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普通の人々

Ordinary People
1980年【米】 上映時間:124分
ドラマ小説の映画化
[フツウノヒトビト]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-10-30)【イニシャルK】さん
公開開始日(1981-03-21)


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監督ロバート・レッドフォード
助監督スティーヴ・ペリー〔製作〕
キャストドナルド・サザーランド(男優)カルヴィン
メアリー・タイラー・ムーア(女優)ベス
ティモシー・ハットン(男優)コンラッド
ジャド・ハーシュ(男優)バーガー医師
エリザベス・マクガヴァン(女優)ジェニン・プラット
M・エメット・ウォルシュ(男優)サラン
ジェームズ・シッキング(男優)レイ
アダム・ボールドウィン(男優)スティルマン
金尾哲夫カルビン・ジャレット(日本語吹き替え版【ソフト】)
小宮和枝ベス・ジャレット(日本語吹き替え版【ソフト】)
浪川大輔コンラッド・ジャレット(日本語吹き替え版【ソフト】)
安原義人タイロン・バーガー医師(日本語吹き替え版【ソフト】)
多田野曜平(日本語吹き替え版【ソフト】)
亀井芳子(日本語吹き替え版【ソフト】)
根本泰彦(日本語吹き替え版【ソフト】)
石井隆夫(日本語吹き替え版【ソフト】)
前田昌明カルビン・ジャレット(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
野沢雅子ベス・ジャレット(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
神谷明コンラッド・ジャレット(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
坂口芳貞バーガー医師(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
佐々木るんジェニン・プラット(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
屋良有作バック(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
村松康雄サラン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
池水通洋レーゼンビー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
峰恵研(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
高村章子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
曽我部和恭(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
塩沢兼人(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
平林尚三(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小滝進(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
菊池英博(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本アルヴィン・サージェント
ナンシー・ダウド(ノンクレジット)
音楽マーヴィン・ハムリッシュ
編曲ジャック・ヘイズ〔編曲〕
撮影ジョン・ベイリー〔撮影〕
ジェームズ・グレノン(カメラ・オペレーター)
製作ロナルド・L・シュワリー
パラマウント・ピクチャーズ
配給CIC
美術J・マイケル・リヴァ
ジェリー・ワンダーリッヒ(セット装飾)
フィル・ノーマン(タイトル・デザイン)
衣装バーニー・ポラック
編集ジェフ・カニュー
録音グレッグ・ランデイカー
スティーヴ・マスロウ
ビル・ヴァーニー
字幕翻訳高瀬鎮夫
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版【ソフト/テレビ朝日】)
その他ジェラルド・R・モーレン(トランスポーテーション・コーディネーター)
パトリック・マーキー(ロケーション・マネージャー)
ロナルド・L・シュワリー(ユニット・プロダクション・マネージャー)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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23.《ネタバレ》 意外に面白かった。最後まですくわれない母親は残念。 ホットチョコレートさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-11 06:43:33)

22.ある家族の日常を繊細に描いた、非常に深い内容の作品だと思います。タイトルも良くできており、普通ってそもそも何なのか、考えさせられますね。 川本知佳さん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-22 01:19:19)

21.二人の息子のうち、可愛がっていた方が死んでしまった家族の物語。兄の死や弟の自殺未遂といった映画的に美味しい部分は敢えて省略し、一家が平穏を取り戻そうとしている部分にスポットを当てるという、なかなか斬新な構成となっています。『ペーパームーン』で高い評価を獲得し、後には『スパイダーマン』シリーズを手掛けるアルヴィン・サージェントによる脚色が素晴らしく、本来はドラマティックではない物語が、非常にドラマティックな内容として描かれています。何が素晴らしいって、それまで機嫌良くしていた人間がさっと冷めていく瞬間であったり、何となく保たれていた日常の均衡が崩れる時の気まずさであったりというものが、抜群の臨場感をもって描かれているのです。例えば、祖父母も交えて家族写真を撮る場面。みんな勝手なことばかりを言って会話はまるで噛み合っていないのですが、それでも全員が笑顔で機嫌良く振舞うことで、場の空気は平穏に保たれていました。しかし、イライラを募らせた次男が怒鳴り声をあげたことで一瞬にして全員が凍りつき、「この場を何とか取り繕わなきゃ」と思っても適切な言葉が浮かんでこないという、あの場面の何とも言えない気まずさ。あるいは、冒頭の朝食の場面。母親が作った朝食を子供が食べないというありふれた場面なのですが、本作の母親は「食べないのなら捨てる」と言って、出来たてのフレンチトーストを流しに捨ててしまいます。この数十秒のやり取りで、この母親がキ○ガイだということが観客にはっきりと伝わる仕組みになっているのです。本作にはこの手の的確な描写が多く、ディティールの面で非常に成功した映画だと言えます。。。
レッドフォードは初監督ながら、地に足のついた演出でこの脚本を映像化しています。また、自身が俳優であるためか役者の動かし方もよく心得ていて、エキセントリックな役柄ばかりを演じてきたドナルド・サザーランドに気の弱い父親役を、有名なコメディアンであるメアリー・タイラー・ムーアに神経質な母親役を、演技歴の浅いティモシー・ハットンに繊細な次男役をやらせるという奇抜なキャスティングながら、各々から生涯ベストとも言える名演技を引き出しています。ただし、地に足がつき過ぎて一つ一つの場面が妙に長かった点は、本作の数少ない欠点。今回DVDで見たオリジナル版よりも、正味90分に編集された地上波放映版の方が面白く感じられました。 ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 7点(2013-06-19 01:39:47)(良:1票)

20.ドラマチックな展開はいっさいなし。どこの家庭でも起こりうる、
中流家庭の家族間の問題を小細工なしで描いた作品。息子役の役者さんは、
繊細で神経質な役柄にピッタリ。それ以上によかったのは父親役のドナルド・サザーランドで、
終始落ち着いた演技が印象に残っている。サブでの出演数が多いのも納得できるというもの。
映像はあまりきれいじゃないけど、ゆったりとした季節の移り変わりはよく表現されている。
鑑賞後にタイトルの意味を噛み締めれば、より深みを与えてくれる良作。 MAHITOさん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-04 03:11:22)

19.ラストの母親と息子の抱擁からの父親の告白や、母親が出て行ったあとの父親と息子の会話が、まとめを急いだ感じでちょっと違和感あり。でも似たようなテーマの映画が多い中、これは良作。 nojiさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-21 02:15:04)

18.時代は全然違いますけど、本作を観て私は小津安二郎の映画とついつい比べてしまいました。レッドフォードの演出は驚くほど繊細で、これが初監督とは思えません。ティモシー・ハットンはこの演技で見事初ノミネートでオスカー受賞しちゃったわけですが、どうも一発屋だったみたいで、近年は全然名前を聞かなくなっちゃいましたね。80年代以降でもっとも伸びなかったオスカー受賞俳優と言ってもいいんじゃないかな(ちなみに女優ではミラ・ソルヴィーノ)。なっとく行かないのはこの映画でオスカーに本当にふさわしい演技だったメアリー・タイラー・ムーアが受賞できなかったことで、実にもったいない。この人は本来コメディが得意分野ですが、ここまでシリアスな演技ができると言うことは評価が高いと思います。 ラストは家庭崩壊みたいな感じですが、不思議と暗さは感じなくて何か希望と再生の一筋の光が見えていると感じました。 S&Sさん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-12 00:41:58)(良:1票)

17.何と言ってもお母さんのキッチュぶりが燦然と輝く異色の作品です。この家族にとって離婚は悲劇ではなく、大いなる解放への出発点です。そこへたどりつくまでの人間の苦悩を描き、レッドフォードの監督第一作として、忘れることのできない映画となりました。 きのう来た人さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-17 06:21:40)

16.《ネタバレ》 見ていてやるせなくなってしまう映画だが、こういう家族は思ったよりも現実世界に多いのではないだろうか。
現実では、ただそれが表面化されていないだけで。

絶対的に自分を曲げない、自己中心的な母親
すべてを自分の責任だとして嘆く、鬱的な息子
間にたって調停をしようとしているが、結局なあなあの繕いに終わってしまう事なかれ的な父親

人間のそれぞれの側面が表れている気がする。
人は全てこうした3つの側面を持ち合わせているが、それが決定的な齟齬を生じると、この映画のような事態になるのだろう。 θさん [地上波(吹替)] 7点(2008-09-23 00:47:49)

15.淡々とした平坦な会話が延々と続いているだけなのに、なぜか最後まで筋が追えてしまう不思議な作品。各登場人物は、同じことを繰り返しているように見えて、ラストに至るまで僅かずつではあるが確実に変化している。その過程の一つ一つを、陳腐な盛り上げを入れずに素直に映像に収めた誠実な姿勢が、作品を心に残るものにしている。 Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-23 01:37:26)

14.《ネタバレ》 「Ordinary People」というタイトルが見事にはまっている。みんな「Ordinary」なのだが、だからこそ難しい。さらに、それをしっかり「Ordinary」に描いているレッドフォードも素晴らしい。そして、やはり理解しあうには本気にならないと駄目なんだなぁと感じた。そういう意味では、父も母もまだまだ本気ではなかったのだと思う。地味な仕上がりだが、この映画の持っているものは大きいと思う。 TOSHIさん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-26 11:41:49)

13.《ネタバレ》 母親にはもちろん腹が立ったけど、たぶん父親のほうも同じくらい悪い。諍いを避けて肝心の問題から逃げ続けているうちに、小さなすれ違いの積み重ねがやがて致命的な深度にまで達してしまった。この家族は口論はしていたけれど、結局互いに理解しようとしていない。二人がもっと早く本音でぶつかりあっていたなら、ここまで決定的な破局には至らなかったんじゃないだろうか。冒頭ではありふれた幸せな家族に見えたのが、実はとっくの昔に空虚な関係に成り下がっていたんだろう。

兄の死があったからこの家族はその事実に向き合うはめになったわけだけど、実のところ、こういった見せかけだけの空っぽな家族ってそんなに珍しくもないと思う。人間同士がほんとに理解し合って、手を取り合って生きていくっていうのは、たとえ血が繋がっていても大変なことだから。

ちゃんとした関係を築くためにはきちんとした努力が必要なんだよな、と自分の経験も顧みて反省してしまった。そういう意味ではやっぱり、これは他人事ではない、どこにでもいる普通の人たちの物語なんだと思う。 no oneさん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-23 20:40:33)

12.監督第一作なのですかね~
しっとりした良い映画でした。
イーストウッド、レッドフォード俳優だけでなく、監督として凄く才能があり、
私の好みに合う。 ご自由さんさん 7点(2005-03-27 22:05:28)

11.《ネタバレ》 彼が「おかえりなさい」と母親を抱きしめた瞬間涙しそうになった。一生懸命母親に歩み寄ろうとする息子、母親に息子(弟)を愛しているならもっと愛情表現をしてやるようにと説得する父親、息子(兄)を失ったことで愛を失った母親・・・。彼が母を抱きしめた瞬間に全てがいい方向へと信じきっていた。しかし肝心の夫婦間での愛情が既に冷め切ってしまっていたとは・・・。とても哀しいラストでした。 MINI1000さん 7点(2004-10-17 00:26:56)

10.出てくる人が皆心に傷を負っている。みんな誰でも悩み苦しみながら生きているんだ、それが普通の人間なんだ、と強く教えられました。これを言葉で言うのは簡単だけれど、頭では「自分だけが…」と考えがちで、理解するのは簡単ではありません(特に実際悩んでいるときは)。この作品には、それを見ている人に理解させる説得力を感じました。『カノン』も効果的に使われていましたが、この曲はどんな映画でも大体は合う気がしないでもないです。 プミポンさん 7点(2004-10-07 01:52:23)

9.あまり期待しないで見た分、よい映画でした。精神分析医があれほど影響をもちえるかどうかは別にしても、心の動きに共感できる部分の多い映画でした。 かじちゃんパパさん 7点(2004-09-17 09:50:54)

8.《ネタバレ》 父親と息子が家族としての再生を果たす様には涙した。しかしそれも母親が家を出ることで可能になったのならばどうにもやるせない。ただラストで息子が母親を何気なく抱擁したシーン。母親は思いがけない愛情を示され、今までの己を省みたのだろうか。それまで自己弁護に終始していた母親が、その直後に父親にボロクソ言われても何も言い返さないのであった。母親にとって家を出たことが再生への第一歩となってほしい。 koziさん 7点(2004-07-03 11:30:01)

7.たとえ裕福であっても、どうしようもない重い問題を抱えた家族って案外多いと思います。ここに登場するOrdinary Peopleとは「普通」というよりも「ありふれた人たち」という意味になるのでしょうね。T・ハットンを初め、役者の演技が素晴らしい。R・レッドフォードのデビュー作ですが、華やかなイメージの大スターに似合わぬ暗い内容と確かな演出力に随分と驚かされた1本でした。余談ですが、ハットンがオスカー受賞スピーチで言った「trust 信頼」という言葉が、作品とダブって印象的でした。 nizamさん 7点(2004-03-30 18:13:29)

6.《ネタバレ》 extraordinary な兄と、それに依存して自分のプライドを満たす母の呪縛から、ordinary な父と弟が復権を果たすまでのお話。こうした家族構造自体も ordinary なものでしょう。家族としては崩壊したが、そのメンバーは(たぶん母も含めて)再生へと向かっている。家族の心理的葛藤の演技がとても自然で、お話が基本的には淡々と進むところも好き。個人的には精神分析医の役割が大きすぎるようにも感じたのと、全体的に品が良すぎるのが難点だが、主人公と父に感情移入できれば、救われた気持ちになれる・・・かも。レッドフォードは、依存される側として苦しんでいたのだろうか? xr4000さん 7点(2004-02-24 07:28:17)

5.俳優として経験が無いメアリー・タイラー・ムーア(母親役)とティモシー・ハットン(息子役)(すいません以前ジャド・ハーシュと書き間違えてました)を重要キャストとして抜擢しています。それ故に、実世界の家族にも十分あり得る物語を“普通の人々により、普通の人々で描ききる”ことに成功。リアルな人間ドラマとして成り立っている。
監督はロバート・レッドフォード。下手すると退屈極まりない作品になってしまう恐れがある題材を、2時間きっちり見せてくれた。役者としての経験をいかして、監督としても一つの良作を作り上げた功績を称えたい。この作品ならアカデミー賞も納得できます。
おはようジングルさん 7点(2004-02-13 18:14:46)

4.ありきたりの素材を、破綻なく調理した作品。物語としての起伏はいささか乏しいが、良くも悪くも手堅く作られている。 Kさん 7点(2004-01-21 18:36:25)

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【点数情報】

Review人数 110人
平均点数 7.37点
000.00% line
110.91% line
200.00% line
300.00% line
454.55% line
598.18% line
61715.45% line
72320.91% line
82623.64% line
91614.55% line
101311.82% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.85点 Review7人
2 ストーリー評価 6.60点 Review10人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review9人
4 音楽評価 6.11点 Review9人
5 感泣評価 5.25点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1980年 53回
作品賞 受賞 
主演女優賞メアリー・タイラー・ムーア候補(ノミネート) 
助演男優賞ティモシー・ハットン受賞 
助演男優賞ジャド・ハーシュ候補(ノミネート) 
監督賞ロバート・レッドフォード受賞 
脚色賞アルヴィン・サージェント受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1980年 38回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演女優賞(ドラマ部門)メアリー・タイラー・ムーア受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)ドナルド・サザーランド候補(ノミネート) 
助演男優賞ティモシー・ハットン受賞 
助演男優賞ジャド・ハーシュ候補(ノミネート) 
監督賞ロバート・レッドフォード受賞 
脚本賞アルヴィン・サージェント候補(ノミネート) 

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