物語はすべてレミーの脳内で作り出された物と考えると、より面白いかもしれない。全体的に地味な印象で終始したが、及第点ってことで。 しぇんみんさん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-22 23:32:21)

2.《ネタバレ》 ジュード・ロウ老けたなー。
序盤、軽い感じで残酷にガシガシ人を殺していくシーンとか、残酷描写を混ぜつつ、笑いと狂気が共存して凄く期待させる立ち上がりだった。バカ映画「アドレナリン」に近いのかな、と思った。
しかし、中盤以降シリアスになってしまって、普通の逃亡劇になって失速したような気がした。ストーリー何かっぽいと思ったら「第9地区」と全く一緒じゃないか?
主人公は序盤で、必要以上に人殺してるからただの犯罪者で若干頭おかしいんじゃないかっていう前提で観てるのに、後半普通の正義の人になっちゃうのが面白くない。
「第9地区」は、その辺の流れがうまかったんだけどな。
ジュードさん、色々薄いよ!(人の事言えないけど)
近未来の仕事とは言え、フツーに人を殺しても許される職業が成り立つというむちゃくちゃな設定なんだから、最後までバカ映画で良かったと思うのにな。
割と普通な映画に仕上がってるのが勿体無い。それなのに、グロ描写にやたら力が入ってる感じが、なんか妙。音楽の使い方、選曲が面白かったので、サントラには興味あり!
好きな部分が多いだけに、面白くなりきらなかったところが少し残念。 すべからさん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-19 01:50:08)

1.《ネタバレ》 開始5分でこの映画はダルいと直感し、30分がたつ頃にはそれがほぼ確信に変わっていたのだが、まさかまさかの大逆転が待っていた。
【以下バレ】
人工臓器回収屋が債務不履行に陥った患者から臓器を回収する話で、どうするかというと電磁ガンか何かで気絶させたあとその場で腹を裂いて臓器を取り出すのである。心臓や肝臓など取り出されたら患者は当然死ぬ。しかし回収人たちはいっさい罪に問われない(ようだ)。ムチャクチャな話であるが、しかし考えてみると近い将来、人工臓器の時代が来るとしてもし取り替えたあと破産したらどうすんのかという問題はかなり深い。この映画のようにあっさり殺すわけにはいかんだろうが人工臓器はおそらく半永久的に動くよう作られた半不動産(?)である。開き直られたらどーすんのかという問題は容易に結論の出ない議論となるだろう。

(中略)

しかし後半、自分が回収される立場となったことでストーリーは走りはじめるのだが、同時にどういうわけか映像にハリが出はじめる。落とし穴だの空港でのガラス越しだの元相棒との撃ちあいで大笑いだの。見に来てよかったというレベルにいきなり達して私はホッとする。連れの女がなぜあんなに強くかつ10箇所も人工臓器を入れているのかなど不明なことには関係なく、映像さえよけりゃこっちは十分見れるのである。

そしてそこからクライマックスまでの疾走感に、私はもう頬が緩みっぱなしであった。なぜ最初からそれをやらんのかという感じである。ベッドシーンなどのB級な場面、ことにその行動動機となる心理葛藤はB級にも到達していないような淺薄さだが、それらを隠蔽して余りあるノリのよさ。そして極めつけは互いの臓器をポスしあうクライマックス。テーマの表層性をああいう形で昇華させたことに、私は何か哲学的な感銘すら受けた。ぎゃはははははっ。

パクリも多かったが、あまりの頑張りにそれも許せてしまう。彼らもまたオールド・ボーイやブラジルが大好きなのだということがひしひしと伝わってくるからである。 アンギラスさん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-11 01:20:44)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.03点
000.00% line
113.03% line
200.00% line
313.03% line
439.09% line
5515.15% line
6824.24% line
71133.33% line
839.09% line
913.03% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.66点 Review3人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

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