みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
53.《ネタバレ》 例によって例のごとくいかにもエグゼクティブなマイケル・ダグラスが、デミ・ムーアに言い寄られて危うく貞操を奪われそうになる(今さら?)のを、柄にも無く自制心を働かせてしまったもんで、今度は彼女にセクハラで訴えられてしまう。という訳で以下、ひと頃のクリントン大統領みたいな情けない状況に置かれちゃう。 結局は何だかんだと偶然が続いて、彼は命拾いをし、彼女に一矢報いたりもするのですが(しかし彼女には社外にちゃんとポストがある、というなかなかの皮肉)、この作品を見てると要するに、こんな目にあったら、確かにこれだけ偶然が続きでもしない限り、まず助からんよなあ、と。そういう意味ではなかなか怖いオハナシです。 携帯電話持っただけで浮かれてるダグラス親父の前には未知のVR空間が広がり、このヒト、今回は何とかなったものの、早晩、時代に取り残されるんだろうなあ、と思わせられ、アナログ世代の最後のひと足掻き、みたいな感じが、これまたマイケル・ダグラスというヒトからは絶妙に染み出しているのでした。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-08-23 22:36:01) 52.女性から男性へのセクハラというテーマに全面に打ち出した映画、のはずでした。しかし、映画の前半は確かにセクハラでしたが、後半は会社乗っ取りがテーマに移り、セクハラのテーマがなくなってしまいました。そういう意味で少し期待はずれでした。デミー・ムーアはとてもきれいで魅力的でしたが、結局女を武器に会社に利用されただけというのが可哀想でした。。。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2020-04-22 10:19:43) 51.この頃のデミ・ムーアはいい女でしたね。デジタルの小難しい話はさっぱりわかんないけど全体のストーリーは普通にわかって面白かった。結構古い映画だけどそれほど色あせていませんね。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 6点(2017-08-06 21:59:36) 50.《ネタバレ》 主人公が窮地を脱するのが「間違い電話の録音」「盗み聞き」などの偶然によるイベント頼みである事。 「自分を陥れようとした悪女に証拠を突き付けて、見苦しい言い逃れをする相手に勝利する痛快さ」を二度続けて描いている事。 上記が難点となっているのですが、それを差し引いても面白い映画でしたね。 何といっても、配役が絶妙。 マイケル・ダグラスは如何にも好色そうで、周りから「セクハラしたんじゃない?」と疑われてしまうのも納得だし、それだけに彼が「家族」を選んで誘惑に打ち勝つ姿が光って見えました。 デミ・ムーアの方も性的魅力に満ちていて、中身は「嫌な女」なのに、観ていて全く不快に思えないから不思議。 本作の主人公からすれば紛れもない悪女な訳だけど、本人なりに「男性社会で苦労して出世してきた」という矜持のようなものはあったんだろうな……と感じさせる辺りが、役者さんの上手さなのでしょうね。 そもそも会社側が隠蔽工作の為、主人公をクビにしようと画策していた訳だし、彼女の誘惑は「彼と再び関係を結んで弱みを握り、仲間に引き込んで守ってあげる」のが目的という、歪んだ愛情表現だったのかも知れないと考える事も可能だと思います。 作中のあちこちにて「女性が世に出て働くようになった事を警戒する男性」が描かれているのも、特徴の一つですね。 「その内に精子を提供する者だけが少数残されて、残りの男は滅ぼされる」なんて際どいジョークが飛び出すのだから、当時の世相なども窺えるようで、興味深い。 女性が働いて出世するのが当たり前になった現代すると、何だか滑稽にも感じられるのですが、それでも当人達にとっては深刻な問題だったのだろうな、と思えます。 男性側の目線で描かれた作品であり、偏った世界観となってしまいそうな中で「最終的な勝者となったのは、副社長に就任した女性」となっている辺りも、上手いバランスだったかと。 結局、主人公の出世は叶わずに「Friend」の正体が明かされるというオチについては(まぁ、そんなものか)という程度で、さほど感銘を受けなかったのですが、その後に「家族からのメール」で〆る構成には、唸らされましたね。 思えば事前に「どんなに悪い噂を立てられても、子供達は父親の無実を信じている」という伏線が張られていた為「パパ、早く帰ってきて」というメッセージと、手描きのイラストの威力が倍増しているという形。 出世する喜びなどではなく、家族と一緒にいられる幸せを感じて笑う主人公の姿が、実に恰好良かったです。 「セクハラ問題」「会社内の権力闘争」と、ドロドロした内容が続いていただけに、気持ちの良いハッピーエンドでした。 【ゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-02-10 18:25:42)(良:1票) 49.《ネタバレ》 面白い!逆セクハラというより、もはやパワハラの問題でしょうか。いや、合併企業に対して開示すべき情報を隠蔽するための口封じが真相なので、セクハラやパワハラの問題でもないんですかね。まあ、とにかく面白かったです。 不明な点は確かにあります。社長はすべての真相を知っていながら、トム・サンダース(マイケル・ダグラス)をスケープゴートにしようとしたのか?フィルの目的は?メレディスのパワハラ・セクハラはトムが拒否した結果、トムを陥れる道具となりましたが、トムが拒否しなければそのまま懐柔するつもりだったんでしょうか? まあ、動機付けがはっきりしない部分はありますが、それを差し引いてもラストはきちっとわかりやすいハッピーエンドですっきりしました。忘れかけたころに“Friend”の正体が明らかになるラストも良いですね! ただ、フィルと社長が諸悪の根源のような気もするんですが、二人には社会的な制裁はないんです。組織内での最高権力者にはやはり手が出せるものではないのでしょーか。二人が何らかの形で失脚するところも見たかったなー。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-03 03:38:30)(良:1票) 48.《ネタバレ》 友人が昔、経費の不正使用と勤務状況の改竄で会社に陥れられた事があった。当時は小泉政権下のミニバブルと言われた世の中で、特に努力をしていなくても仕事に切れ間が無く、他の誰かが勝手に稼いでくると言う狂った世界だった。 その中で、彼は仕事を全くしないで経費の不正使用と備品業者との癒着で生活していた上司の目にとまってしまったらしい。友人は社内の正常化を牽引していたが、本当は優秀であったがため彼の周りにいる人間がパフォーマンスを見せないと釣り合わなくなってきてしまったのが実態らしい。 だが、これを面白く思っていない人間が居た。彼の上司と社長だ。同性愛や上司が会長の妾腹では無いかと疑われているほどに、不自然に親密だったのだ。 突然会議で偽造書類と嘘の勤務報告が行われて、進退伺いを言い渡された彼は私の所に相談に来たのだった。 「俺は会社で陥れられた。いったいどうしたら良いんだ」とうなだれる彼に挽いたばかりのコーヒーを勧める。そしてアドバイスを待つ彼に話しかけた。 「面白い話だな、俺だったら狂喜乱舞しちゃうよそれ」 意味が解らんと言う面持ちでカップが右手に浮かぶ。そう言う事では無くてどうしたら良いんだよ俺は、と苛立っているようだった。 「映画だとドラマになっちゃうんだよな、でも現実は違う。君は私の所に来たからには何にもしなくて良い」と言ったとき、私は薄ら笑いを浮かべていたらしい。 すぐに馴染みの弁護士を呼び出して、友人がこっそりコピーしたという偽造文書を手渡し色々と耳打ちをすると、弁護士は言う。 「いや、こう言うの待ってたんだよ簡単ですかっとするヤツ」笑いながら颯爽と去って行く彼に気の抜けた声で、じゃ頑張ってねなどと笑いながら言う二人を見て、友人は狐につままれたままだったが、来週には解決してるからせっかく来たし遊んで行きなよという提案にそのまま乗って、帰って行った。 その後弁護士は労基署でわめき散らし、社長の自宅に押しかけ脅しのような話をさんざん聞かせたのだった。本人も含め社内の人間のあずかり知らない所で事件は解決したのだが、小さな会社のオーナーやその腰巾着あたりが自分の性癖を満たしたいと言うだけの動機で人一人を陥れようとすると、痛い目に遭う。 そう言う事を思い出す映画だった。が、映画の方はそこまで面白くなった。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 6点(2013-01-21 03:53:20) 47.《ネタバレ》 まずまず楽しめました。ひとまずハッピーエンドでしたし。デミ・ムーアこわいけど、会社の人事抗争がさらに背後にあったか。社長とフィルがなぜ主人公を陥れようとしたかがよくわかりませんでした。 【えぴおう】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-05 10:28:15) 46.逆セクハラがテーマの社会派ドラマではなく、 あくまで社内の権力争いを描いたサスペンス映画。 シナリオ自体は手堅くまとめていて、ヒネリやオチもちゃんと用意されているのだが、 総体的に少々小粒かな、といった印象。 序盤は逆セクハラを中心に話が展開されるので、社内での人間関係の描写が浅く、 主人公を陰でフォローするキーポイントなる人物もあまりピンとこなかった。 サスペンス物としては佳作だが、デミー・ムーアの悪女役がよく、そこそこは楽しめる。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2012-09-14 05:59:13) 45.いやぁ、ボクなら誘惑に負けます 【くまさん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2010-06-17 00:22:05)(笑:1票) 44.《ネタバレ》 アメリカ映画のいいところは、どんなモチーフ扱っても「個人の組織への抵抗」に絞られていくとこ。悪いところは、それが類型化しても平気ってとこ。セクハラの話というと、だいたい内容が決まってしまいがちなものだが、それをちゃんと根元の「公と私との混同」いうところまでさらってから話を作っている。どんなモチーフからも普遍性を導こうとする。これはハリウッドの美点だと思う。一週間のストーリーってのも締まってていい。一度目の解決のあとにもう一波乱、ってのもサービス精神。「将来のある男と、過去のある女ね」なんて、セリフも練る。まことに類型に収まる典型的なハリウッド映画だが、こういう安定を味わいたい気分のときもあるのだ。話の根底にあるのは、台頭する女性にますます募らせる男の被害妄想か。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-05-27 12:04:57)(良:1票) 43.《ネタバレ》 マイケルダグラスに、デミムーアって濃ゆすぎ。どちらが悪人でも非常に胸くそ悪くなるんですが、そのイライラ度がなかなか(笑)無さそうでありそうですね。オープンなデスクとか事務所の内装が格好良く洒落て見えました。 【成田とうこ】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-03-16 00:14:54) 42.《ネタバレ》 デミ・ムーアの悪っぷりが良い。ストーリーは詰めが甘いが、逆セクハラを題材としたところに+1点。 【円軌道の幅】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-02-28 18:38:26) 41.《ネタバレ》 中盤まで白け気味だったんです。デミ・ムーアの誘いに乗らないほうがおかしい、そりゃあんたが正しいかも知れないけどさって感じで ですけど途中からは、陰謀に気がついてひたすら主人公ガンガレって感じになりました。あの有能な女弁護士が痛快でした。 ただ、大好きなサザーランドがこんな役をやったのは少し悲しかったです。 追記 落ち着いて見るとかなりご都合主義のショボい脚本ですね。事が起こった際に間違い電話をして切らずにいて、全てが知人の留守番電話に残ってるとか、対立する側が大声で話し合ってるのを偶然盗み聞きするとか、ちょっと日本のテレビドラマでもやらないような恥ずかしい展開で1点マイナス。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-07 21:58:42) 40.《ネタバレ》 うーん、イマイチ・・・。当時話題になった逆セクハラのシーンもそれほどではないし、それ以降の争いも特にハラハラしなかった。感情移入できる人物がいないのが理由かな。 【noji】さん [地上波(吹替)] 4点(2008-10-20 23:03:47) 39.《ネタバレ》 サスペンスとしては悪くない出来だと思います。かなりハラハラ、ドキドキさせられました。メールの差出人であるステファニー(会社のCFO)がメレディス(デミ ムーア)側の動きを察知し、実際はトム(マイケル ダグラス)をうまく手引きしてメレディスの失脚を狙っていたとは。最後に支社長の座を手に入れた彼女がスピーチで締めくくるシーンは驚きと共に気分爽快でした。デミムーア、マイケル ダグラスともはまり役で他の俳優が思い浮かばないほどぴったりでした。特にデミムーアは悪女が似合いますね。最後の方は無意識にトムを応援し、何とかメレディスに一泡吹かせてやると気合が入りました。 【スティーヴン・ジェラードの妻】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-02-12 22:20:33) 38.サスペンスとしてそこそこ楽しませてもらえるのですが、売りがない内容ですね。 【カラバ侯爵】さん [地上波(吹替)] 6点(2007-12-05 04:23:11) 37.《ネタバレ》 逆セクハラやバーチャル・リアリティーが話題になったようですが、パワーゲームの伏線にも注意して鑑賞するのも一興かと思います。以下はネタバレですが、逆セクハラ、IT、M&Aなどの舞台裏で、合併後にスピンオフが予定されるシアトル部門の長の座を巡って、女性同士のパワーゲームが繰り広げられていた・・・という設定になっています。メレディスは、コスト削減の過程で犯した失敗・責任をトムに転嫁して自らが部門長の座に就こうと、合併を成功裏に収めたいCEOや法務部長を味方につけ策略を巡らせます。他方、策略を察知したステファニーは、それと知られずにトムを手引きすることで、それを阻止しようとします。つまるところ、グラス・シーリングがあると言われる企業社会での女性の立ち回り方が、主要なテーマの一つになっているのではないでしょうか。 【Picander】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-04 18:52:46) 36.デミ5作品目は、やり手上司ながらスケベ心は忘れていませんが、裁判映画なのかセクハラ映画なのか微妙なないようでした。 【SAT】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2007-06-10 12:56:34) 35.この原作および映画が作られた当時では携帯電話やCD-ROMがハイテクの代表みたいになっていて,そこにバーチャル・リアリティを派手にプレゼンテーションするやり手のヒロインが登場するところ,また当時の日本では全く知られていなかった調停人など時代を先取りしている部分が多くて興味がありました。舞台となるシアトルは今ではマイクロソフト社で知らないひともいませんが,当時のハイテクの中心はシリコンバレーでした。ヒロインのイメージは当時では全くの創作ですがシリコンバレーのハイテク産業の代表であるHP・コンパック社でのフィオリーナ前社長などを思い起こすと決して古い時代のものとは思えません。 【たいほう】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-10-03 23:52:17)(良:1票) 34.《ネタバレ》 戦うサラリーマンマイケルダグラスが最後デミムーアに反撃するのはプチ痛快でした笑てか実際デミムーアみたいな上司に強要されたら本当「どうする、俺!?」って考えたりする笑けどそんなおいしい会社はないか。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-29 22:32:50)
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