みんなのシネマレビュー

モハメド・アリ かけがえのない日々

When We Were Kings
1996年【米】 上映時間:88分
ドキュメンタリースポーツもの
[モハメドアリカケガエノナイヒビ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2008-09-01)【+】さん
公開開始日(1997-11-15)


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出演モハメド・アリ
ジェームズ・ブラウン[主題歌]
B・B・キング
スパイク・リー
ノーマン・メイラー
ジョージ・フォアマン
撮影マリス・アルペルチ
ポール・ゴールドスミス〔撮影〕
アルバート・メイズルス
製作テイラー・ハックフォード
配給アスミック・エース
編集テイラー・ハックフォード
ジェフリー・レヴィ・ヒント
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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20.《ネタバレ》 モハメド・アリは、ベトナム戦争への徴兵に対して良心的兵役拒否を貫き、ヘビー級王座を剥奪された。さらにボクサー・ライセンスも取り上げられ、復帰まで3年7か月間の空白を余儀なくされた。復帰後、王者ジョー・フレージャーに挑戦するが、判定負けを喫する。それから3年余の紆余曲折を経て、ようやく新王者ジョージ・フォアマンとのタイトル・マッチが実現する。本作品は、後に「キンシャサの奇跡」として有名になる、その試合を取材したドキュメンタリー映画だ。
アリは巨大なものと戦っている。
当時史上最強、ゾウをも倒すといわれた鉄腕ファイター、ジョージ・フォアマンが対戦相手だが、戦う相手はそれだけではない。
先ず兵役拒否したことへの社会的バッシングがあった。
マスコミや評論家はおおむね、盛りを過ぎた元チャンピオン、アリに勝ち目はないと予想していた。
そして黒人差別問題。本名カシアス・クレイを奴隷の名として拒絶し、イスラム教に改宗し、モハメド・アリと改名したのも、根本には黒人差別が存在したからだ。
アリは、これらの敵に対して独特の戦法を講じた。
マスコミに対して、わざと大口を叩き、試合への関心を煽り、報道を加熱させた。フォアマンに対しては「お前は弱い」「ミイラのように動きが鈍い」と挑発し、精神戦を展開。差別社会に対しては「黒人は美しい」とアピール。
試合の場所がアフリカと決まると、「まるで故郷に帰ってきた気分だ」と、アフリカのファンを味方に付ける。
大口を叩くことによって世界の関心を集め、自分の商品価値を高め、同時に自分を追い詰め、豊富な練習量で武装する。
実にクレバーで、魅力的な男だ。貧しい環境で育ったこと、人種差別を受けてきたこと、懲役拒否により社会から手ひどい罰を受けたこと、すべてを味方にしている。二枚目的な面貌もあいまって、大人気を博するのも当然だ。
この試合で勝利したことにより伝説は作られ、アリはアメリカン・アイコンとなった。
今後、このような神がかったようなカリスマ性をもつボクサー、いやスポーツ選手は出ないのではないか。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 7点(2013-07-19 21:21:48)

19.《ネタバレ》 いい意味でなにが言いたいのか分からないドキュメンタリーでした。
アメリカの黒人にとってアフリカとは?
アリの言っているように本当に故郷なのか?
実際は独裁者がむちゃくちゃやってる国で理想もへったくれもない。
アリの言っているようにフォアマンが本当に嫌なやつかというと、めちゃくちゃ人格者。
ドンキングが言ってることは一理あるかもしれないが実際はとんでもないペテン師。

やけどアリはフォアマンを8ラウンドでKOしたことと、やっぱモハメド・アリはグレートやということだけは確かなんよね。 CBパークビューさん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-01 17:30:31)

18.スポーツマンとしての魅力より、“喋る男”としての魅力。自意識過剰と言ってしまえばそれまでだけど、とにかく自分についてのみ語りに語る。そうやって鼓舞しているのだろうか、なんと言うか、過剰に社会と化学反応する体質、まあそれがエネルギーになっているのだろうけど、なかなか面白い。自分の素早さを言うために「部屋のスイッチを切って電気が消えないうちにベッドに入っている」とか。とにかく燃え盛っている男なのだ。黒人パイロットに感動するところは、74年でもまだそうだったのかと思った。威厳というモチーフが底にある。しかし黒人国家も独裁社会で、全然黒人の天国ではなく、何人もの処刑の上のリングで戦っているの。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2009-03-17 12:05:12)

17.《ネタバレ》  アリは全スポーツ選手の中で史上最高のカリスマを持っている。現役当時より愛されているのは、彼が人種差別やベトナム戦争など時代とも戦っていたからだろう。試合前のインタビューで子供たちにドラッグに手を出すなと言っていたのも彼らしい。八百長というか最初から筋書きが決まっているプロレスのアントニオ猪木とは、全てにおいて正反対だな。 パオ吉さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-02 10:57:13)

16.同年代の英雄。生中継?でリストンをKO,徴兵拒否で服役後のタイトル奪還。不可能を可能としてしまうカリスマ性。その後の生き方。再認識しました。
'07.3/19 2回目鑑賞。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-09 21:42:33)

15.《ネタバレ》 これを先に観ておけば映画のALIがもっと面白かったと思う。

なぜならアリという本物=実物が出演しているからよくわかるのだ。

コレが一番わかりやすいと思います。

もうひとつドキュメンタリー映画があるんだけど本人が気に入ってない。

アリが認めた唯一の作品がウィル・スミス主演の例の映画ALI。

何で~??と疑問に思ったのも私はアリという実物を知らないから。

ボクシングとかの格闘技に興味がないから知らないんですね。

なるほど本当にこんな喋り方をしていたのか(爆)

単なる映画化のオーバーゼスチャーだと思ってたから・・

本当にこんな早口で自信満々に喋るんだ。

敵やマスコミ相手だと見下したようなケンカ腰で。

・・面白い個性ある人だったんだ。

まさに有言実行。

試合のときのフットワークもあんな踊るような足取りだったんだ・・

すごいわなぁ。

やはり本人を見ておかないと映画化されたのを見ても・・

またALIを観てみようかな。

これを観てから観たらもしかしたら感動するかも・・

うん、観たくなった。

事実は小説よりなんとやらですよね。

フォアマンの怖さというのがよく描けているのも本人だから。

やはり格闘ものは敵の怖さを描かないと・・

敵が6で主役が4でもいいんですよ。

倒したあとの感動があるから。

ちなみにこの作品は映画ではなくドキュメンタリー映画です。

アカデミー賞他たくさんの賞を取っています。

ここで思い出したのですが、

映画版のALIはメランコリックな演出もあってか、

一般受けはしなかった。

そして原作が(ここでいえばドキュメンタリー)アカデミー賞を取っていて、

映画化されてノミネートされているにもかかわらず、

賞を取れなかった作品が最近の作品で他にもあるのです。
それは、「ミュンヘン」


ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実  1999年 

アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞。




ドキュメンタリー賞を受賞した原作の映画化は難しい。

アルメイダさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-28 15:26:52)

14.DVDで見たのですが、良かった。できれば、試合の全シーンを見たかった。ただ映画の構成上無理なのかな・・・。せっかくDVD版で出したのなら、特典映像で付けてほしい。 ぱんこさん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-22 23:16:54)

13.本作鑑賞後、興奮冷めやらず、酔っ払ってシャドウボクシングしていたことを白状します。【黒猫クロマティ】さんは観終えて疲れたとおっしゃってるんですけど、自分は逆にアリの溢れんばかりのエネルギーを分けてもらったような気がして、元気が出ました。ボクサーとしての強さというか、人間としての強さに魅せられた感じです。彼が残した世界一短い詩が今でも脳裏にこびりついています。誇りのために、自分が自分であるために全力で戦う。その生き様の力強さ、美しさは鮮烈でした。 no oneさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-03 03:02:19)

12.一緒に見に行った「キンシャサの奇跡」リアルタイム世代の友人は感動しまくっていたし丁寧でパワフルな素晴らしいドキュメンタリーだと思う。ただ、私としては吠えて吠えて吠えまくるアリの、リングでもそれ以外でもいっぱいいっぱいで戦い続ける姿が、ツラくて見終わった時にはすっかり疲れ切ってしまった。 内容はどちらかと言えばボクシングの試合よりモハメド・アリと言う人物とその時代を描いているので「ロッキー」的なものを期待して見ると、ちょっと違うと思うかもしれない。 黒猫クロマティさん 7点(2004-08-17 13:43:16)

11.ウィル・スミスの映画で初めてアリの事を詳しく知った。で、この作品、実はもう一人の主人公はズバリ「アフリカ」そのものなのではないか、と思った。この作品には独裁者モブツ大統領(映画「ルムンバの叫び」にも出てたな、そう言えば)やあまり良いイメージのないプロモーター、ドン・キングも登場して、この「キンシャサの奇跡」と後に称されたイベントも、どこかキナ臭いものを感じないではないのだけれど、そうしたものもひっくるめて包み込んでしまう、アフリカの大地のパワーと包容力みたいなものを、感じた。 ぐるぐるさん 7点(2004-07-06 16:43:17)

10.ME WE 永遠さん 8点(2004-04-04 10:20:36)

9.これは観てて大興奮してしまいました。アリ vs フォアマン戦を前にした当時の熱気というものがよく伝わってきて、観てる方としても十分温まった頃に、ついに試合開始! 試合のヒトコマヒトコマをもっともらしく解説していくのがいいですね。とにかくこういうのに弱い!つい真に受けてしまい、アドレナリン噴出しまくり。「キンシャサの奇跡」一点に絞りこんでいく構成が大正解です。そして敗れたフォアマンもちゃんとフォローしてるのがさらに好感持てます(確かこれが唯一のKO負けですね?)。後の対猪木戦は茶番扱いで完全に無視されてますが、気にしません。私はG馬場派ですからね。ふふ。 鱗歌さん 8点(2003-12-13 01:51:42)

8.全格オタ必見。 pied-piperさん 8点(2003-10-26 11:09:41)

7.少ししかアリという人を知らなかったが彼の功績というのはすごいものだとしらされた! アンリさん 8点(2003-05-31 13:58:33)

6.アリあんまり知らなかったんで少しアリを知ったかも。とてもかっこよかったです。猪木だけじゃなくアリもボマイエなんですね。 バカ王子さん 7点(2003-02-21 20:38:07)

5.個人的に不満だったのは、“語り(解説)”が多いかな、と。当時の“キンシャサの奇跡”をリアルタイムに観れなかった者としては、手の込んだ演出も何も挿入せず、そのままのボクシングの試合を観てみたかった気も。作品としては素晴らしいんではないでしょうか。やはり事実には勝てません。 イマジンさん 6点(2003-02-06 20:18:14)

4.OPのジャズクルセイダース?がイイね。当時の映像、音楽に痺れました。 venomさん 7点(2003-01-12 18:49:06)

3.蝶のように舞い、蜂のように刺す。蝶も蜂も決して強い動物ではない。ただ、その言葉には深い人間性と強さが象徴されている。悲壮のなかの逆転劇を見たい人はおすすめ。結果が分かっていてもきっと満足するとおもいます セクシーさん 10点(2002-11-07 13:02:06)

2.ボクシングファンなのでかなり期待していた作品だったのですが、正直満足はしませんでした。ボクシングにおいても人種問題に関してもアリについても描き方が半端だと感じました。 チャベスさん 3点(2001-10-19 23:16:58)

1.半ば伝説化した「キンシャサの奇跡」と呼ばれるアリ対フォアマンの世界戦を追いながら、黒人達の精神的カリスマとしてのモハメド・アリを浮き彫りにしていくアカデミー受賞ドキュメンタリー。試合を中心にしたドラマチックな展開の中で、「人種分離」ではなく「民族の文化の再興」を望むアリの饒舌な主張は、今世紀の「文明の衝突」を予見させて非常に考えさせられます。完成までに20年をかけた労作に7点献上。 sayzinさん 7点(2001-10-07 12:21:43)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 7.10点
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1015.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1996年 69回
ドキュメンタリー長編賞 受賞 

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