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ドッペルゲンガー

Doppelganger
2002年【日】 上映時間:107分
ホラーサスペンスコメディ
[ドッペルゲンガー]
新規登録(2003-10-30)【紅蓮天国】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
公開開始日(2003-09-27)


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監督黒沢清
キャスト役所広司(男優)早崎道夫とそのドッペルゲンガー
永作博美(女優)永井由佳
ユースケ・サンタマリア(男優)君島
柄本明(男優)早崎の同僚・村上
ダンカン(男優)メディコム産業社員
戸田昌宏(男優)早崎の助手・青木
佐藤仁美(女優)早崎の助手・高野
井上肇(男優)
脚本黒沢清
古澤健
音楽林祐介
和田亨(音楽プロデューサー)
撮影水口智之
製作ワーナー・ブラザース(トワーニ)(「ドッペルゲンガー」製作委員会)
日本テレビ(トワーニ)(「ドッペルゲンガー」製作委員会)
企画奥田誠治
泉英次
配給博報堂DYミュージック&ピクチャーズ
特撮浅野秀二(ビジュアルエフェクト)
録音郡弘道
照明豊見山明長
あらすじ
介護用“人工人体”の開発を進める天才研究者・早崎は、スランプに陥っていた。そんなある日、自分の分身、ドッペルゲンガーが現れる。会社を解雇された早崎は、分身を疎ましく思いながらも、泥棒を働き、研究費を稼いでくれる分身の協力を受け、“人工人体”の開発を続ける。そして新たに雇った助手・君島や、死んだ弟の分身に悩まされる由佳とともに“人工人体”の完成に漕ぎ着けるのだが…。

ヒゲ太】さん(2004-10-18)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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59.《ネタバレ》 『ドッペルゲンガー』というタイトルで、実際にドッペルゲンガーが登場する映画。ここまではえらく真っ当。
自分のドッペルゲンガーと出会うと死んじゃうらしい。とは昔からよく聞くけど、本人だけが死ぬのか、分身もともに死ぬのかは、よくわからず。はたまた、自分の分身と出会って、もしもその分身と同性愛関係なんかになってしまったら、自己愛そのまんま自分の肉体に溺れてしまったら、もはや絶対に歯止めが利かないこれこそ真の無間地獄じゃないか、と思ったり。ただし無間地獄ではあってもドラマは生まれ無さそうな気も。
この作品では幸いというか、これはこれで困るというか、登場するドッペルゲンガーは途轍もなくイヤな奴で、その手の無間地獄には陥らない。いわば、自分のイヤな面をそのまんま体現しているような感じですね。ははは。確かにこの状況は、イヤだと思う。これもまた困った状態。霊的な、超自然的な、幻想的なテイストからはどんどん遠ざかり(冒頭の永作博美とその弟とのやり取りにおける、やたら風に揺れるカーテンにだけはそういうテイストがあったけれど)、むしろ現実的に、主人公が追い詰められていく。当初の予想から外れて物語は、よりコミカルに、よりブラックに。ホラー映画らしいタイトルが選ばれたこの映画は、ホラー路線から離れて未知の領域へと。
やがて確かに、自分のドッペルゲンガーとの出会いは、「死」に繋がるけれど、死んだのは分身の方らしい。らしいけれど、実際はどっちがどっちなのか、どうでもよくなってくる。よくわからなくなってくる。はっきりしているのは、もう元には戻れないということ。ただし、元に戻るべきなのかどうか、元に戻って欲しいと誰かが思っているのかどうかも、よくわからない。とすれば、戻る必要も無いのかもしれない。登場人物たちの誰もが我こそ事態を操ろうとして、誰も操ることができず、無制御のロボットのように迷走した先には結局、崖が待っているだけなのだけれど。
この映画、役所広司が主人公とその分身とを一人二役(一役?)で演じていて、両者が一つの画面内に登場するシーンは、巧みな合成で違和感を感じさせません。しかし全部のシーンがそのように撮られている訳ではなく、当然、一方を代役が演じているシーンも多々ある訳で、下世話にも「いや、そうじゃなくて、見たいのは特撮なんだよ」と思っちゃう。いやホント下世話ですみません。さらには画面分割も。いやそうじゃなくてさ、と思っちゃうのですが、ある意味、一人二役を口実に画面分割を映画にちゃっかり取り入れてる訳で、しかもこれはこれで上手く演出しているので、ちょっと、してやられた感が。 鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2024-05-19 08:54:23)

58.《ネタバレ》 ドッペル関係では、日常生活の中にふらっと現れてくる怖さなんかは、しっかり焦点が定まっていたと思うのですよ。ドッペル役所の出番がもう少し少なかった方が、かえってもっと怖かったんじゃないか、とかは別として。また、各シーンをだらだら引っ張らない「整理の力」も、十分発揮されていたと思います。●しかし、最後の15分はなぜか全然別の作品になってしまいました。もしかすると、永作とかユースケもドッペルだったという可能性の示唆かな?とは思いましたが、それにしてはそれまでのネタの仕込みが不十分でした(永作はどのシーンも「その場にいるだけ」で、珍しくあまり活用されていませんでした。大体、もっともらしい最初の弟がどうのという部分も、結局後につながっていないのでは?)。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-02-02 01:42:09)(良:1票)

57.話の展開が読めないのが良い。集中してみていられました。 紫電さん [DVD(邦画)] 7点(2021-10-05 16:37:47)

56.ドッペルゲンガーが突然現われたらどうするか?
というテーマで序盤は進み、かなり怖いホラーな様相を呈していた。

家に突然出てきたドッペルゲンガーを恐れるあまり、見ないようにしてジッと固まってやり過ごすという対処法を取った役所広司が面白い。いい年したおっさんなのに(笑)

しかし、物語が進むに連れてドッペルゲンガーという現象そのものに対しては取り立てて深い掘り下げはなく、ドッペルゲンガーが居ようが居まいが、結局の所は同じ終着点だったような気もする。
ホラーだったのに終わってみればコメディだったという不思議な映画だった。

ただでさえ暑苦しい役所広司が二人も居るなんて、それだけで画面を占領してしまい、勘弁してくれと思った。 ヴレアさん [DVD(邦画)] 6点(2018-03-21 16:02:23)

55.《ネタバレ》 ○ドッペルゲンガーがもうひとりの自分でそれに打ち破るというのが概要だが、そのドッペルゲンガーとの対決を中盤に持ってきてその後展開していくのが良い。○終盤ややカオス状態だが、物語の中心にいた機会をぶっ壊すことで話は終了。 TOSHIさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-12-04 23:27:28)

54.当然フライシャー「絞殺魔」を観ていなければこの作品の真価は到底分からないのだけれど、それにも増してこのサスペンスフルな緊張と、笑ってしまうほどめちゃくちゃな展開には度肝を抜かれる。一つ一つのショットが洗練されており、ハンマーでの「ゴンッ」という音や、突き落とすときのタイミング、ユーモラスなドッペルゲンガーなど、素晴らしいカットには枚挙に暇が無い。ラストのロードムービー的な展開は黄金時代のハリウッドを意識しているに違いない。踊りながら海に落ちていくロボットとそれを後ろで見つめる男女。素晴らしい構図だ。男と女と車がいれば映画ができる。ロボットが居ても映画はできるということを黒沢清は証明した。 Balrogさん [DVD(邦画)] 8点(2014-08-18 20:09:50)


53.注意してほしいのは、これはドッペルゲンガーという現象を描いたホラー映画ではなく、ドッペルゲンガーを一材料として使い、「自分を見つめなおす」とか「自分の本当の欲求とは」とかそういう他のメッセージを描いているシュール系B級映画ということです。なにせ、“ドッペルゲンガーを見た人は死ぬ”というルールがまずあやふやです。私これ本当に驚きました。本作品のドッペルゲンガーは人を呪い殺したりといったことはしません。ただ現れ、ただやりたいことをやっていくだけです。これを念頭に置いて鑑賞しないと肩透かしを食らいます。これから見る人は注意してください。※ただし、これを念頭に置いて鑑賞しても面白いかは正直疑問です。 デルモゾールG軟膏さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-10-10 01:33:19)

52.《ネタバレ》 入り口と出口で全然切り口の違う映画でしたね~。てっきりオカルトホラーなんだと思ってたら、後半はホラーというよりブラックコメディみたいになってた。ドッペルゲンガー、つまりはもう一人の自分。みたら死ぬって言うやつ。永井さんの弟こそまさしくそんな死に方でしたが、早崎のドッペルゲンガーは、なんというか内に秘められていたもう一人の人格っていう感じがします。富と名声、金、女、そういう欲望の固まりとしての早崎道夫。それに対して、欲が全然なくて、人工人体を自分が作りたくて作ってるっていう、実際の自分。ドッペルゲンガーを殺しちゃったら、分離してた欲望の人格が自分と一つになったみたいで、そこからの展開が実にシュールなんですよね。だけど、永井さんがいたからこそ、その欲望の人格に結局飲まれずに済んだ。早崎も君島も村上もなかなか死なないのに、村上は突然トラックにひかれるとか(笑)。後半のこのシュールな世界観を楽しめるか楽しめないかで評価が大きく分かれそうですね。 あろえりーなさん [DVD(邦画)] 6点(2012-08-16 19:56:59)

51.なんじゃこりゃ。完全に制作側のやっつけ or 自己満足映画。ドッペルゲンガーっていう単語で企画が浮かんで大して脚本練らないまま制作が進んじゃった的な。自己開放せよってか。 movie海馬さん [地上波(邦画)] 3点(2012-07-16 19:06:40)

50.《ネタバレ》 緩めのホラーテイストを効かせたコメディでした。キーワードは「ストレス」で、ドッペルゲンガーは徹底してストレスフリーなキャラクター。ストレスを多く抱える人物ほど、オリジナルとの差が明確になるようだ。役所広司がその好例だけど、後半は永作やユースケや柄本明たち全員がいつの間にかドッペルゲンガーに変わっていると思わせるあたりがブラックな味わいです。後先考えずにストレスの元を壊して回れると爽快だと思う。羨ましい。でも、例の機械を捨ててしまうエンディングは面白みに欠けますね。ありきたりな回答以上のものではなかったです。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-18 22:05:18)

49.《ネタバレ》 「叫」で黒沢清監督作品を初めて観て、面白かったのでこの作品も観たのだが・・・
前半ホラー、後半はギャグのちロードムービーという感じ。
役所広司の演技はよかったが、肝心の脚本が何を伝えたいのかがわからなかった。
あまりにも話が支離滅裂すぎるのと、ホラーと銘打っておきながら怖くもなんともないのとで低評価。(ある意味終盤のキャラクターの行動は、理解し難く怖いといえるかもしれない)

理解し難い作品を見たい方には、おすすめ。 Sugarbetterさん [DVD(邦画)] 4点(2011-01-27 18:07:45)

48.《ネタバレ》 永作が途轍もなくカワユイ。嫁さんになってくれんかしらって思うてしもうたもん。お人形さんじゃないかしらって思うてしもうたもん。永作さんってどこかで売ってないかしらって思うてしもうたもん。 その永作さん、女優として転機となった作品という事でこのドップリゲンガーを挙げている。もとい、ドップリゲンガーを挙げている。もとい、ドッペルゲンガーを挙げている。 3737さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-01-19 22:18:20)

47.なんだろう… ホラーかと思いきや、終わってみればコメディだった。と言っても、笑えるわけではなく、ひねりのきかない中途半端なシュール系。俳優陣は良かっただけに、勿体無い。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-05-28 19:18:27)

46.なんでもありですか?ふざけんな! ダルコダヒルコさん [DVD(邦画)] 2点(2010-05-14 00:56:06)

45.《ネタバレ》 映画としては面白いと思います。本当はもっと長い映画だったのかもしれない、後半の本人かドッペルゲンガーか解らない演出で説明が故意に省略されている感じがやや微妙だが、それで良いような気もする。怖い映画ではなく、実は存在した一卵性双生児のそっくりな弟がひょっこり現れ、困っている兄を助けるが・・・と、いう感じ。なんで高速道路を使わないのかというようなつっこみはさておき、ユースケを含んであともう一ひねりあればかなりの評判になったんじゃないかという映画。 カーヴさん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-21 09:18:49)

44.《ネタバレ》 人が誰でも持つ感情の二面性。しかし、そんな二面性をもあざ笑うかのように、運命は人を弄ぶ。…というわけで、ユースケが銀の玉に追いかけられるシーンに爆笑 j-hitchさん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-04 01:21:14)

43.《ネタバレ》 ホラーかと思いきや、ブラック~な面白みがあってほくそえんでしまう映画です。受け入れるか入れないか・・・その上で生きていく事を選ぶか絶望するか。
柄本明のシーンは思わず、ひゃっ!てなります。
まりんこさん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-12 22:06:20)

42.すいません、さっぱり訳がわかりませんでした。 よしふみさん [DVD(邦画)] 3点(2008-08-24 21:12:54)

41.題材的には面白そうなんだけれども、やっぱり予想を超えることはありませんでした。前半は退屈ですが、後半からの展開はメチャクチャでまぁ良いです。最終的にはなんだかなぁといった感じ。もっとコメディタッチのがよかったのでは? すべからさん [ビデオ(邦画)] 4点(2008-06-30 17:05:02)

40.《ネタバレ》 オープニングはめっちゃ怖くて、これからどうなるんだろ~って観ていたら、だんだんオフビートなブラックコメディの様相を呈してくる。な~んだ、ホラーじゃなかったんだ。ドッペルゲンガーなんて思い切りホラーな題材を扱いながら、こう来たか?ちなみに、役所さんの本体はユースケに車で轢かれた時点で死に、ドッペルゲンガーがその跡を継いでます(実は2人が入れ替わるシーンが編集でカットされた)。 フライボーイさん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-07 01:44:26)

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マーク説明
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 59人
平均点数 5.75点
000.00% line
100.00% line
211.69% line
358.47% line
458.47% line
51016.95% line
62135.59% line
71016.95% line
8711.86% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review3人
2 ストーリー評価 5.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 4.60点 Review5人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 2.00点 Review2人

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