みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.丁寧な作りで役者もいい。物語の組み立てもうまく飽きることなく楽しめる。一方、見せ方に目新しさはなく、主役不在のため一人一人の葛藤は伝わりづらく、心に焼き付く登場人物はいない。全体としての印象はとても薄い。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-05-06 19:04:46) 10.我々日本人にとって教会は縁遠い存在であり、ストーリー的にも比較的淡々と進行する(事実としては衝撃的だが…)ため、コレと言った盛り上がりは感じられない。 しかし、魅力的な役者たちの優れた演技に関しては、大いに評価できる作品だった。 どの役者が欠けてもこの作品の成功はなかった!と確信させるところが、この映画のスゴさだと思う。 【チャップリ君】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-05-06 14:15:33) 9.こつこつと地道な取材が実を結びます。地味です。 【エイドリアン・モンク】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-05-05 17:53:18) 8.《ネタバレ》 1本でも多くの映画を真剣に真面目に見る、よりは好きになった映画をいっぱい愛する方がいいと最近思うのですね。そんな事を書くのはツイッターでこの映画を「教会ってモノにピンと来ないから楽しめなかった」って感想に対して「積極的に映画を理解しようとしないのは勿体ない」って批判する意見を見かけたので。 この映画、キリスト教圏の国に向けて作られてます。教会とかキリスト教の信仰の実態とかをキリスト教圏以外の人間に判りやすく解説するとかいう事は一切していません。描かれるのは教会で行われた複数の神父による複数の児童虐待事件に対する記者達の取材、その奮闘ぶりで、その外側は全く描かない、何が起きたのかを映像で説明したりしません。全ては事後の取材の姿のみで構成される映画。なので事件の当事者すら取材対象としてほんの少し登場するだけ。 そこからこの事件の恐ろしさを実感し、記者達の挑戦の困難さを理解できるのは実際にキリスト教圏に暮らし、日常の中に教会が存在している人だと思うんですよね。万物に神が宿る八百万の神の国、お寺や神社に年に何度かお世話になる程度の国、神様も仏様もごっちゃであちこちのお祭りにでかけたり参拝したりする国の人間がピンと来ないのは当たり前で。そこで何もアカデミー作品賞の映画だからって必死に理解する必要なんてあるのかいな?みたいな。それよりは好きな映画を愛した方がよっぽど映画と人にとって幸せなんじゃないかな? さて、正直眠い映画でした。ピンと来ないってトコだけじゃなくて、テクニック面に面白さを感じられなくて。このテの社会派映画の持つパワーっていうのがこの映画は希薄なんじゃないかって。ワリと「劇映画」のセオリー通りの画で構成されていて、記者が取材で街を歩くシーンが重ねられる部分での振り付けっぽさ(背景のエキストラの動きまで含めて)とか、ああ、作られた画だねぇ、って。 編集部の縦の構図なんかは面白いのですが、ならばもっと徹底されてたりする方がいいのに、みたいな。 『大統領の陰謀』や『ザ・ペーパー』のようなパワーある作りではなくて、良い言い方をすれば実直な作りなのですが、悪い言い方をすれば平凡。 アカデミー賞はタブーに挑戦した映画としての評価なのかな、って感じですが、まあ、そこら辺を無理矢理理解しようとする時間があるのなら自分の好きな映画を探す作業に移った方が有意義かと。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-05-04 22:01:09)(良:1票) 7.《ネタバレ》 常態化した教会による児童虐待。隠蔽された神域に切り込む、闇を照らすグローブ紙の記者チーム・スポットライトによる躍動感あふれる取材ドラマ。主演俳優なし、チームのメンバー全員が主役。奔走する記者たちの熱気が伝わってくる。性的虐待の具体的なおハナシは低俗でお下劣だが、実話。今年の米アカデミー作品賞受賞作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-05-03 00:05:16) ★6.カソリックの仕組みとかアメリカ社会に対する一定の理解がないと、ちょっと混乱するように思いますが、テンポよく下敷きにしたという「大統領の陰謀」に迫る力作でした。映画というよりドキュメンタリーをみているようで、男優女優のレベルの高さにため息です。カソリックの男子校中高に通い、身近に神父それも多くは欧米人神父に接していた者とすると、そんな神父はいなかったかな~昨今の神父の人材不足も大きいのかなあとも思いました。 【みんな嫌い】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-04-24 09:26:22) 5.《ネタバレ》 地味な展開ながらテンポよく進むストーリーにどんどん引き込まれる。わが国では理解しがたいキリスト教のお話。日本ならば、なまぐさ坊主がお縄になって三面記事で終わりそうな話だが、キリスト教が生活や信条に深く寄り添っているために事件が闇に飲まれタブーとなり蔓延させた。なんとも「信仰」というものは厄介ですな。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-04-23 20:08:13) 4.《ネタバレ》 被害者、弁護士にインタビューしつつ、メモを取る指先の動き。年鑑の名簿一行一行を定規でチェックしていく手作業。 そして、ひたすら足で歩いての訪問取材。 具体的な個人ではなく、システム・構造を追究するという 題材自体は文章向きかもしれないが、記者達の肉体作業を地道に描写していくことによって行動の映画にしている。 ドアを開けて人と会う、ドアが開いて人が顔を出す、そうしたドアを活用した人物の画面への現れが充実していて、 そのことが、画面への興味を途切れさせない。 『清しこの夜』の歌声がかぶる一連のモンタージュの抒情が染み入る。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2016-04-22 22:55:43) 3.終始、緊迫感があって、2時間飽きずに見れた。 話がよくて、役者の演技もいい、手堅い良作。 ただ実話ベースで、派手さや斬新さに欠けるのでカタルシス不足に感じる方もいると思われ。 とは言え、¥1800の元は十分取れました。 【fujicccoo】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-04-20 00:38:35) 2.《ネタバレ》 流石オスカー好みの内容。でも、作品賞受賞は消去法的。堅実な演出に、的確なキャスティング、多くの情報量を2時間強でまとめた脚本。優れた映画には違いないが、非キリスト教圏の日本では馴染みの浅い実話であり、知っていることを前提に作っているわけだから、ショッキングな題材の割に台詞と情報だけで交わされる展開についていくのがやっと。直接的な性的虐待を描写しなかったのは良いとしても、あまりの淡白さにすぐ忘れてしまうだろう。記者及び被害者が報われるカタルシスに欠けているというか、かと言って盛りすぎても不自然なので難しいところ。地道に取材を重ねるジャーナリストの執念に、ロールシャッハ(ウォッチメン)の「真実こそが正義」が頭に浮かんだ。 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 5点(2016-04-17 23:04:44)(良:2票) 1.《ネタバレ》 真実で誠実とはこの事と胸を打たれました。 泣き寝入りしていた弱者、強者によって虐待は無かった話にさせられていました。 相手は教会、大きすぎて勝負を諦める人もありました。 悔しいけどもみ消されてしまいう事世の中には、まま有ります。 そこをどうにかしようと挑戦するって凄いと思いました。 この作品の素晴らしい所は、順をおって分かりやすくお話が進み、丁寧に粘り強く取材していく。 そして大げさに騒がず、記者たちは目的の為に感情をぐっとこらえて仕事している。 そこに好感が持てました。 フラッシュバックとか一切無かったところも記者たちに集中して観られたので良かった。 アカデミー賞という事で難しいかな?と不安でしたが、日本人には共感できる真面目さが素晴らしい。 マーク ラファロさんのぼくとつな記者の演技が心に残りました。 レイチェル マクアダムズさんの人の話しを真剣に聞く姿にも感動しました。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-04-17 21:52:42)(良:1票)
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