みんなのシネマレビュー

ザ・マジックアワー

The Magic Hour
2008年【日】 上映時間:136分
ドラマコメディヤクザ・マフィア
[ザマジックアワー]
新規登録(2008-01-07)【カラバ侯爵】さん
タイトル情報更新(2021-03-30)【イニシャルK】さん
公開開始日(2008-06-07)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督三谷幸喜
助監督片島章三
演出山田一善(アクションコーディネーター)
キャスト佐藤浩市(男優)村田大樹(だまされる男・売れない役者)
妻夫木聡(男優)備後登(だます男・クラブ「赤い靴」支配人)
深津絵里(女優)高千穂マリ(惑わす女・天塩の愛人)
綾瀬はるか(女優)鹿間夏子(尽くす女・クラブ「赤い靴」事務員)
西田敏行(男優)天塩幸之助(牛耳る男・天塩商会社長)
小日向文世(男優)長谷川謙十郎(振り回される男・村田のマネージャー)
寺島進(男優)黒川裕美(怖い男・天塩商会代貸し)
戸田恵子(女優)マダム蘭子(厚化粧の女・港ホテル女主人)
伊吹吾郎(男優)鹿間隆(動じない男・クラブ「赤い靴」バーテンダー)
浅野和之(男優)清水医師(港ホテル滞在客)
香川照之(男優)江洞潤(のし上がる男・江洞商会会長)
甲本雅裕(男優)太田垣直角(黒川の手下)
近藤芳正(男優)今野貴之介(CMディレクター)
梅野泰靖(男優)市長
小野武彦(男優)警察署長
梶原善(男優)西さん(ベテラン特機部)
榎木兵衛(男優)なべさん(弾着の名人)
阿南健治(男優)野島(操演担当)
市川崑(男優)映画監督(「黒い101人の女」監督)
中井貴一(男優)磐田とおる(スターな男・「黒い101人の女」主演)
天海祐希(女優)喪服の女(「黒い101人の女」正妻役)
山本耕史(男優)助監督(「黒い101人の女」セカンド助監督)
谷原章介(男優)ニコ(「暗黒街の用心棒」主演・殺し屋役(若き日の高瀬允))
鈴木京香(女優)小夜子(モノクロの女・「暗黒街の用心棒」ニコの恋人役)
寺脇康文(男優)ワンチャイ・バンダラビカル(「暗黒街の用心棒」タイ人革命家役)
唐沢寿明(男優)ゆべし(「実録・無法地帯」主演)
柳沢真一(男優)高瀬允(かつての映画スター)
市川亀治郎(二代目)(男優)カメ(時代劇スター)
香取慎吾(男優)只野憲二
奥田達士(男優)医者
天田益男(男優)ゆべしの取り巻き
迫田孝也(男優)AD
脚本三谷幸喜
音楽荻野清子
作詞三谷幸喜「I'm Forever Blowing Bubbles」(訳詞)
編曲荻野清子「I'm Forever Blowing Bubbles」
主題歌深津絵里高千穂マリ「I'm Forever Blowing Bubbles」
撮影山本英夫〔撮影〕
製作亀山千広
島谷能成
東宝
フジテレビ
企画清水賢治
市川南〔製作〕
プロデューサー石原隆〔製作〕(エクゼクティブ・プロデューサー)
配給東宝
特殊メイク江川悦子
特撮大屋哲男(VFXプロデューサー)
納富貴久男(ガンエフェクト)
IMAGICA(VFX)
作画橋爪謙始(画コンテ)
美術種田陽平
編集上野聡一
録音西尾昇(デジタル光学録音)(光学録音アドバイザー)
照明小野晃
その他市川崑(献辞)
あらすじ
映画のセットのような街・守加護(すかご)。街を牛耳るボス(西田敏行)の愛人・マリ(深津絵里)に手を出したクラブ支配人・備後(妻夫木聡)は、ボスの探している伝説の殺し屋・デラ富樫を見つけなければ、命がない。備後は、クラブの事務員(綾瀬はるか)とバーテン(伊吹吾郎)の助けを借り、無名の役者・村田(佐藤浩市)を映画の撮影だと騙して、デラ富樫に仕立て上げるのだが…。

ヒゲ太】さん(2008-06-15)
全てのをあらすじ参照する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
123456789


154.《ネタバレ》 アハハハ 面白かったですよ  佐藤浩市新境地開拓!? 役者が役者であるべき姿を熱演されていたと思います  やたらと凝ったセット(+VWのバス23ウインドウ?が可愛い)や古いマフィア風な独特の演出は  ある種この監督さんの特有の味だと   ただ、ちょっと長かったかな~ 最後のあたりは少し退屈気味  まぁそこらへんは相性の問題だとオモイマアス Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-31 09:13:30)

153.《ネタバレ》 この映画を観て、コメディとは、役者が面白いことをしたりして笑わせるのではなく、普通のセリフや演技が面白く感じられるように設定・演出することだとつくづく感じました。前半は「アンジャッシュのコント?」のようで、それを長時間見せられていささか退屈しましたが、中盤からラストにかけて、さすが三谷幸喜、素晴らしく面白い作品に仕上げてくれました。手っ砲(?)で本物を追い払うシーンは笑えました。でももう少し短く、特に前半をもっとすっきりさせてほしかったです。 ramoさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-16 00:45:27)(良:1票)

152.おなじみのドタバタモンで面白く飽きずに観れる。変に道徳観を入れないスッキリしたミニマムな後味がこの監督の隠し味なんだろう。 afoijwさん [DVD(邦画)] 7点(2012-01-15 02:37:08)

151. 前半から中盤にかけては、テンポもあり、笑いどころもあり、楽しめました。後半も楽しかったのですが、内容がというより、ここまでくるとどう終わらせるのか、その結末が気になって最後まで飽きずに見れたというイメージ。で、あ、それで終わり?ってのが正直な感想です。正直ラストは物足りなかったですね。いろいろな意味で。ただ中盤まではかなり面白いし(特に気付くまでは)後半も物足りなさはあるものの十分楽しめたので、映画としては良かったと思います。 たきたてさん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-06 03:31:23)

150.《ネタバレ》 面白かったです、素直に傑作です、私は^^ 三谷さん監督のコメディ系映画といぅ事以外は正直キャストもストーリーも知らずに見たのが逆によかったと思ぃます。(家族に録画頼まれたのを確認のため見た) いい意味で映画らしぃ映画見たぁー\(O ̄▽ ̄O)/て感じです。 ラストのエア銃シーンに私も加わりたぃ♪*^^* まおあむさん [地上波(邦画)] 9点(2011-11-06 10:32:56)

149.《ネタバレ》 アンジャッシュ的なズレネタがナイス。「カ~ット!って言っていいのはこの人だけなんだよ!!!」等等、いちいち面白い。 真面目に書けば、このような映画はドタバタが度を過ぎて滑稽で下らない作品に仕上がりがちだと思うのだけど、調子良いテンポで収まっている。常に昭和初期のイメージを作り込み、情景もまた良い。人間関係のブラシュアップも短時間の映画に収めている。不必要なキャラがいないのも好感。ベラ富樫は誰なんだろうと始めから探っていたら、あんただったの?と。まぁまぁ期待を裏切らなかった。深津絵里は美白な肌でいい女っすねぇ。ちょい出のキャストがメジャー級なのがまたナイス。サボテンブラザーズを思い出しましたねぇ。あの映画も映画の映画って感じでした。知ってる??? トメ吉さん [DVD(邦画)] 6点(2011-11-02 11:30:46)

148.《ネタバレ》 佐藤浩市がボスと事務所で初対面するシーンが面白い。ナイフやトランポリンのくだりは素直に笑えた。ただし内容のわりに、少し長すぎたかな?という気がしました。 civiさん [地上波(邦画)] 5点(2011-10-30 20:52:51)

147.昔の三谷幸喜の作品の笑いにはもっと「あざとさ」があって、ニヤリと、クスクスと笑えるのが心地良く、近年のような設定自体がぶっ飛んでいる「何でもアリ」な世界観ではなかなか出せない雰囲気があったように思えます。
この映画では、設定の割にはあざとい笑いを狙っている節があって、それがどうもハマってなく、かといって他に爆発力のある笑いも特にはなくて、またあざとさを狙ってしまったばかりに本来気にならなくてもいいはずのストーリーの細かい粗に目が行ってしますような、少々フラストレーションの残る感じでした。 なこちんさん [DVD(邦画)] 5点(2011-10-24 01:22:16)

146.《ネタバレ》 三谷幸喜監督作品では「ラジオの時間」以降、久しぶりに楽しめた。映画の中で映画を撮るという試みとその雰囲気作り、この映画は雰囲気を楽しむ映画と思って見れば良いぐらいにとにかく映画を撮るということと、映画の雰囲気、色んな映画のパロディ、あれはあの映画のパロディなのか?あれはあの映画に対するオマージュなのか?というような感じで観れば楽しめる。まあ、長いと言えば嘘になるし、もっとテンポよく撮って欲しいという不満もあるがこの映画に対する三谷幸喜監督の思いや市川崑監督の「カット!」の一言を見せてくれたことで市川崑監督作品ファンである私としては何だか嬉しく思えてきて見て良かった。三谷幸喜監督は間違いなく沢山の映画を見ていることが改めて解る一本でもある。 青観さん [DVD(邦画)] 7点(2011-10-23 18:42:32)(良:1票)

145.《ネタバレ》 何度も何度もナイフをなめるシーンからやり直すとこと、「誰なんだよこれー!?」と、最後のバンバンバーン!+「ホントに誰なんだよアンタ」、くらいですかね面白いのは。それ以外は可もなく不可もなくってな感じです。しかしいくらなんでもバレるだろw 最初の撮影所は完全に現代劇なのに、あの町があまりにアレなのでいい……のか? エンドロールであの町のメイキングを流してくれたのは良かったですが。自分は三谷幸喜大好きですが、彼の作品では「普通」レベルですかね。 まるにゃ~んさん [映画館(邦画)] 6点(2011-09-29 03:09:07)

144.ちょっと洒落た架空の港町を舞台にしたストーリーコメディー。
暗黒街のボスと役者稼業の男の勘違いがこの作品の妙味だと思うんだけど、
序盤の強引さはまだしも、その後のストーリー展開において、
ずっと目を瞑らなければならない、無茶な状況設定が延々とおまけでついてくるので、
いつまで経っても笑うことができなかった。
終盤は個人的に苦手な人情劇が絡んできて、洒落た舞台設定が台無し。
ピシッと決めてくれるかと思ったラストも、おちゃらけで終わっちゃって、
これはドタバタコメディーとして鑑賞するべきだったのかな?
主役の佐藤浩市ががんばっていただけに残念。 MAHITOさん [地上波(邦画)] 3点(2011-08-14 07:44:32)

143.《ネタバレ》 まったく笑えなかったので悲しくなってしまった作品です。
「まさにこれは映画のセットのように見えるでしょう。狙って作ったんですよ」とでも言わんばかりの街並みに違和感を持ち,その後の綾瀬はるか嬢の「まるで映画みたい」の台詞ですっかり覚めてしまいました。
その後もマジックアワーの定義についての佐藤さんの台詞をくどいと感じてしまったりで,序盤で白けてしまったのです。
また「トランポリンで跳ぶ佐藤浩市さんが見れます」などということを三谷監督が宣伝でしゃべっているのを見てしまったのが悪かったようで,実際のそのシーンが出てきたときには「ああ。ここですね」としか思えませんでした。
悪口ばかり言ってしまいましたが,三谷監督の「裏方LOVE」な思いは充分に伝わってきました。 まきげんさん [映画館(邦画)] 5点(2011-07-12 17:00:42)

142.レトロな街並みはGood!笑いに関してはもう少しほしかった。 たこちゅうさん [地上波(吹替)] 6点(2011-05-03 07:23:37)

141.《ネタバレ》 いじめ?がリアルだったり、いろいろと強引すぎなのが減点。それがなくても他の三谷幸喜作品の中では悪い部類。コメディシーンも観てて笑えるどころか、痛々しささえ感じてしまった。
ラスウェルさん [DVD(字幕)] 3点(2011-04-18 00:24:59)

140.無駄に長い。佐藤浩一早く気づけよって思ってイラついた。こういう強引でご都合主義な作風はあまり好きではありません。 nyさん [DVD(邦画)] 5点(2011-03-21 11:51:18)

139.TV番組の宣伝で、三谷監督が「最高傑作です。」と言っていたが、まさに映画の三谷作品では最高傑作といえるだろう。

前作"有頂天ホテル"も大好きだが、有頂天ホテルは人物像の描写よりも、シチュエーションを重視していたような気がする。
それはそれで、場面ごとに笑えてよかったのだが、今回は前作よりもさらに深い人物描写がされていて、ストーリーに重みが増していた気がした。

加えて今作は、マフィアが絡んでくるので、今までの映画の三谷作品にはなかった緊迫感"生きるか死ぬか"があり、観客も手に汗握りながら見ることができると思う。
もちろん、ギャング映画ではないので、バタバタと人が死んでいく…なんていうことはないのだが。

設定としては、三谷監督お得意の"勘違いから巻き起こる喜劇"なのだが、今作ではあまり笑わせよう、笑わせようとはせず、人間の汚い部分や、どうしようもない性を描いていたように思う。

だけど、それでも人間という生き物が愛おしいという、監督の思いが伝わってきた。ラストはそんな監督の優しさにあふれたものになっている。

全編を通して、三谷監督の日本映画への愛情が伝わってきて、昔からの映画ファンの方にも見て欲しいなと思った。

可笑しくて笑って、そして人間ドラマに少し涙させられて。
笑いと感動のバランスが絶妙の、老若男女誰にでもすすめられる映画だと思う。

役者たちもいい仕事をしていたと言えるだろう。特に主演の佐藤浩市は、絶妙な演技を見せてくれた。
監督も言っていたが、彼の新しい引き出しを開けたのではないだろうか。

余談だが、各所で出てくる豪華キャストをチェックするのも楽しみの1つ。前作"有頂天ホテル"からのキャラもいたりと、サービス精神旺盛だった。 Sugarbetterさん [映画館(邦画)] 8点(2011-01-27 15:35:03)

138.作風は嫌いではないが、ストーリーは強引過ぎでしょう。佐藤浩市がいい演技してたし、映画の撮影ネタを見れたのは良かったんだけど。 きーとんさん [DVD(邦画)] 5点(2010-09-23 22:14:17)

137.三谷幸喜監督の前作「THE 有頂天ホテル」を劇場で見た時すごく面白かったのだが、後になってDVDやテレビで見返すとそれほどでもなかったので、最初からDVDで見る本作にはあまり期待してなかったのだが、そこそこ面白かった。でも、売れない俳優を偽者に仕立て上げるという設定が「合言葉は勇気」の使い回しのようでややネタ切れかなと感じたのは残念。ボス(西田敏行)のいる部屋が「ゴッド・ファーザー」のドンのいる部屋を明らかに意識した作り(でも、西田敏行はマーロン・ブランドのようにはいかないよなあ、やっぱり。)だったり、伊吹吾郎がバーテンを務めるバーの名前が「赤い靴」だったりするのは笑えるし、深津絵里に名前をたずねたあとの佐藤浩市のセリフに大笑いしてしまった。(少しマニアックかもしれないが。)ほかにも、劇中劇映画に登場する鈴木京香の劇中での役名が小夜子というのも「犬神家の一族」の小夜子(川口晶、奥菜恵)を意識してるようでなんか笑える。「犬神家の一族」といえばやはりこの人の事を書かなければいけない。リメイク版に三谷監督が出演している関係からか、本作には劇中劇映画「黒い101人の女」(「黒い十人の女」)の監督の役で市川崑監督が出演。「ヨーイ、スタート」のかけ声とともに撮影が始まるのだが、これが市川監督にとって最後の「ヨーイ、スタート」なのかと思うとやっぱり何か感慨深いものがあるし、ああ、これが映画監督 市川崑の最後の姿なのかと思うと少し辛くもある。また、市川監督が撮っている映画の主演俳優役が中井貴一というのも、実際に市川監督の後期作品の常連だっただけに、それを意識したキャスティングなのかもしれないが、これもなにか感慨深い。そういえば、鈴木京香もテレビドラマが中心だったが、市川作品に数回出ているなあとそんなことも思ってしまった。全体としては6点くらいが妥当かなあと思う映画なんだけど、市川監督の関わった最後の映画ということで少し甘めに7点。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-25 11:56:04)(良:1票)

136.脚本が徐々に力を失っていった感があった。三谷幸喜ほどの脚本家でも、「面白くしよう」という意気込みが裏目に出ることがあるんだなと。とはいえ、彼の作品は日本映画界でも秀逸のコメディーだと思うし、単純に好きなので、次作もつい期待して映画館に足を運んでしまうと思う。もう少しタイトなストーリーが観たかったな。。 woodさん [映画館(邦画)] 6点(2010-06-26 18:32:10)


135.《ネタバレ》 【コメディパート】町の名が守加護(シカゴ?)。町の入口の塑像がドナルドダックもどき。わざと映画のセットっぽい建物で、それを映画内でフォローしている。ビンゴ(妻夫木)がダサイ下着。ヤクザなのに妙に昔のマフィア風。リーゼント、鳥打帽、セメント詰め、大げさな機関銃など。キャバレーの名が「赤い靴」。映画中映画が「黒い101人の女」(本当は「黒い10人の女」)で、本物の市川崑が登場。人気俳優の名前が「ゆべし」「亀」。ホテルの女主人が変すぎ。化粧が濃く、妙に姉御肌で、髪型と服装がすぐに変わる。サービスは最低で、役者にサインを大量にねだる。小さな醤油瓶が倒れ、その容積の何倍もの醤油が流れる。マリが弾き語りの札をせこく盗む。村田(佐藤浩市)が休憩中にたばこではなく飴をなめる。ボスと中ボスが最後まで芝居に気づかない。【感動パート】売れない役者が一連の騒動を通じて、映画を愛する役者としての自分の原点を再確認し、再出発を決意。自己中心的でころころ心変わりする女マリが、本気で人を愛することを覚える。「死ぬのは怖くない。怖いのは誇りを失ったまま生き続けることだ」「マジックアワーを逃したときの対処法は明日を待つこと」「スクリーンの中の私が堂々と見えるのはスタッフのおかげ」「次のマジックアワーを待っている。この歳になってもいまだに」「俺に会いたかったら映画館に来な」など名言あり。【感想】良く練られた脚本。笑える。小ネタが多いので得した気分になる。メインの役者の演技はうまい。二段落ちのラストはお見事。意外な人物が本物ベラ。「ありえない」ところはあるが、コメディなのでスルー。監督もきっと計算済み。マジックアワーは人生の黄金期の象徴でもある。それをまだ見つけられない無名の役者。無名故に嘘映画の主役に抜擢される悲哀。生き生きと演じる様子は笑えるが、後で思うとせつない。ラッシュを見て引退を決意。尊敬する先輩役者との邂逅で自分を再発見。芝居が不完全燃焼だったので引退を撤回。この感動パートがやや弱い。ここで泣けるのなら名作となった。マリのキャラは最後まで薄っぺら。「ベラ富樫」の由来はドラキュラ俳優「ベラ・ルゴシ」と「LAコンフィデンシャル」の謎の殺し屋「ロロ・トマシ」から。銃をドンパチ撃ちながら誰も死なない。どこまでも人を食ってる。こんな監督他に見当たらない。著名俳優が大勢友情出演するのは人柄なのでしょうね。 よしのぶさん [DVD(邦画)] 7点(2010-06-19 20:29:21)(良:1票)

別のページへ
123456789


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 174人
平均点数 6.70点
000.00% line
100.00% line
231.72% line
395.17% line
474.02% line
5169.20% line
63922.41% line
74123.56% line
83419.54% line
91910.92% line
1063.45% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.90点 Review22人
2 ストーリー評価 7.00点 Review28人
3 鑑賞後の後味 7.85点 Review28人
4 音楽評価 6.64点 Review25人
5 感泣評価 5.40点 Review20人

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS