みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
13.《ネタバレ》 プラハの春という時代を、儚くも力強く生きた三人を描いた物語。権力や武力による弾圧、男女の倒錯した三角関係など、人間が持つ狂気を様々な形で見せつけられた映画でありました。題名でもある"存在の耐えられない軽さ"とは、どうやら二つの意味があります。劇中のテレーザの台詞を素直に解釈すれば、私はトマシュの人生の軽さに耐えられない、と言っています。別の解釈をするならば、それはテレーザ自身に対する自虐のようにも受け取れます。「私が愛するのはあなただけ。けれどあなたは何人も同時に愛せる。私に対する愛情はそれだけ軽くなるのよ。」というように。いずれにせよ、この物語を目撃した人によってそれぞれ違った解釈をすることができる、抽象的な表現であることは間違いありません。トマシュとテレーザ、激動の時代を力強く生き抜いた二人は、唐突に、それも拍子抜けするほどあっさりと最後を迎えます。人生とは選択の連続であり、戻って選択をやり直すことはできません。ただ、もしトマシュがサビーナを選んでいたなら、運命も全く違った形になったのではないか、と考えさせられ、何とも遣り切れない気持ちになりました。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-02-16 21:52:40) 12.《ネタバレ》 個人的に興味のある東欧に関する映画だったので見ました。 「プラハの春」前後の社会の雰囲気、人々の雰囲気の変化を映像、音楽に変化を付けて表現してくれていて楽しむことができました。 かなり哲学的な題名に関して、この題名が言わんとすることが理解できなかった。 「存在の耐えられない軽さ」とは何なのか?誰が誰の存在軽さに耐えられないのか・・。 テレーザ → トマシュか? あとテレーザの手紙に出てきたけどトマシュの人生は軽いか?そうは思わないけど・・。 もう一度この映画を見てみようかと思っている。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-20 23:02:18) 11.何回も観てしまう、好きなラブストーリーの一本。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2011-06-12 00:05:23) 10.《ネタバレ》 テレーザの女心の描き方や彼女の表現力が際立ってすばらしい。 軽薄だが信念のあるトマシュの生き方、男として非常に共感できる。 それを一番理解しているサビーナの存在で恋愛感情の機微を見事に 描き切っている。人間臭さをいたるところに散りばめたこの監督 独特の演出が見事の功を奏しているといった感じ。 【YAKINIKU2929】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-12 13:12:15) 9.長いです。グイグイのめり込む分けでもないし、アメリカ映画だけど、フランス映画みたいに冗長なところもあります。でも、削ったほうがいいと思うシーンもないんですよねえ。不思議な感じですねえ。見ていて退屈しないのは、主演のふたり以上にレナ・オリンの存在感がすごいからかな。皆さん書かれてますがラストはすごいです。音楽もすごくいい。静かで、傷口の上を優しく撫でるような感じ。長いけれども一見に値する映画だと思います。個人的には、トマッシュみたいにチャランポランそうに見えても、決めるところでは意地を通す男性に憧れるのでいい点つけちゃいました。現実に彼みたいな人がいたら大迷惑でしょうけどね(笑)。 【ひよりん】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-10 20:24:44)(良:1票) 8.ずっしーん。最後にきた感覚、たまらなかったです。こういうの大好きです。男女が出会ってから展開はトントン拍子で急過ぎる気がしたけど、まぁいいとします。この映画はそういうアバウトなところはとことんアバウトで、リアリスティックなところはとことんリアリスティックみたいな。そういうのもありか。話が進むにつれてズカズカ気持ちが押し上げられて最後は展開に釘付け状態でした。この結末は読めなかったなー。やられた感が拭いきれない。直訳だけど邦題も素敵です。ひねりの効いたこの映画大好き。 【未歩】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-07 18:32:51) 7.《ネタバレ》 主人公の女性に対する押さえ難い好奇心と愛情の交錯が純朴な彼女には最後まで絶対に理解できないとしても無理はないけれど、その良き理解者でもある女性画家の絡みは奇麗で嫌味がないところがいいです。この映画はワルシャワ条約軍の侵入から丁度20年経た自由化直後に製作された(だからカレル橋とかでのロケもしてる)のですがやはり20年は長かったし、実際に投獄されなくても主人公達のように事実上社会から抹殺された多数の人々にとっては救いはなかったに等しいと思います。彼女の唯一の冒険が当局の巧妙に仕掛けた罠ではないかと元大使から教えられて絶望的な気持ちになるところなどに当時の状況がうまく説明されています。結末は唐突だけれど、まあ幸せな状況での悲劇として愛犬みたいな安楽死とかでないところで救われています。題名の「耐え難くい軽い」存在は、体制の中で軽く抹殺されてしまう全ての人々なのでしょう。 【たいほう】さん 8点(2005-01-06 00:40:46) 6.10年以上前に、高校生の時に見ました。正直言って内容はあまり憶えてないのですが、ただ「愛は理性を超えるもの」と幼き時代に衝撃的な内容であったことだけは印象に残っております。 【tommymaranda】さん 8点(2004-06-20 07:14:07) 5.《ネタバレ》 まだまだこの作品を深く理解するアタマがないのですが、、、♪ステンカラージンの舟、がアレンジされ、街中は、、というあの時代を映す画面やエロチックな描写や♪弦音楽のせいか、なんか良かったわぁ~、と思わせてくれるこの雰囲気、わかってないのにやられてしまいます。でも一番わからんのがカレの反共主義。そこまで犠牲にするならなぜ後半ああなのか? 体制に屈したくはない、しかし、ダメだったのだ、というところをむしろビノシュが引きうけていた感があります、これぞ空しい男、というのかな? そういう男にゾッコン型ビノシュと、ライトな愛人型レナ・オリン二人には、わかるとこかなりありますわね。写真撮り合う二人の表情の微妙な移り変わり方、逆転、このシーン、とても好きです。レナ・オリンが恋人の前で泣くとこもいいです、なぜ泣くのか考えると共感できます。また二人のヨーロピアンな英語がかえって素敵(それに自分でもレナ・オリンくらいなら喋れるかも、と嬉しいじゃないの)。やっぱり男性って、まっすぐカワイイ女が好きなのでしょうか、そういうとこビノシュがとっても上手いし、プールサイドのシーンと「カノジョをキレイにしたいわ」シーンはドツボ!喝采!。//皆さんのレビューには、その理解の深さにうなってしまいます(悩める私をフォローして下さったと思われるおばちゃん様には感謝です、違う?思い込み御許し下さい(^^)”)、あとで読んでみるととてもよくわかりました、皆さんありがとう。精進してまたいつか観ようと思います。 【かーすけ】さん 8点(2004-05-04 11:34:14) 4.文学の香りのする映画。トマシュは一見なげやりな人物像だが、ダニエル・デイ・ルイスの美しさともあいまって、実に魅力的。軽さと重さは実は共存している、ということを、自らの肉体で具現化している彼という役者は、やっぱり本当にすごい人だ。でもそんなことを考えるまでもなく、この映画はただ彼の美しさを楽しむだけだっていいと思う。もちろん丁寧に観て、当時の社会背景に思いをはせるのもいいけれど。終盤の、ストーリーというより、画面からにおいたつ雰囲気がいい。ビノシュは共演者によって、好きな女優にも、嫌いな女優にもなる。本作は、3人の役者のバランスがよく、ビノシュ、オリンとも、ルイスに負けない輝きを放っていた。それがこの映画の最大の魅力かもしれない。<追記:あや、フォローしようとしたわけじゃないんですけどね(ポリポリ・・)結果的に何かが伝わったなら嬉しいんですけど、難しい映画を観たとき、理解しなくちゃなんて思わなくていいんじゃないかな、ということは、ちょっと言いたかったかな・・ポリポリ・・。> 【おばちゃん】さん 8点(2004-01-03 02:01:35)(良:1票) 3.長かったですけど退屈せずに見れました。面白かったです。 【愛人/ラモス】さん 8点(2003-11-17 10:25:38) 2.チェコの都市プラハを舞台に繰り広げられる3人の男女の三角関係は、濃いように見えて実は希薄で観ていてつらいものがある。3人には愛という感情がないらしいのだが、それ以上に欲望が勝っているという人間の営みを見事に描けている。邦題も上手いですね。 【チャーリー】さん 8点(2001-09-02 10:38:55) 1.ジュリエット・ビノシュがエロスを発散しまくってまして、映画のテーマと同程度のインパクトを残してくれました。3時間という時間は少し中だるみもあったように思いますが(二人の女性が裸体の写真を撮りあうあたり)、ジュリエットのピュアネスにうたれて最後まで目が離せなかった。終わり方もすっきりしているために良い。 【イギリスオレンジ】さん 8点(2001-08-22 21:20:55)
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