みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
82.どうも格付けを連想してしまう、いかん。 【TERU】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-08-01 21:28:06) 81.《ネタバレ》 南北戦争を題材にした作品というと幼い頃に観た西部劇を連想してしまうのですが、この作品はアメリカ初の黒人による部隊を描いたものであり、初めて知る史実でした。かつて観た西部劇の世界とは全く異なる切り口。黒人差別が当たり前のように存在していた時代にあって、始めは本心では黒人の文化等に馴染めていなかった主人公が、やがて命を打ち捨ててでも先陣切って彼らとともに戦っていくように変わっていく姿は感動的です。 ただ、兵士が作戦上消耗品のように扱われていた時代の戦争ものは個人的に好みません。洋の東西を問わず、人海戦術に頼り次々と倒れていく兵士の命が軽んぜられていたかのように思えてしまう戦い(現実がどうであったのかは知りませんが)には、個人的に嫌悪感ばかりが先立ってしまいます。主人公にしても、黒人兵士たちにはそれぞれの人生があり家族がいることを知りつつも、彼らを過酷な任務に敢えて送り出したという判断は手放しには賛同できません。 最後の作戦は殆ど自殺行為。思いは理解出来ないこともないのですが、何か選択肢が異なるように思えて仕方ない。平和な時代に画面越しに映像作品として観ている身としては、到底当時の真実や価値観といったものを知る由もないのですが、それでも違和感を感じざるを得ません。 デンゼルさん、モーガンさん、マシューさんを始めとした出演者たちの素晴らしい演技に支えられ、最早名作と言っても過言ではない作品とは思いますが、どうしても戦争の悲惨さからは少々距離があるように思えてならず、7点献上に留めます。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-01-13 18:37:00) 80.黒人のみの部隊を率いるショー大佐だが、厳しくしながらも黒人たちを信じ、活躍させてやりたい、そしてそのために必要な訓練をさせてやりたいという気持ちが十分伝わってくる。黒人たちも、黒人として戦うのではなく、「人間」としての誇りのために戦うということに目覚めていく。細かいことだがそういったシーンや台詞回しが上手に配されていて脚本の良さを感じる。モーガン・フリーマンの泥臭い農民もデンゼル・ワシントンのインテリ黒人も良かった。南北戦争や奴隷解放宣言についてもっと知りたいと思わせてしまう佳作であった。好み45/50、演出13/15、脚本15/15、演技9/10、技術8/10、合計90/100→9/10点 【chachabone】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-07-02 22:59:35) 79.《ネタバレ》 西部劇ではお馴染みの南北戦争ですが、内部も内部、最前線のしかも黒人部隊を描いているというのが驚き。 黒人といえば南部で、被差別側で、白人は敵!という描かれ方がマジョリティなもんだから、北軍(白人)の掲げる自由に依り、誇りをもって一丸となって南軍と戦う黒人、という描かれ方は衝撃で、また、よくよく考えば確かにそういう人たちだっているよな、と納得もしました。 現代でいうところの「管理職の辛さ」を味わいまくるショー大佐ですが、部下からの信頼は絶大。それはひとえにレッテルに囚われずに黒人であろうと一人の人間として平等に接したというのが全てでしょう。黒人であろうと白人であろうと悪い奴は悪い、というのが焼き討ちシーンを筆頭に示されていました。 あまりにも素直すぎる黒人たちや結局アメリカ賛美の映画っぽい描かれ方には多少なり違和感もありますが、純粋に個の尊厳を扱った人間ドラマとして、良い作品だと思います。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-04-05 03:18:07) 78.使い捨ての駒のように北軍、南軍の兵士がバタバタ死んでいく戦闘シーンがリアルで凄まじかったです。坊ちゃん顔の主人公の強い正義感と死を覚悟した行動が胸を打ちます。この若き白人指揮官と黒人兵士たちの間に、当時としてはあり得ないほどの強い一体感が築き上げられたクライマックスに素直に感動です。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-02-28 00:16:07) 77.《ネタバレ》 南北戦争のころの黒人がどういう状況のもとに置かれていたのか、黒人の解放という大義のもとでさえそれがどんなふうに戦われたのか、アメリカという国の歴史を知るうえでこの上なくためになる映画でした。なかでも作品としてよかったのは、黒人の差別からの解放という重いテーマでありながら、安易なヒューマニズムに流されるのではなく、富裕階級の出身である主人公が、終始、戦争という得体のしれないものに圧倒されながら事態を見つめていたこと、その思いつめた表情がいちばん印象的で戦争のリアルを示すもののように思えた。 【柚】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-26 22:23:07) 76.最初は教科書的な映画かなと思ったけど、それ以上に重い展開となっていった。 黒人としてでなく人として、でも何故戦うのか、そういったことも考えること無く戦死していくことにどういう意味があるか、考えさせられる作品。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-03-23 21:24:14) 75.《ネタバレ》 ずっしりと見応えのある映画ですね。南北戦争というアメリカでの内戦、そこに編成された黒人による第54部隊のお話で、D・ワシントン、M・フリーマンという名優の重厚な演技が素晴らしい! マシューのあどけない雰囲気もこの作品での役割に合っていましたね。歴史的な事も含め大変勉強にナリマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-27 21:20:09) ★74.アメリカにおける歴史として必須。黒人ではなく人としての尊厳を守るための戦いである。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-07-08 01:07:11) 73.ドラマも良かったし、俳優陣の演技が圧倒的で厚みのある映画だった。 戦いのシーンは生々しく、迫力があり、息をつかせない仕上がりだった。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-31 20:55:13) 72.黒人兵士たちの演技がうまい。戦闘が続く後半よりも、黒人の立場がよくわかる前半が見ごたえあります。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-10 14:24:55) 71.《ネタバレ》 淡々としたストーリーで過剰な演出も無かったので登場人物が死ぬことを「イベント」にしている映画との違いを明確にしているように思えました。観ていて涙を流すと言うよりは感動しました。 この映画の舞台からおよそ150年後アメリカで黒人の大統領が誕生したのはマサチューセッツ第54連隊だけではなくその他多くの人々が必死で生きて歴史を作ってきた結果であり、オバマ大統領の存在そのものが彼らの死は無駄死にではなかったことの証だと思う。 【AIRS】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-02-02 17:21:52) 70.《ネタバレ》 人間が人間として扱われない不条理への怒り・恐れ、そのことが当たり前のように常識として存在しており、南北戦争の原因の一つとなっていることへの驚き、そしてそんな状況の中で自らの人間としての尊厳を取り戻そうとする登場人物たちへの賞賛等々様々な感情が湧き上がって来た作品でした。 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-08-18 01:30:01) 69.デンゼルワシントンとモーガンフリーマンが脇にいて面白くないわけがない!主役のマシューブロデリックもなかなか良い役でハマってました。お薦めしたい良い映画です。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-29 23:59:06) 68.《ネタバレ》 そおかぁ。みんな死んじゃうんですね。史実に基づいているから仕方ありませんね。みんなの笑顔を最後にもう一度見たかった。そう言えば、大佐の遺体も黒人兵の遺体も同じように扱われているのは、死んでしまえば黒人も白人も階級も関係ないということを暗示しているのでしょうか。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-07 20:19:23) 67.《ネタバレ》 脱走に失敗して、鞭打ちの刑を受けるデンゼル・ワシントン。鞭を受けながらマシュー・ブロデリックを見つめる眼から一筋の涙が流れる。それを観て「なんと美しい顔なんだろう」と思わず唸ってしまった。まさしく、名優が誕生した瞬間だったのだと思います。この映画の黒人俳優たちはみな表情が素晴らしい。彼らがワグナー要塞攻撃の前夜、焚き火を囲んでゴスペルを歌うシーンは涙なくして観れない名シーンです。そしてマシュー・ブロデリック、弱々しいお坊ちゃんが指揮官に任ぜられて奮闘する姿が健気で、内面の成長はともかくとして最後まで初々しい姿のまま戦死してしまうのがまた涙を誘います。第二次世界大戦では日系人部隊でも同じ様なドラマが繰りかえされていることを決して忘れてはならないと思うし、ぜひハリウッドでこの物語も映像化して欲しいところです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-01-19 23:41:29) 66.彼らが何のために死ぬのか日本でぬくぬくと生活している自分には完全に理解することはできないだろう。 【akila】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-01-15 23:40:19) 65.まずまず 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2010-12-14 23:04:44) 64.主人公の芯の強さ、苦悩など・・表情を楽しめました。 いつのまにか彼が次にどのような言葉を発するのか期待しながら鑑賞していました。 脇を固める隊員も個性派揃いで印象に残りました。 随所に「いいシーン」が散りばめられていて感動や涙を誘い、ちょっとズルいかな?という気もします。 そんなわけで重厚な戦争映画という雰囲気ではありませんでしたが、人間ドラマの展開に心温まりました。 【午の若丸】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-17 21:38:26) 63.《ネタバレ》 誇りというものは、人間にとって最も重要なものと言い切る根拠はないけれど、重要なものの一つであることは間違いないと思う。 軍隊に志願し、訓練を受け、激しい戦いに参加することで人間としての誇りを取り戻していく黒人兵達に感動と悲しみを感じた。 ただ、アメリカ人にとってあまりに自明なんで描かれなかったかもしれないけれど、何故戦う必要があるのかも、少しは描いて欲しかった。南軍の扱いが、あれじゃあ安手の戦争映画のドイツ軍扱い、あまりにも薄っぺらい。 ぼんぼんむき出しの主人公が、自分が黒人を教え導くつもりが、逆に人間として、どんどん成長していくのもよかった。 (第二次世界大戦などでは極めて合理的な戦術をとるアメリカ軍も、こういう全く無謀な作戦の経験があってこそ、成長していったわけなんだな、としみじみするとともに、この半世紀後に全く同じような無謀な銃剣突撃を繰り返しては、全滅していった某帝国陸軍がちょっと情けない) 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-14 10:26:43)
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