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ミッシング(1982)

Missing
1982年【米】 上映時間:122分
ドラマ政治もの実話もの
[ミッシング]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-07-26)【イニシャルK】さん
公開開始日(1982-10-30)


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監督コスタ=ガヴラス
キャストジャック・レモン(男優)エド・ホーマン
シシー・スペイセク(女優)ベス・ホーマン
ジョン・シーア〔男優・1949年生〕(男優)チャールズ・ホーマン
チャールズ・シオッフィ(男優)レイ・タワー米海軍大佐
メラニー・メイロン(女優)テリー・サイモン
デヴィッド・クレノン(男優)フィル・パットナム領事
ジャニス・ルール(女優)ケイト・ニューマン
リチャード・ブラッドフォード(男優)アンドリュー・バブコック
ジェリー・ハーディン(男優)ショーン・パトリック大佐
キース・ザラバッカ(男優)デヴィッド・ホロウェイ
ジョー・I・トンプキンス(男優)海兵士官
牛山茂エド・ホーマン(日本語吹き替え版【DVD】)
日野由利加ベス・ホーマン(日本語吹き替え版【DVD】)
本田貴子テリー・サイモン(日本語吹き替え版【DVD】)
乃村健次レイ・タワー米海軍大佐(日本語吹き替え版【DVD】)
加瀬康之フィル・パットナム領事(日本語吹き替え版【DVD】)
中村正[声優]エド・ホーマン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
野沢雅子ベス・ホーマン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
安原義人チャールズ・ホーマン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
吉田理保子テリー・サイモン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本コスタ=ガヴラス
音楽ヴァンゲリス
編曲ヴァンゲリス
撮影リカルド・アロノヴィッチ
製作ユニバーサル・ピクチャーズ
製作総指揮ジョン・ピーターズ
ピーター・グーバー
配給CIC
特撮アルバート・ホイットロック(特殊視覚効果)
衣装ジョー・I・トンプキンス
字幕翻訳金田文夫
あらすじ
南米チリで軍事クーデターが勃発し、この混乱の最中に一人のアメリカ人青年が行方不明になる。アメリカから駆けつけた父親は青年の妻と共に戒厳令下の首都で行方を捜す。その過程で知るクーデターの恐怖の実態。軍部による反体制者への連行、拷問、処刑、虐殺。価値観の違いから対立していた父と妻は次第に理解し合うが、やがて母国アメリカも絡む悲しく恐ろしい真相にたどり着く。  私はこれほどエキストラの効果が凄い映画を知りません。

】さん(2004-03-25)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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9.《ネタバレ》 一縷の望みを断ちきられて慟哭する姿。空港で啖呵をきって憤怒する姿。普段は見せない息子を愛する思いが溢れ出る父親をジャック・レモンが好演。実話なので脚色しようがないのでしょうが、ひりつく緊迫感の無い間延びした展開が残念。自国民に対しての非道の数々、それを画策したアメリカ合衆国。後味悪いことこの上ない。「責任者出てこい!」 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2018-09-21 01:21:16)

8.《ネタバレ》 ○さすが、社会派コスタ=カヴラス。こういう路線は彼の得意ゾーン。○どこが舞台化もどんな設定かも観客に説明せずに放り込む。ジャック・レモン登場で少しずつ明らかにされていくが、まるでクーデターに巻き込まれた様。○一見やりきれないラストだが、ジャック・レモンの鋭い目つきとセリフに力強い姿勢を感じた。 TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-13 21:11:19)

7.戒厳令下の街を撮らせると、この監督の右に出るものはない。兵士のいる風景の凶々しさ。あの臨場感だけでまいってしまう。移動した末に兵士たちが見えてくるという図がいいんだ。「人民のための軍隊」など決してあり得ないことを知っている者の視線。戒厳令下の夜、白い馬がジープに追われて走っているシーンの美しさといったらない。字で書くといかにも象徴という感じだけど、白い馬=自由という図式を経て頭に来るのではなく、即、胸にジーンと来る。それまでの息苦しさや重圧感が、観ている者にしみ込んでいるから、あの馬の跳躍に憧れを感じ、ガンバレヨと声援を送りたくなるのだろう。理想肌だがお坊ちゃんの息子と、保守だが自信のある父に、アメリカの二面を代表させ、こちらはちょっと図式的だったか。『Z』以下の三部作に比べると集中力はやや劣るも、社会派でも面白い映画は面白いんだ、ということを周知させた監督だった。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2012-09-07 09:49:02)

6.重くなりすぎず、政治的メッセージを伝えてくる作品。序盤に人間関係や舞台が明らかにされないのも、先が気になる作りだと感じた。 Sugarbetterさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-31 17:30:50)

5.《ネタバレ》 軍事政権がクーデターで国家を牛耳ると街はこうなる、との描写がリアルで凄い。食事中に突如響く銃声、爆音。日常に突然暴力的に入り込む軍人たち。衆人の前で服を切り刻まれる屈辱。そんな中「やめろ!」とキレるJ・レモン。「この状況が耐えられなかった」と。これが人間の台詞でしょう。話の骨格は国家VS普通の人間。国益の前に顧みられることのない個人。シシーとジャックが等身大の「普通の」人を見事に演じているので、彼らの身を切るような痛みがひとごとでなく感じられる。J・レモンの背中をさすりたくなる。義父と嫁の関係というのは微妙で難しいと思うのだけど、この二人が醸す距離感は本当にうまくて唸る。そもそも国だって個人の集まりなのに、国家を標榜すると何故こんなことになるのだろう。役人のもたらす情報のその場しのぎなこと。誠実のせの字もない。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-07 23:32:02)(良:1票)

4.軍事クーデターの恐ろしさが如実にわかる映画。実話を元にしているだけに説得力があり、チリのクーデターの背景を知ることができた。父と嫁の対立から理解合えるまでの過程がよく描かれていると思う。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-23 21:29:57)

3.《ネタバレ》 軍事クーデターが起きているチリで失踪した夫/息子を探す物語だが、最後に再びの再会を果たしてハッピーエンドというような展開を考えているとガツンとやられる。

■山場はラスト付近、チャーリーが死んだことを知った後の、白々しいアメリカ側とのやりとりではなかろうか。結局のところアメリカはチリ政府に処刑のGOを出し、見殺しにする。それを悪びれることもなく堂々と認めている。空港での「アメリカは許さないぞ」とのセリフもむなしく、最後のテロップで告訴却下の旨が観客には知らされる。

■しかし、展開としては前半は時系列がなぜかねじれていて見づらく、ラストまでは別段情報が増えることもなく淡々と聞き込みを繰り返すだけという平板な展開なのはあまり頂けない。時系列をひねったのは「始まったときにはすでに終わっていた(処刑されていた)」という風にしたかったのかもしれないが、余計な演出の印象。平板なのは実話だから仕方がない面もあるが、同監督で同じく実話ベースの「Z」の緊迫感と比べても、本作の単調さは否めない。いい題材なだけに残念。 θさん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-29 23:43:14)

2.《ネタバレ》 一人のアメリカ人男性の父と妻が彼の南米チリでの失踪の真相を追究した果てに見せつけられたアメリカの持つ恐ろしい側面。そして何ともやりきれない結末に終わり、何度でも観たいと思う映画ではないですが、この映画のジャック・レモンとシシー・スペイセクの2人の素晴らしい演技を観ることが出来てよかったと思います。 とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-20 00:37:52)

1.渋い社会派ドラマ。戒厳令という存在そのものが不気味でいい感じ。しかし政治が介入してくるドラマというのは、個人の力ではどうにもならないだけに何とも言えないやり切れなさが残ります。 ラーションさん 7点(2004-04-14 01:16:02)

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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 6.84点
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【アカデミー賞 情報】

1982年 55回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ジャック・レモン候補(ノミネート) 
主演女優賞シシー・スペイセク候補(ノミネート) 
脚色賞コスタ=ガヴラス受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1982年 40回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)シシー・スペイセク候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ジャック・レモン候補(ノミネート) 
監督賞コスタ=ガヴラス候補(ノミネート) 
脚本賞コスタ=ガヴラス候補(ノミネート) 

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